
名古屋市緑区の鍼灸院【自律神経専門】
鍼灸TAKA
〒458-0924 愛知県名古屋市緑区有松3408(名鉄本線有松駅から徒歩8分)
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当院を実際に利用された耳鳴り・耳閉感(耳詰まり)でお困りだった患者さまの症例をご紹介します。
以下の一覧からタイトルをクリックすると該当の症例がご覧になれます。
(男性 50 代)
(男性 30 代)
症例⑰:【聴力検査では異常なし】トンネルの中にいるような左耳の耳閉感
(女性 60 代)
症例⑯:【疲れると悪化する】両耳管狭窄症による耳の詰まり感・耳鳴り
(女性 50 代)
症例⑮:天候が悪いと繰り返す両耳の詰まり感 吐き気や胃の不調も併発
(女性 30 代)
(男性 20 代)
(70代 男性 無職)
(30代 女性 事務職)
(50代 男性 内装業)
(20代 女性 エステ店勤務)
(40代 女性 主婦)
(60代 女性 主婦)
(30代 女性 営業職)
(70代 女性 無職)
症例⑤:仕事始まりに突然なった耳鳴り
(40歳代 女性 銀行員)
(60歳代 女性 主婦)
症例③:不安症から来る耳鳴り
(40歳代 女性 営業事務)
症例②:頭痛を伴う耳鳴り
(80歳代 女性 無職)
(30歳代 女性 薬剤師)
50代男性の患者様が、左耳の「キーン」という高い音の耳鳴りを主訴に来院されました。
耳鳴り自体は最近始まったものではなく、約5~6年前から続いていました。
長年耳鳴りはあったものの、普段はそれほど強く意識することはなく、耳鳴りがある状態にもある程度慣れて生活されていました。
ところが、当院へ来院する約1週間前から、それまでより明らかに耳鳴りの音が大きくなりました。
耳鳴りは一日中同じ大きさで聞こえているわけではなく、あまり気にならない時間もありました。一方で、車の中など周囲の音が少ない密室では耳鳴りを強く感じることが多く、「キーン」という音が大きくなると煩わしさを感じ、日常生活にも支障が出るようになっていました。
「5年以上前から耳鳴りはあるものの、最近になって急に音が大きくなった」というのが、今回来院するきっかけとなりました。
耳の状態を調べるため医療機関も受診しましたが、検査では特に異常は認められず、「異常なし」と説明を受けていました。
そこで、耳そのものだけではなく身体の状態も含めた別の方法を探し、鍼治療を希望して当院へ来院されました。
なお、既往歴として糖尿病がありました。
週1~2回 計8回
●初診時の所見
初診では、耳鳴りの音や出現する状況について詳しく確認するとともに、耳周囲だけではなく、首や肩を含めた身体全体の状態を確認しました。
触診では、左耳の後方にある翳風付近の緊張に加えて、首から肩にかけて強い筋緊張が認められました。
今回の患者様は5年以上前から左耳の「キーン」という耳鳴りがありましたが、直近1週間でその音が大きくなっていました。
そのため当院では、耳鳴りそのものだけに着目するのではなく、初診時に確認された耳周囲や首肩の緊張を整えることを施術方針としました。
施術では、首肩の緊張緩和と可動域の改善を目的として、手背部と下腿のツボを使用しました。
さらに、左耳後方の翳風付近の緊張を整える目的で、骨盤と手首のツボにも鍼を行いました。
耳鳴りがあるからといって耳周囲に多くの鍼をするのではなく、触診によって確認された身体の緊張に合わせて、耳から離れた部位のツボも組み合わせて施術しました。
● 施術後の経過
【第1回目】
初回施術後、患者様からは、
「耳鳴りが出る頻度が少し減ったような気がする」
との報告がありました。
ただし、この時点では明確に大きく改善したというほどの変化ではありませんでした。
5年以上続いている耳鳴りであることから、初回の反応だけで判断するのではなく、身体の状態と耳鳴りの変化を確認しながら施術を継続することとしました。
【2回目以降】
2回目以降も、初診時に確認された**首肩と翳風付近の緊張**を一つの指標として、基本的には同様の方針で施術を継続しました。
施術を重ねるにつれて、耳鳴りの頻度や大きさにも徐々に変化が現れました。
ただし、毎回少しずつ症状が軽減していったわけではありません。
経過の途中には、再び耳鳴りを大きく感じることもありました。
それでも施術を継続していくと、来院のきっかけとなった「大きなキーンという耳鳴り」が出ることが少なくなっていきました。
最終的には、直近1週間で悪化していた大きな耳鳴りは落ち着き、5年以上前から感じていた元々の耳鳴りと同程度まで戻りました。
耳鳴りそのものが完全にゼロになったわけではありません。
しかし、患者様が最も困っていた「以前より大きな耳鳴り」がほとんど出なくなったことで、車内などで耳鳴りを強く意識することも減少しました。
日常生活で耳鳴りに煩わされることが大幅に少なくなり、症状スコアも初診時の10から2まで改善しました。
膀胱兪
骨盤周囲から身体全体のバランスを調整する目的で使用しました。
精霊
手背部から首肩周囲の緊張を整える目的で使用しました。
養老
手首から首周囲(特に翳風付近)の緊張を調整する目的で使用しました。
陰陵泉
下腿から身体全体の緊張を調整する目的で使用しました。
三陰交
下腿部から全身の状態を整える目的で使用しました。
※実際の施術では、その日の身体の状態を確認したうえで使用するツボを選択しています。
※以上のツボ以外にも合計10か所以下を施術
今回の症例で重要なのは、耳鳴りが最近になって初めて発症したわけではないということです。
患者様には、すでに5~6年前から左耳の「キーン」という耳鳴りがありました。
しかし、それまである程度慣れて生活できていた耳鳴りが、来院1週間前から急に大きくなり、日常生活でも強く意識するようになっていました。
耳鳴りの場合、単純に「いつから耳鳴りがあるのか」という期間だけでなく、
といった点も重要だと当院では考えています。
今回の場合は、5年以上続いていた耳鳴りそのものより、「最近になって耳鳴りが大きくなり、生活の中で気になるようになったこと」が大きな問題でした。
そのため、長年続いている耳鳴りを完全になくすことだけを目標とするのではなく、まずは最近悪化した状態を以前の状態まで戻すことを目標として施術を行いました。
結果として8回の施術後には、最近出現していた大きな耳鳴りはほとんどなくなり、元々あった耳鳴りと同程度まで落ち着き、症状スコアも10から2まで改善しました。
耳鳴りは「ある・ない」だけで評価するのではなく、音の大きさや頻度、気になる場面、日常生活への影響がどの程度変化したかを見ることも大切です。
今回の症例では耳鳴りそのものは残っていましたが、患者様が困っていた「最近大きくなった耳鳴り」が落ち着き、日常生活への影響が大幅に減少したことを改善の一つの目安としました。
耳鳴りで耳鼻科を受診し、聴力検査や耳の検査を受けても、明確な異常が見つからないケースがあります。
しかし、検査で異常が見つからないことと、耳鳴りによる困りごとがないことは別です。
