寝起きの吐気の強い逆流性食道炎

30歳代 男性 美容師

昨年末から寝起きの胃のむかつき、吐き気、ゲップ、食欲不振が続いている。年明けの5月くらいから上記症状に加えてだるさや意欲の低下も増してきた。

食事も油物や肉類は食べることができず、いつも麺類しか食べtれない。

消化器内科でもらった薬では改善が図れなかったことから来院に至った。

【検査からの身体所見】

背中が亀の甲羅のように丸まっており、肩甲骨下部付近の脊柱起立筋の緊張が強い。

胸鎖乳突筋の鎖骨付近の緊張が強い

腹診の結果、肋骨やみぞおち付近に圧痛と緊張が強い。さらに、胃の中間付近にあたる腹部も圧すると不快感が強い。

当院での施術

●初診(5月26日)

・鍼施術:百会、太衝、合谷、曲泉、手三里、次リョウ、胞膏

⇒胸鎖乳突筋、腹部の緊張、横隔膜付近の緊張を緩める目的

 

●2診目(6月2日)・3診目(6月5日)・4診目(6月9日)・5診目(6月19日)・6診目(6月30日)

初診に同じ

※鍼施術ではその日の体調により使用するツボが多少変更

症状の分析と治療の推移

【症状の分析】

逆流性食道炎において問題となるのは肩甲骨下部の脊柱起立筋の緊張、胸鎖乳突筋、みぞおちや肋骨付近の緊張である。

これらの緊張を緩和することで胃の圧迫感が軽減していき、胃のむかつきや吐き気など胃の症状は軽減していく。

【治療の推移】

初回施術直後から背中の張りがスッキリした体感が得られた。その翌朝は胃のむかつきや吐き気が軽減していた。

施術3回目頃には肉類も食べれるようになり、食欲が向上してきた。色々なものが食べれるようになった反面、朝の胃のむかつき感が少し気になってきた。

夕食の時間が仕事の関係で22時以降になることが多かった。それが胃のむかつきを発生させていると分析し、食事時間や内容を変更したところ、上記症状が軽減した。

施術4回目くらいから、セルフケアにお灸を始めたことで症状の軽減ができるようになったので、施術5回目から日にちの間隔をあけるようにした。

施術6回目には症状も軽く、今後はセルフケアで自分で管理していく自信がついたことから治療を終了した。

※お灸によるセルフケアは治療の経過が良いことから、途中から始めたものであり、セルフケアだけで治療が完結できるものではありません。

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