散歩すると胸やけゲップが止まらなくなる逆流性食道炎

60歳代 男性 自営業

数か月前から散歩中にゲップとみぞおちに強い胸やけが出るようになり、喉が締め付けられたようになり時に動けなくなる。

特にゴルフに出かけると上記の症状が強く出る。

病院で逆流性食道炎と診断されて、投薬を続けているが改善がみられないため、当院に来院された。

【検査からの身体所見】

背中が亀の甲羅のように丸まっており、肩甲骨下部付近の脊柱起立筋の緊張が強い。

胸鎖乳突筋の鎖骨付近の緊張が強い

腹診の結果、肋骨やみぞおち付近に圧痛と緊張が強い。

膝の内側に強い圧痛がある場所がある。

当院での施術

●初診(5月26日)

・鍼施術:太衝、曲泉、三陰交、四讀、次リョウ、胞膏

⇒胸鎖乳突筋、腹部の緊張、横隔膜付近の緊張を緩める目的

 

●2診目(5月29日)・3診目(6月1日)・4診目(6月5日)・5診目(6月9日)・6診目(6月12日)・7診目(6月15日)

初診に同じ

※鍼施術ではその日の体調により使用するツボが多少変更

●7診目(6月22日)~

初診に同じ

自宅でのセルフケア(お灸)を実施
症状の分析と治療の推移

【症状の分析】

逆流性食道炎において問題となるのは肩甲骨下部の脊柱起立筋の緊張、胸鎖乳突筋、みぞおちや肋骨付近の緊張である。

これらの緊張を緩和することで胃の圧迫感が軽減していき、胸やけやゲップが軽減する。

本件の特徴として、散歩やゴルフという動作が引き金になっている。この共通点は膝であり、身体所見にも膝の内側に強い圧痛がある。

この膝の内側に強い圧痛がツボ(鍼をする場所)として用いられる。

【治療の推移】

初回施術直後から喉がスッキリした体感が得られた。その翌日は散歩してもゲップと胸やけは軽減していた。

施術5回目頃には散歩での症状は気にならなくなってきたが、ゴルフをすると発生する症状は変わらず気になっていた。

施術6回目くらいから、セルフケアにお灸を始めたことで症状の軽減ができるようになったので、施術7回目から日にちの間隔をあけるようにした。

施術10回目には、普段に胸やけやゲップになることはなくなったが、ゴルフをするときだけ症状は残った。

今後はセルフケアで自分で管理しながら定期的(2~3週間ごと)にメンテナンスに通院することとした。

※お灸によるセルフケアは治療の経過が良いことから、途中から始めたものであり、セルフケアだけで治療が完結できるものではありません。

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