今回の患者様も医療機関では異常なしとされていましたが、実際には左耳の「キーン」という耳鳴りが以前より大きくなり、特に車内などの静かな環境では強く意識する状態でした。
当院では、このような耳鳴りに対して耳だけを見るのではなく、**耳周囲や首肩などの緊張状態も確認**します。
今回も、左耳後方の翳風付近と首肩に緊張が確認されたため、その状態を一つの指標として鍼施術を行いました。
特に長期間続いている耳鳴りの場合、「耳鳴りを完全になくす」ということだけではなく、音が小さくなる、気になる頻度が減る、耳鳴りを意識せず生活できる時間が増えるといった変化も大切だと考えています。
もちろん、耳鳴りにはさまざまな原因が考えられます。
特に、突然耳鳴りが強くなった場合や、急な聴力低下・耳閉感・めまいなどを伴う場合には、まず耳鼻科を受診して必要な検査を受けることが重要です。
そのうえで、医療機関で大きな異常が見つからないにもかかわらず耳鳴りが続いている場合や、今回のように以前からある耳鳴りが最近になって強くなった場合には、鍼治療を選択肢の一つとして検討することもできます。
30代男性の患者様が、左耳に続く「キーン」「シーン」という耳鳴りを主訴に来院されました。
症状が現れる前には高熱があり、それに伴って強い頭痛も生じていました。頭痛については病院で治療を受けたことで改善しましたが、その後、仕事中に耳の聞こえ方に違和感を覚えるようになりました。
特に気になったのが、職場で使用されている機械のアラーム音でした。
それまで普通に聞こえていた高い音が、左耳では聞こえにくく感じるようになり、左右の耳で音の聞こえ方が違うように感じていました。
病院を受診して聴力検査を受けましたが、検査上の聴力は正常範囲内でした。
しかし、本人としては明らかに左耳の高い音が聞こえづらい感覚があり、当初は耳が詰まったような耳閉感も伴っていました。
その後、耳閉感については自然に消失しましたが、左耳の「キーン」「シーン」という耳鳴りは残りました。
この耳鳴りには特徴があり、朝起きた直後にはほとんど感じませんでした。
一方で、仕事中に事務所にいるときや、自宅の室内などでは耳鳴りを感じやすく、周囲の環境によって耳鳴りの感じ方に違いがありました。
また、高熱後から下を向くと気持ちが悪くなるという症状も出ていました。
仕事や日常生活ができなくなるほどではありませんでしたが、「検査では問題がないと言われたものの、以前とは耳の聞こえ方が違う」「室内にいると耳鳴りが気になる」という状態が続いていたため、鍼治療を希望して来院されました。
週2回 計3回
●初診時の所見
初診では耳の症状だけではなく、顎・首・肩など耳周囲と関係する部位についても触診を行いました。
特に目立っていたのが、顎周辺の筋緊張の左右差でした。
耳の近くには顎関節や咀嚼に関係する筋肉があり、顎周辺の状態と耳の違和感が同時にみられるケースもあります。
そこで今回は、耳鳴りが出ている左耳だけに施術するのではなく、左右差が確認された顎周辺の緊張を整えることを一つの施術方針としました。
さらに、「下を向くと気持ち悪くなる」という訴えもあったため、首・肩周囲やふくらはぎなどの状態についても確認しました。
触診するとこれらの部位にも緊張が認められたことから、耳鳴りだけを個別に捉えるのではなく、身体全体の緊張状態を確認しながら施術を組み立てました。
手首・骨盤のツボを中心に使用し、加えて臀部のツボにも鍼を行いました。
【第1回目】
初回施術後、耳鳴りそのものが完全になくなったわけではありませんでしたが、患者様からは**「耳鳴りの音が少し高くなった感じがして、以前より気にならなくなった」**との報告がありました。
耳鳴りでは「音が消えたかどうか」だけではなく、音質や大きさ、気になる頻度などが変化する場合があります。
今回は初回から耳鳴りの感じ方に変化が現れたため、その後も身体の状態を確認しながら同様の施術方針を継続しました。
【2~3回目】
2回目以降も、顎周辺の左右差や首・肩などの緊張を確認しながら施術を行いました。
施術を重ねるにつれて、仕事中や自宅の室内で感じていた耳鳴りの存在感が徐々に小さくなっていきました。
最終的には、耳鳴りをほとんど意識せず生活できる状態まで改善しました。
計3回の施術で大幅な改善がみられたため、耳鳴りに対する施術は終了としました。
施術期間中に耳鳴りが再び大きくなったり、新たな耳症状が現れたりすることもありませんでした。
養老 L
手首周辺から顎や首周囲の緊張を整える目的で使用しました。
膀胱兪 L
骨盤周囲から身体全体の緊張を調整する目的で使用しました。
二ノ臀 LR
臀部から首・肩を含めた身体の緊張を整える目的で使用しました。
※実際の施術では、その日の身体の状態を確認したうえで使用するツボを選択しています。
※以上のツボ以外にも合計10か所以下を施術
今回の症例で特徴的だったのは、病院での聴力検査では正常範囲だったにもかかわらず、本人には左耳の高い音が聞こえにくい感覚と、「キーン」「シーン」という耳鳴りが残っていたことです。
特に職場の機械のアラーム音など、高い音に対して左右の聞こえ方に違いを感じていました。
また、耳鳴りは一日中同じように聞こえていたわけではありません。朝起きた直後にはほとんど感じず、仕事中の事務所や自宅の室内では耳鳴りが目立つという特徴がありました。
このように、検査結果だけでは捉えにくい「聞こえ方の違和感」や、時間帯・環境によって変化する耳鳴りについては、耳の状態だけでなく、身体の緊張状態も含めて確認することが重要だと鍼灸TAKAでは考えています。
今回の患者様を触診すると、特に顎周辺の緊張に左右差があり、さらに首・肩周囲にも緊張が確認されました。
そこで当院では、耳そのものに直接アプローチするのではなく、顎や首肩など耳周囲と関係する部位の緊張を整えることを施術のポイントとしました。
その結果、初回施術後から耳鳴りの音質に変化が現れ、「以前より気にならない」という変化がみられました。その後も施術を重ね、3回の施術で耳鳴りをほとんど意識せず生活できる状態まで改善しました。
今回の経過から、鍼灸TAKAでは、病院の検査で大きな異常が確認されない耳鳴りであっても、顎・首・肩などに強い緊張や左右差がみられる場合には、そうした身体の状態を整えることが症状改善につながる可能性があると考えています。
また耳鳴りを評価する際には、単に「耳鳴りがある・ない」だけではなく、音の種類、大きさ、気になる時間帯や場所、聞こえない時間があるか、日常生活でどの程度意識するかまで確認することも重要です。
今回のように、「聴力検査では正常と言われたけれど聞こえ方がおかしい」「耳鳴りだけが残っている」というケースでは、耳だけではなく身体全体の状態を確認することが、施術方針を考えるうえで一つのポイントになると考えています。
今回の患者様は、高熱と頭痛をきっかけとして、その後に耳の聞こえ方の違和感や耳鳴りが現れたという経過をたどっていました。
