長年の腹鳴恐怖症から腹痛が悪化していった

10代 男性 中学生

5年前から腹鳴恐怖症で悩んでいて、途中学校も行けない時期があった。

病院では過敏性腸症候群なのかもと言われているが具体的な薬は処方されず様子見だった。

3年前から腹痛が強くなったということで、病院で処方された薬を飲んでいても良くなる傾向が無かったので、当院に来院された。

通院頻度・回数

週2回 14回

施術と経過

●初診時

身体を検査したところ、下腹部・左臀部・左前脛骨筋の緊張が強かった。

問診では、普段からゲームやスマホをしている時間が長いことが分かった。その時に姿勢が悪くなりやすいとのこと。

小学生の頃、足を骨折したことや週1回の頻度で左足の痛みが起こっていた。このこととが左臀部の緊張に関係があることと、左足の前脛骨筋の筋緊張とも関係している。

施術では、下腹部の血流改善だけでなく、姿勢の改善をすることを目的に行った。

●2~3回目

お腹の張り感が減った。

腹痛も和らいでいる。

腹鳴は続く。

●4~6回目

朝の腹痛が楽になっている。便秘が続く。

お腹の痛みよりも胸の周りが苦しく息苦しい。特に夜が辛い。

腹鳴は頻度は減った。

●7~8回目

腹痛を感じる時は減っているが、夕食後は辛い。

胸の苦しさ・息苦しさは改善している。

●9~10回目

腹痛はなく調子がいい日が増えた。

●11回目

腹痛・腹鳴ともに調子よい。

通院間隔は週1回とした。

●12回目

1日だけ昼食後腹痛(昼食後に塾があった)

●13回目

お腹の調子に全く問題ない。

通院間隔は2週後とした。

●14回目

2週間経っても生活に問題なくお腹の事を気にすることもなく過ごせている。

治療を終了した。

使用したツボ(施術部位)

以下のツボに鍼をすることにより下腹部(腸)の血流改善をすることで症状改善を図った。

また、臀部の緊張を改善して姿勢を改善することで猫背による腹部圧迫の改善を図った。

ニノ殿:大殿筋の緊張緩和⇒姿勢の改善

足三里:前脛骨筋の緊張緩和⇒下腹部の血流改善

地機:後脛骨筋の緊張緩和⇒下腹部の血流改善

 

まとめ:症状の分析

子供は特にゲームスマホで普段の姿勢が無意識に悪くなりやすい。このことがお腹の症状に関係していた。

なので、消化不良から起こるお腹の緊張の部分を鍼治療で良くすることと、姿勢に関係するお尻の緊張を緩和することで腹痛と腹鳴が改善していった症例である。

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