ただし、高熱そのものが耳鳴りの直接的な原因だったと、この症例だけから判断することはできません。
重要なのは、発熱後に耳の症状が現れたという経過だけで原因を決めつけず、まず医療機関で必要な検査を受けることです。
特に、突然聞こえ方が変わった場合や、片耳だけの耳鳴りに聴力低下・耳閉感・強いめまいなどを伴う場合には、まず耳鼻科を受診することが重要です。
今回も病院で聴力検査を受けたうえで来院されており、検査では正常範囲とされていました。
そのうえで当院では、耳そのものだけではなく、初診時に確認された顎の左右差や首・肩などの身体の緊張にも着目して施術を行いました。
結果として初回から耳鳴りの感じ方に変化がみられ、3回の施術後には耳鳴りが気にならない状態まで改善しました。
「検査では正常と言われたけれど、以前とは聞こえ方が違う」「耳鳴りだけが残って気になる」という方も、耳だけではなく、顎や首肩を含めた身体の状態を確認することで、改善の糸口が見つかることがあります。
そのような場合は鍼治療を選択肢の一つとして検討することもできます。
60代の患者様が、左耳の「ボーン」とした耳閉感(詰まり感)を主訴に来院されました。
症状が始まったのは来院の約1週間前でした。朝起きたときから突然、左耳が塞がったような感覚が現れ、ご本人はその状態を「トンネルの中にいるような感じ」と表現されていました。
何かに集中しているときには一時的に気にならないこともありましたが、基本的には一日の大部分で耳の違和感を感じていました。
特に「このまま耳が詰まった状態が続くのではないか」「耳に何か問題があるのではないか」という不安が強く、耳閉感そのものだけでなく、症状を常に意識してしまうことも日常生活での負担となっていました。
そこで耳鼻科を受診し、聴力検査を受けましたが、明らかな聴力低下は認められませんでした。
聞こえそのものには大きな問題がないにもかかわらず、本人には明確な左耳の詰まり感が残っている状態でした。
また、耳閉感に加えて眼精疲労も併発しており、目の疲れとともに首肩周囲にも負担を感じていました。
病院の検査では聴力に問題がないものの、左耳の違和感が改善せず、不安も続いていたため鍼治療を希望して来院されました。
週1~2回 計4回
●初診時の所見
初診では耳周囲だけを見るのではなく、首・肩を中心に身体の状態を確認しました。
触診すると、首から肩にかけて明確な張りが認められました。
今回の症例では耳鼻科の検査で聴力低下が確認されていなかったことに加え、眼精疲労も併発していたことから、耳だけを局所的に刺激するのではなく、首肩を含めた身体の緊張を整えることを施術方針としました。
そこで、臀部・下腿・手のツボを使用して鍼施術を行いました。
耳閉感があるからといって耳の周囲に多くの鍼をするのではなく、触診で確認された首肩の張りを指標として、身体の離れた部位から緊張を整えていきました。
初回施術後に再び身体の状態を確認すると、来院時にみられた首の張りが和らいでいました。
それとともに患者様からも、左耳の「ボーン」とした耳閉感が軽くなったとの変化が確認できました。
【第1回目】
臀部・下腿・手のツボを中心に施術しました。
施術後には首の張りが軽減し、それと同時に左耳の閉塞感についても軽減がみられました。
初回から身体の緊張と耳閉感の両方に変化が確認できたため、2回目以降も基本的には同じ方針で施術を継続しました。
【第2回目】
2回目の施術後には、来院のきっかけとなった左耳の耳閉感が消失しました。
それまで感じていた「ボーン」という感覚や、「トンネルの中にいるような感じ」も気にならなくなりました。
耳の違和感がなくなったことで、症状に対する不安も軽減し、日常生活の中で耳を意識することも少なくなりました。
【第3~4回目】
耳閉感が改善した後も、身体の状態を確認しながら施術を継続しました。
施術期間中に左耳の閉塞感が再び強くなることはなく、新たな耳症状も認められませんでした。
また、当初併発していた眼精疲労についても軽減しました。
計4回の施術を行い、耳閉感の改善が維持されていることを確認しました。
膀胱兪 L
骨盤周囲から身体全体の緊張を調整する目的で使用しました。
百会
頭部のツボから身体全体の緊張を調整する目的で使用しました。
築賓 L
ふくらはぎから首・肩の緊張を調整する目的で使用しました。
飛揚 L
ふくらはぎから首・肩の緊張を整える目的で使用しました。
開魄 L
首(胸鎖乳突筋)から耳周囲にかけての緊張を整える目的で使用しました。
※実際の施術では、その日の身体の状態を確認したうえで使用するツボを選択しています。
※以上のツボ以外にも合計10か所以下を施術
今回の症例で特徴的だったのは、本人には強い左耳の閉塞感があるにもかかわらず、耳鼻科の聴力検査では聴力低下が認められなかったことです。
耳閉感というと、「耳が聞こえにくくなった状態」と考えられがちですが、実際には今回のように、聴力検査では問題が確認されなくても、
「耳がボーンとする」
「耳が塞がっているように感じる」
「トンネルの中にいるような感覚がある」
といった耳の違和感を訴える方もいます。
今回の場合、症状は一日中まったく同じ強さではなく、何かに集中しているときには一時的に気にならないこともありました。
一方で、普段はほとんどの時間で耳の詰まりを感じており、症状そのものに対する不安も強くなっていました。
当院で身体の状態を確認すると、耳そのものよりも首・肩の張りが目立っていたことも特徴です。
さらに眼精疲労も併発していたことから、鍼灸TAKAでは今回の耳閉感を耳だけの問題として捉えるのではなく、目の疲労や首肩の緊張を含めた身体の状態と合わせて考える必要がある症例と判断しました。
そこで耳周囲を集中的に刺激するのではなく、臀部・下腿・手など離れた部位のツボを使用し、首肩の緊張を整えることを目的として施術を行いました。
その結果、初回施術後には首の張りと耳閉感の両方が軽減し、2回目の施術後には「トンネルの中にいるような」左耳の閉塞感が消失しました。
さらに施術を継続することで耳閉感の改善が維持され、併発していた眼精疲労にも軽減がみられました。
この経過から当院では、耳鼻科の検査で聴力に問題が認められない耳閉感であっても、首肩などに強い緊張がみられる場合には、耳だけではなく身体全体の状態を確認することが重要だと考えています。
もちろん、耳閉感には中耳・内耳をはじめさまざまな原因が考えられます。
そのため、突然耳が詰まった場合や、聞こえにくさ・耳鳴り・めまいなどを伴う場合には、まず耳鼻科を受診して必要な検査を受けることが大切です。
そのうえで、「聴力検査では異常なしと言われたのに耳が詰まっている」「病院では問題がないと言われたけれど耳の違和感が続いている」という場合には、首肩など身体の状態にも目を向けることが改善の糸口になる可能性があると当院では考えています。
「耳鼻科では問題ないと言われたけれど、耳の詰まりが取れない」「トンネルの中にいるような違和感が続いて不安」という方は、耳だけではなく首肩などの身体の緊張が強くなっていないか確認してみることも一つです。
耳閉感の感じ方や併発している症状は一人ひとり異なります。
「自分の耳閉感も鍼治療の対象になる?」「聴力検査では異常なしだったけれど相談しても大丈夫?」という方は、現在の症状やこれまでの検査・治療経過を添えて、まずはお気軽にご相談ください。
50代女性が、両耳の詰まり感と耳鳴りを主訴に来院されました。
症状が現れ始めたのは来院の約2〜3ヶ月前です。この時期は、お子さんの世話や送迎、家事などが重なり、以前よりも日常生活での負担が大きくなっていました。
忙しい生活を続ける中で次第に耳が詰まったような感覚や耳鳴りを自覚するようになり、医療機関を受診したところ、両耳管狭窄症と診断されました。
特徴的だったのは、症状の程度が一定ではなかったことです。
特に目を使って疲れたときや、身体全体に疲労が溜まったときに耳の症状が強くなる傾向がありました。休むことができれば身体への負担を減らせますが、実際には育児や送迎、家事など、症状があってもこなさなければならないことが多く、十分に身体を休ませることが難しい状況でした。
また、耳症状だけでなく、口が開けにくいという症状も併発していました。
耳の詰まり感や耳鳴りに加えて、目の疲れ、身体の疲労、口の開けづらさなど複数の不調が重なっていたことから、耳だけに問題があると考えるのではなく、身体全体の緊張状態を確認しながら施術を行うことにしました。
週1~2回 計7回
●初診時の所見
初診時に身体の状態を確認すると、首から肩にかけて強い筋緊張が認められました。
特に左右差があり、左側の首肩の緊張が強い状態でした。
今回の症例では、耳の症状が目や身体の疲労によって悪化するという特徴がありました。また、育児・送迎・家事などによる身体的な負担が続いていたことに加えて、口の開けづらさも併発していました。
そのため当院では、耳周辺だけに鍼をするのではなく、まず首肩を含めた身体の緊張を整えていくことを施術の中心としました。
初回は、臀部と頭部のツボを使用して施術を行いました。
施術直後には耳の詰まり感や耳鳴りそのものには大きな変化がみられませんでしたが、触診で確認されていた首肩の張りには軽減が認められました。
耳症状にすぐ変化が出なかったからといって施術方針を大きく変更するのではなく、身体の緊張には反応がみられていたため、その変化を確認しながら同じ方向性で施術を継続しました。
【第1〜2回目】
初回施術後、首肩の張りには軽減がみられたものの、両耳の詰まり感や耳鳴りについては明確な変化を感じていませんでした。
そこで2回目も、首肩の緊張状態を確認しながら、初回と同様の方針で施術を行いました。
今回のように数ヶ月にわたり症状が続き、さらに日常的な身体への負担も継続している場合には、一度の施術による変化だけで判断するのではなく、身体の反応を確認しながら経過を見ることも重要だと考えています。
【第3回目】
施術を継続したところ、3回目の施術後に変化が現れました。
右耳の耳症状が改善し、左右差が明確になりました。
それまで両耳に感じていた症状のうち、右側が先に改善した一方、左耳には詰まり感などが残っていました。
初診時には首肩の緊張も左側に強く認められていたため、身体の左右差も確認しながら引き続き施術を行いました。
【第4〜6回目】
その後も施術を継続しましたが、途中で風邪をひいたことをきっかけに耳症状が一時的に悪化しました。
耳の状態だけをみると一度後退したようにも感じられますが、体調を崩した時期と重なっていたことから、経過を確認しながら施術を継続しました。
そして6回目の施術後には、残っていた左耳の症状にも改善がみられました。
右耳が先に改善し、その後、時間差をもって左耳にも変化が現れた経過となりました。
【第7回目】
耳症状の改善を確認しながら身体の状態を整える目的で施術を継続しました。
また施術期間中には、耳とは別に膝の痛みが出現しました。
膝の状態を確認したうえで下腿外側のツボを使用して施術を行ったところ、こちらについても改善がみられました。
最終的に計7回の施術を行い、当初悩んでいた両耳の症状について改善を確認しました。
胞肓 LR
骨盤周囲から姿勢調整を行い上半身の緊張を調整する目的で使用しました。
外谷 L
母指・示指の間のツボからアゴ周囲の緊張を調整する目的で使用しました。
玉竧 LR
下肢外側のツボから側頸部の緊張を調整する目的で使用しました。
膀胱兪 LR
骨盤周囲から身体全体の緊張を調整する目的で使用しました。
百会
頭部のツボから身体全体の緊張を調整する目的で使用しました。
※実際の施術では、その日の身体の状態を確認したうえで使用するツボを選択しています。
※以上のツボ以外にも合計10か所以下を施術
今回の症例で特に注目したのは、耳症状が単独で現れていたわけではなく、日常生活での疲労と連動して変化していたことです。
患者様は両耳管狭窄症と診断されていましたが、症状が始まった時期には、お子さんの世話や送迎、家事などが重なり、身体への負担が増えていました。
さらに、
「目が疲れると耳の症状も悪化する」
「身体が疲れると耳の詰まりや耳鳴りが強くなる」
という特徴がありました。
初診時には実際に首肩の緊張が強く、特に左側に顕著な張りが認められました。また、口が開けにくいという症状も併発していました。
こうした状態から当院では、今回の耳症状について、耳だけを局所的にみるのではなく、育児や家事による疲労、首肩の筋緊張、目の疲れなども含めて身体全体の状態を整える必要があると考えました。
経過にも今回の症例ならではの特徴があります。
初回施術では耳症状そのものには変化がありませんでした。しかし、首肩の緊張には軽減がみられ、その後施術を継続することで、まず右耳が改善し、遅れて左耳も改善しました。
また、途中で風邪をひいた際には一時的に耳症状が悪化しています。
このことからも、今回の患者様の耳症状は常に一定なのではなく、その時々の体調や身体への負担によって変化しやすい状態だったことがうかがえます。
特に、家事や育児などは「身体が疲れているから今日はやめる」ということが難しいものです。休みたくても休めず、疲労が積み重なった状態で毎日の生活を続けなければならないこともあります。
今回の症例では、そのような生活背景も確認しながら施術を継続した結果、3回目には右耳、6回目には左耳と、段階的に症状の改善がみられました。
耳管狭窄症をはじめ、耳の詰まり感や耳鳴りにはさまざまな原因があります。そのため、まず耳鼻科で必要な検査・診断を受けることが重要です。
そのうえで、「疲れると耳が詰まる」「目や首肩が疲れると耳鳴りが強くなる」「病院で治療を受けているものの耳の違和感が残っている」という場合には、耳だけでなく首肩をはじめとした身体の緊張や日常生活での負担にも目を向けることが、一つの選択肢になると当院では考えています。
耳の症状が続いていると、「また悪化するのではないか」と耳の状態そのものが気になってしまうことがあります。
特に、家事や育児、仕事などで休む時間を確保しにくく、疲労すると耳の詰まり感や耳鳴りまで強くなる方は、耳だけでなく首肩など身体全体の状態を一度確認してみることも大切です。
「耳管狭窄症と診断されているが症状が続いている」「疲れると耳の調子が悪くなる」「首肩こりや目の疲れも一緒に感じる」という方は、お気軽にご相談ください。
現在の状態を確認したうえで、当院で対応できる症状かどうかも含めてご案内いたします。
30代女性が、繰り返す両耳の詰まり感と吐き気を主訴に来院されました。
吐き気については来院の1年以上前から時折感じることがありました。当初は症状が現れても比較的すぐに治まっていたため、大きな問題にはなっていませんでした。
ところが、来院の約2ヶ月前から状態が変化します。
それまで一時的だった吐き気が頻繁に起こるようになり、それと同じ時期から両耳が詰まったような耳閉感も繰り返すようになりました。
特に特徴的だったのが、症状に波があることでした。
吐き気は一度始まると2週間から長いときには1ヶ月半ほど続き、そのような時期が3~4ヶ月おきに繰り返される状態でした。
耳の詰まりについても一定ではなく、「2日ほど調子が良いと、その後2日ほど悪くなる」というように、良い日と悪い日を周期的に繰り返していました。
さらに、雨や気圧の変化など天候が悪い日には耳の詰まりや吐き気が悪化する傾向もありました。
原因を調べるため医療機関を受診し、胃カメラ検査では軽度の胃粘膜の荒れを指摘されました。また耳鼻科では、耳のリンパ液が溜まっている可能性を指摘されたものの、症状の原因を明確に説明できる診断には至っていませんでした。
加えて、耳と吐き気だけではなく、
胃痛、便秘、生理不順、片頭痛、腰痛
など、複数の身体症状も抱えていました。
耳だけ、胃だけという単独の不調ではなく、耳症状と消化器症状を中心に複数の不調が重なり、さらに天候や疲労によって症状が変動するという点が今回の症例の大きな特徴でした。
週1~2回 計12回
●初診時の所見
初診時には耳周辺だけではなく、症状と関連している可能性のある身体各部を触診しました。
そこで特に目立ったのが、顎・頸部・上腹部の強い緊張でした。
今回の症例では耳閉感と同時に吐き気や胃痛、便秘などの消化器症状もみられていたため、耳周囲だけを施術するのではなく、顎・首・腹部の状態をそれぞれ確認しながら施術を組み立てました。
顎の緊張に対しては手首、首肩の緊張に対しては手の甲や骨盤、さらに上腹部の反応を確認しながら下腿のツボを使用しました。
初回の施術直後には、耳の詰まりや吐き気に明確な変化はみられませんでした。
しかし、もともと1年以上前から吐き気を繰り返し、耳閉感についても良い時期と悪い時期を周期的に繰り返していたことから、1回の施術による変化だけで判断せず、身体の状態を確認しながら継続して施術を行うことにしました。
【第1〜3回目】
初回施術後には大きな自覚的変化はありませんでした。
そこで、顎・首・上腹部の緊張を確認しながら、基本的には同じ施術方針を継続しました。
数回施術を重ねていくと、それまで頻繁に繰り返していた両耳の詰まりが起こる頻度に変化が現れ始めました。
「耳が詰まるか、詰まらないか」だけではなく、調子の良い時間や日が少しずつ増えていくという経過をたどりました。
【中盤】
さらに施術を継続すると、耳症状だけでなく胃の不調にも軽減がみられるようになりました。
一方で、経過が常に右肩上がりだったわけではありません。
悪天候の日や身体に疲労が溜まったときには、一度軽くなっていた耳の詰まりや吐き気が再び強くなることもありました。
ただし、そのたびに最初の状態へ完全に戻るわけではなく、施術を継続する中で症状が出現する頻度そのものが徐々に少なくなっていきました。
【第12回目】
計12回の施術を行った段階では、両耳の詰まり感と吐き気が起こる頻度が大幅に減少しました。
以前は「2日良くなって2日悪くなる」というように頻繁に繰り返していた耳の状態も安定するようになり、胃の不調についても来院当初と比較して軽減しました。
症状が完全に一定になるまでには時間を要しましたが、耳や胃の不調を気にしながら生活する時間が少なくなり、日常生活における煩わしさも大きく軽減しました。
養老 R
手首から顎関節を整える目的で使用しました。
三陰交 LR
下腿から身体全体のバランスを整える目的で使用しました。
精霊 R
手から上半身の筋緊張を調整し、顎や首周囲への負担を軽減する目的で使用しました。
臀蓋 R
骨盤周囲から姿勢調整を行い上半身の緊張を調整する目的で使用しました。
※実際の施術では、その日の身体の状態を確認したうえで使用するツボを選択しています。
※以上のツボ以外にも合計10か所以下を施術
今回の症例で当院が特に注目したのは、耳の詰まり感だけではなく、吐き気や胃痛などの消化器症状が同時に存在していたことです。
耳鼻科ではリンパ液の貯留の可能性を指摘され、胃カメラでは軽度の胃粘膜の荒れが確認されていました。
しかし今回の場合、耳症状と胃症状をそれぞれ別の問題としてみるだけではなく、身体全体の状態を確認する必要があると考えました。
実際に触診すると、顎や首だけでなく上腹部にも顕著な緊張がみられました。
さらに、耳閉感や吐き気は常に同じ強さではなく、天候や疲労によって悪化するという特徴がありました。
当院ではこのように症状が複数存在する場合、耳閉感だから耳だけ、吐き気だから胃だけというように施術部位を決めるのではなく、実際に身体を触診して確認できる緊張や反応を一つずつ整えていくことを重視しています。
今回も顎・頸部・上腹部の緊張を指標として施術を継続しました。
初回から劇的に症状が変化した症例ではありません。
むしろ、施術を重ねる中で耳の詰まりが起こる頻度が徐々に減り、それに伴って胃の状態も安定していくという経過でした。
途中では悪天候や疲労をきっかけに症状が再び強くなることもありましたが、最終的には12回の施術で耳閉感と吐き気の出現頻度が大幅に減少しました。
この「症状の頻度が減った」という点も重要です。
今回のように良い日と悪い日を繰り返す症状では、一時的に症状がなくなったことだけで改善を判断することは難しいからです。
「何日間調子が良かったか」「悪化する頻度がどう変化したか」「悪化しても以前より早く落ち着くか」など、一定期間の変化をみながら評価する必要があります。
また、耳閉感と吐き気を伴う場合には、内耳疾患をはじめ医療機関での検査が必要となる病気も考えられます。そのため、まず耳鼻科などで適切な検査を受けることが重要です。
そのうえで、「検査を受けても耳の詰まりと吐き気を繰り返す」「天候や疲労によって耳と胃の調子が一緒に悪くなる」「複数の不調が重なっている」という場合には、耳だけではなく首・顎・腹部を含めて身体全体の状態を確認することも一つの選択肢になると当院では考えています。
耳の詰まりや吐き気が良くなったり悪くなったりすると、「今日は大丈夫だろうか」と体調を気にしながら生活すること自体が負担になることがあります。
特に、天候が悪くなると耳が詰まる、吐き気や胃の不調も一緒に現れる、病院で検査を受けても症状を繰り返しているという方は、耳だけでなく顎・首・腹部など身体全体の状態を確認してみることも大切です。
「自分の耳の詰まりも鍼治療の対象になるのか」「吐き気も一緒にあるけれど相談してよいのか」という方は、お気軽にご相談ください。
現在の状態を確認したうえで、当院で対応可能かどうかも含めてご案内いたします。
来院のおよそ1ヶ月前に新型コロナウイルスに罹患し、その後から左耳が詰まったような耳閉感を感じるようになりました。
耳の詰まり感は常に同じ強さではなく、日によって波がありました。特に、
といった特徴がありました。
耳の違和感が続くことで精神的にも落ち込みやすくなり、「このまま耳の症状が続くのではないか」という不安も抱えていました。
医療機関を受診したところ、低音障害型感音性難聴の疑いと診断されました。その後、聴力そのものは回復したものの、左耳の詰まり感だけが残っている状態でした。
また耳症状以外にも、唾液を飲み込んだ際に喉に違和感を覚えることがありました。
耳の聞こえ自体は戻っているにもかかわらず、「耳の中に何かが残っているような感じ」「耳が抜けきらないような感覚」が続いていることが、今回の大きな悩みでした。
週1~2回 計14回
●初診時の所見
初診時に身体の状態を確認したところ、特に目立っていたのが首から肩にかけての強い緊張でした。
肩上部には著明な張りがあり、頸部にも強い筋緊張が認められました。
今回の症例では、耳そのものだけを見るのではなく、こうした首・肩周囲の状態を確認しながら施術を組み立てました。
鍼施術では、骨盤周囲や肩上部など身体の反応がみられた部位に関連するツボを使用しました。
初回施術後には、本人から左耳の詰まり感が少し緩和したとの変化が確認できました。
そのため、その後も身体の状態を確認しながら、同様の方向性で施術を継続していきました。
【第1回目】
初回から耳の詰まり感に変化がみられました。
完全に症状がなくなったわけではありませんでしたが、施術前と比較すると耳の閉塞感が軽くなり、身体にも変化を感じられる状態でした。
【中盤】
その後も週1~2回程度の頻度で施術を続けました。
もともと耳の詰まり感には日によって強弱があり、天候や時間帯などによっても感じ方が変化する症状でした。
そのため、一時的な変化だけで判断するのではなく、「耳が詰まっている時間がどの程度あるのか」「朝方の症状はどうか」「日常生活でどの程度気になるのか」なども確認しながら経過をみていきました。
施術を重ねるにつれて、耳の詰まり感は徐々に軽減していきました。
来院当初は耳の症状に対する不安から精神的に落ち込むこともありましたが、症状が落ち着いていくにつれて、その負担も軽減していきました。
【14回施術後】
計14回の施術を行った段階では、左耳の詰まり感は大幅に軽減し、症状も安定しました。
施術期間中に大きな再燃はみられず、当初のように耳の違和感に悩まされる状態から改善したため、耳症状に対する集中的な施術を終了しました。
臀蓋 L
骨盤周囲から姿勢調整を行い上半身の緊張を調整する目的で使用しました。
聚労 L
骨盤周囲から姿勢調整を行い上半身の緊張を調整する目的で使用しました。
巨骨 LR
鎖骨の関節の詰まりを調整することで胸鎖乳突筋などの緊張を調整する目的で使用しました。
※実際の施術では、その日の身体の状態を確認したうえで使用するツボを選択しています。
※以上のツボ以外にも合計10か所以下を施術
今回の症例で特徴的だったのは、コロナ罹患後に左耳の症状が現れ、低音障害型感音性難聴の疑いと診断されたものの、来院時にはすでに聴力自体は回復していたという点です。
つまり、今回の施術で主に対象となったのは「低下した聴力」ではなく、聴力回復後も残っていた耳の詰まり感でした。
耳鼻科の検査で聴力が回復していても、
「耳に膜が張っている感じがする」
「耳が抜けきらない」
「詰まっている感じだけが残っている」
といった違和感に悩まれている方はいます。
今回の症例では、さらに悪天候や密閉空間で症状が強くなる、朝方に症状を感じやすいという変動性がありました。
また、身体を確認すると首から肩にかけて非常に強い緊張がみられました。
鍼灸TAKAでは、このような症例の場合、耳周囲だけに原因を求めるのではなく、首・肩を含めた身体全体の緊張状態を確認することを重視しています。
今回も首肩周囲の状態を確認しながら施術を継続したところ、初回から耳閉感に変化がみられ、その後徐々に症状が安定していきました。
ただし、コロナ後に耳の詰まりを感じるからといって、すべてが同じ原因とは限りません。 また、突然の耳閉感や聞こえにくさは突発性難聴や低音障害型感音性難聴などでも起こるため、まず耳鼻科を受診して聴力検査など必要な検査を受けることが重要です。
そのうえで、「聴力は回復したと言われたのに耳の詰まりだけが残っている」「検査後も耳の違和感が続いている」という場合には、耳だけではなく首肩をはじめとした身体の状態にも目を向ける余地があると、今回の症例から考えています。
本症例は、新型コロナウイルス罹患後に左耳の詰まり感が出現し、低音障害型感音性難聴の疑いと診断された20代男性の症例です。
医療機関での経過の中で聴力自体は回復していましたが、左耳の耳閉感は残存しており、特に朝方・密閉空間・悪天候時に症状を感じやすい状態でした。
初診時には首から肩にかけて強い緊張が確認されたため、その身体所見を踏まえて施術を行いました。
初回施術後から耳の詰まり感に変化がみられ、その後も継続して施術を行った結果、計14回で耳閉感は大幅に軽減し、症状も安定しました。
耳の症状が長く続くと、「聴力は戻っているのになぜ詰まり感だけが残るのだろう」と不安になる方も少なくありません。
病院で聴力は回復したと言われたものの、耳の詰まり感や違和感が残っている方は、LINEからお気軽にご相談ください。
70代 男性 無職
担当鍼灸師:渡辺 賢司
主訴は左耳の耳鳴りであり、症状は約8〜9カ月前から出現している。特に夜間に強く感じられ、セミの鳴き声のような高音の耳鳴りが持続する。就寝前には音が一層大きく感じられることが多く、睡眠の質にも影響を与えている。
また、夜中に目が覚めた際に耳鳴りの音が増幅して聞こえ、そのまま再入眠が困難になることもある。日中は比較的気にならないこともあるが、静かな環境では耳鳴りを強く意識してしまう傾向がある。
医療機関での検査では、聴力の低下が認められたものの、これは年齢相応の範囲内と診断され、特に異常はないと判断された。他に自覚症状としての体調不良や目立った違和感はなく、耳鳴りが主な悩みとなっている。
週2回 10回(途中から週1回、2週間に1回)
●初診時
初診時の触診では、首から肩にかけての筋緊張が顕著であり、特に後頭部から首筋にかけて強い硬さが見られた。姿勢のバランスにも左右差があり、腰部の筋緊張も確認された。
施術方針としては、首肩周りの緊張緩和に加え、腰部の左右差の調整を重点的に行い、全身のバランスを整えることに取り組んだ。その結果、耳鳴りの音量や影響が徐々に軽減し、症状の改善がみられた。
●初回施術後
耳鳴りの音量や症状に大きな変化は見られなかった。
● 3回目以降
耳鳴りの音量が若干低下し、音の強弱に波が出始める。以前よりも一定の音で続くことが減り、変化が現れるようになった。
● 5回目以降
日中の耳鳴りが気にならない時間が増え、夜間の耳鳴りも軽減傾向。就寝前の音の大きさも以前ほど気にならなくなり、再入眠が容易になってきた。
● 10回目(施術完了時)
完全に消失したわけではないが、耳鳴りが日常生活の妨げになることはほとんどなくなった。
本症例では、耳鳴りの主な要因として首肩の緊張が関与している可能性が高いと考えられた。特に後頭部から首筋にかけての筋緊張が強かったため、鍼施術によってこれらの部位の緊張を緩和し、血流を改善することで耳鳴りの軽減につながったと推測される。
また、施術を進める中で耳鳴りの音量に波が出てきたことも重要なポイントである。これは、症状が固定化されずに変化し始めた兆候であり、体が回復へ向かう過程であると考えられる。
今回の症例では、約10回の施術を通じて症状が大幅に改善し、日常生活への影響が減少したことが確認された。首肩周りの緊張が耳鳴りの一因である場合、鍼施術が有効である可能性が示唆された。
2人目の出産から腰痛、膝痛が慢性化しており、右耳のボコボコとする違和感、疲れるとキーンという耳鳴りもひどくなっていった。
一時期は起き上がりにふらつきが続いていたが良くなった。
手のこわばり 特に指MP.DIP関節があり、朝と晩に悪化する。活動を開始すると手のひらから関節にかけて徐々によくなっていく。
週2回 5回
●初診時
体をみると左の胸鎖乳突筋、小胸筋、両ふくらはぎの緊張が目立った。
●2回目
耳鳴りが減ったが肩こりは気になる
●3回目
耳のポコポコや耳鳴りは気にならなくなった。
手のこわばりが減り、違和感くらいになった。
●4回目
耳はかなり改善した。
手も気になることなし
●5回目
目立つ症状もなくなり好調の様子だったので治療を終了した。
合谷:手内筋の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
築賓・飛陽:ふくらはぎの緊張緩和⇒後頭部~後頚部の緊張緩和
孔最:前腕屈筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
玉身:腓骨頭の調整⇒大腿筋膜張筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
精霊:中手骨の骨間の緊張緩和⇒肩上部・側頸部の緊張緩和
出産後ということでお子さんの抱っこで腕をよく使うので小胸筋が緊張することで胸鎖乳突筋も緊張していたことから耳鳴りや手のこわばりが起こっていた。
また妊娠時の体重増加や子育て、家事でふくらはぎも緊張していた。それによる腰痛、膝痛も発生していた。それらを解消することで早期に改善した症例であった。
1か月前に朝起きた時に回るめまい、右耳で耳鳴り・つまりがして病院でメニエール病と診断された。
薬を続けて大きいめまいは無くなったが、ふらふらする感じは続いている。
耳鳴りが突然大きくなることが一番不安である。耳の詰まり感も伴う。
メニエール病は10年前にも経験したことがあるが、その時は薬を飲んでいれば治った。
しかし、今回は薬だけで治らないことから別の原因があると思い来院された。
週2回 11回
●初診時
身体を検査したところ、首肩こりがひどいのにも関わらず本人は自覚がなかった。同じく腰部やふくらはぎの筋緊張が強いことも本人自覚無し。
問診では睡眠の質が悪い(中途覚醒)ことや、入浴はシャワーのみ、毎日の寝る前の飲酒が目立っていた。睡眠の質を改善するため湯船につかること飲酒を控える事を推奨した。
施術では仕事柄負担かかる腰や膝周囲の筋緊張の改善することから首肩こりへのアプローチとともに、頭部や腹部へのアプローチにより精神・自律神経を整えた。
●2回目
うるさい耳鳴りは減った
●3~4回目
耳の詰まり無くなり、めまいは軽くなった。
耳鳴りは平行線状態
●5回目
朝の起き上がりの時だけめまいを感じる。
寝る前の耳鳴りだけ気になる
●6回目
朝起き上がりのめまいも大丈夫になった。
心配事が続いたせいか耳鳴りが気になった日があった。
通院頻度を1週間に1回にした。
●7~8回目
耳鳴りは日によって波があるが段々気にならなくなっている。
●9回目
夜に少し気になる日もあるが心配にならないレベル。
⇒1日のコーヒーの飲む量を減らすようアドバイスした。
●10回目
めまいや耳詰まりは全くなく、耳鳴りも気にしていない。
通院頻度を2週間に1回にした。
●11回目
2週間の間は気になることはなかった。ただ、仕事でストレスを感じた時に少し耳鳴りが聞こえた感じはした。
普段の仕事の疲れを今まで全く気にしてこなかったことを反省し、今後は月1回でも体を気遣い鍼治療を継続することとした。
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
また、頭部のツボを刺激することから精神の安定を図った。
委中::ヒラメ筋の緊張緩和⇒肩上部の緊張緩和
百会・四神総:頭部への刺激⇒全身の緊張緩和⇒精神の安定
足三里:前脛骨筋の緊張緩和⇒下腹部の血流改善⇒自律神経の調整・首肩こりの改善
陽陵泉:腓骨筋の緊張緩和⇒首肩コリの改善
本件の症状の機序としては以下の2つが大きく影響している。
・内装業での足腰の疲れからの首肩こり
・耳鳴りが大きくなることで精神的に不安になったこと
この理由から、足腰の疲れをとるような取穴(ツボに鍼をする)をして首肩こりを改善し、精神安定のために頭部に取穴や腹部の緊張を取り自律神経を整えることも行った。
結果として、だんだん耳鳴りは気にならなくなっていった。
また、本件の患者は普段から仕事の疲れに全く意識を向けることなくコリを溜め込んでいたことが大きな要因である。
加えて、飲酒やカフェインなど睡眠に悪影響を与える生活習慣もあった。この点の改善も症状改善に大きく関係した。
2か月前から転職して脱毛サロンで働きはじめ、脱毛レーザーの強い光を見ることが増えた。
目が疲れてくると首肩が重たく、アゴも痛い、頭痛もしていた。
プライベートの人間関係で不眠となり片頭痛が増えた。
さらに、ふわふわしためまいと吐気、右耳の詰まり感と耳鳴りもし始めた。
病院はもともと耳鼻科と心療内科にかかっていたが、改善していく傾向がなかった。
当院へは以前に顎関節症でかかっていたことから再来院した。
週2回 6回
●初診時
身体を見たところ首肩こりが酷く、特に頚椎7番付近・肩上部の深層部・後頭部が酷くこっていた。その影響か顎関節周囲の筋緊張も目立っていた。
また、骨盤周りの筋肉(臀部や仙腸関節)が強く緊張しており、いわゆる骨盤が歪んでいる状態となっていた。
本件の首肩こりは骨盤周囲の筋緊張が骨盤の歪みを生じさせたことから起きる首肩こりと分析して、対象となる部分を施術した。
●2回目
起きるのが辛いほどの首肩こりは軽減した。
●3回目
頭痛・めまい共に無し。耳鳴りと耳詰まりも軽減した。
仕事中に目の疲れは酷いことから頭痛は続く。
●4回目
首肩コリも楽になり、調子が良くなった。
目の疲れは仕事の特性上(脱毛のレーザー)続いている。
●5回目
仕事でレーザーの光に耐える事ができないので、仕事を休むことにした。
そのおかげか、目の疲れも無くなった。
通院頻度を1週間に1回とした。
●6回目
最初にあった症状(頭痛・めまい・吐気・耳鳴り・耳詰まり)もなく好調。
仕事を辞めて転職活動で忙しくなるため、これで治療を終了とした。
以下のツボに鍼をすることにより首肩こりを改善して頭頚部の血流改善を図った。
二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒肩上部の表層部の緊張の改善
臀中根:梨状筋の緊張緩和⇒肩上部の深層部の緊張の改善
三陰交:下腹部の血流改善⇒頚椎7番付近の肩こりを改善
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
背中のC線:菱形筋などの緊張緩和⇒後頭部の緊張緩和
本件の患者は立ち仕事で下を向きながら施術を行う仕事なので、骨盤周囲の筋肉(臀部や仙腸関節)に特に筋緊張が集中しており、それが首肩こり・顎関節の筋緊張の原因となっていた。
その証拠に、上記の治療部位(鍼をしたツボ)は骨盤周囲のツボが大半であり、早期(通院回数6回)に改善できている。
また、脱毛レーザーの強い光による眼精疲労が原因で後頭部のコリ感が増えて、頭痛やふわふわめまいが起こっていた。
このことは仕事を続けている以上、完全には良くならず繰り返していた。結果としては本患者はこの仕事を辞めることを選んだので症状は根治で来た。
以前より耳が詰まることが繰り返していた。1日の中ですぐ良くなるので気にしていなかったが
半年くらい前(3月)から耳がつまることが続いていたことから病院を受診して投薬1週間するも改善せず。
MRIでリンパ水腫を指摘されてメニエール病を診断された。処方された薬を飲んでも良くならず、
耳詰まりと耳鳴りにより聞こえづらさも気になっていたので当院を受診した。
週2回 12回
●初診時
体を確認したところ左の首の筋肉(胸鎖乳突筋や僧帽筋など)の硬さがみられた。この硬さが内耳のリンパ水腫を生じて、耳の詰まりや耳鳴りの原因になっていると考え治療した。
●2~3回目
施術の翌日は耳のつまりが一時的に取れても数日たつと戻ってしまう。
入浴後から就寝までに2時間以上経過していることから睡眠の質が低下していた。
このことにより、日常の疲れが蓄積しやすく首コリが溜まりやすかった。
●4~6回目
耳の詰まりが取れた状態が続くようになった。
入浴後すぐ寝るようになり朝身体が楽な状態が続くようになった。
●7~8回目
耳詰まり・耳鳴り共に良くなった。
ただ朝に首が痛いことがたまに気になる。
●9~12回目以降
治療間隔を1週間に1回に変えても症状が現れず
2週間に1回に変えても調子が悪くなる兆候はなかった。
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
四芯:手首の調整⇒顎関節の調整
手三里:前腕伸筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
玉身:腓骨頭の調整⇒大腿筋膜張筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
耳が詰まることが以前より繰り返していたことから、メニエール病と診断される前より首コリが慢性化していたことがわかる。
普段の疲れが蓄積して首コリが生じるだけでなく、入浴から就寝までの時間が空き過ぎていたことが起因(深部温度の問題)して睡眠の質を低下して首コリが蓄積したと思われる。
鍼治療により首コリを解消したことと、生活習慣(入浴~就寝)を改善したことで良循環ができたことで症状は改善できた。
半年前に大きな回るめまいを経験。
2か月前に夫が新型コロナウイルス感染症になり看病と心配したことで心身共に疲れた。
その後、首肩こりや背中の張りが気になり始めて、右耳で耳鳴りと閉塞感が始まった。
耳の詰まり(閉塞感)が強くなると回るめまいがすることを繰り返した。
そのため、耳の詰まりがあると不安感が強くなり、余計に首肩に力が入ってしまう。
そのせいか睡眠もうまく取れず、普段からのぼせ感にも困っている。
週2回 13回
●初診時
身体を検査したところ、背中の脊柱起立筋が左右とも広い範囲にわたって緊張しており、右側の胸鎖乳突筋が特徴的に緊張していることから顎関節の狭さを起こしていた。
また、後頭部~後頚部にかけて強い緊張があり、熱感(のぼせ)も確認された。
以下のように分析して対象の筋肉に鍼治療を行った。
・首肩~背中の筋緊張が耳の血流・リンパの流れを悪くしている。
・脊柱起立筋や後頭部~後頚部の筋緊張がのぼせを引き起こし、呼吸も浅くして不安にしている。
●2~3回目
耳の詰まり感を感じることが減った。
背中の張り感はまだ気になる。
●4~5回目
めまいは一度もなく耳の詰まりもかなり減った。
睡眠も改善している。
●6回目
詰まりはほぼ無くなった。
耳鼻科の聴力検査で正常と言われた。
通院頻度を1週間に1回にした。
●7~8回目
耳が詰まることは1回/1週間
不安感はだいぶ減った。
●9~10回目
疲れた時に耳詰まり・耳鳴りがある。
●11~12回目
耳のことで気になることはなかった。
のぼせてくることも減った。
通院間隔を2週間に1回とした。
●13回目以降
耳の事で困ることなく、不安起きることなく毎日生活できている。
ただ、日々生活していると首肩こりが溜まってくるとのぼせ感を感じやすくまた悪化してしまうことに不安なので、今後も定期的な(2~3週間)での通院を続けた。
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
また、脊柱起立筋の筋緊張を緩和することから呼吸を深くして自律神経を整えた。
合谷:手内筋の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
開魄:足の第1趾~2趾の筋緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
築賓・飛陽:ふくらはぎの緊張緩和⇒後頭部~後頚部の緊張緩和
三陰交:後脛骨筋の緊張緩和⇒脊柱起立筋の緊張緩和
メニエール病において耳詰まりや大きい耳鳴りは回転性めまいの予兆となるパターンが多い。
本件でもその経験を何度もしたことから耳詰まりがっすることへの不安感が生じた。
また、後頭部~後頚部や脊柱起立筋の筋緊張が強いことは呼吸を浅くして自律神経を乱し、のぼせ感も発生させている。
この状態だと精神的により不安になりやすくなってしまう。
なので、以下の2点を中心に施術を行った。
・耳の詰まりを改善するために耳のすぐ近くの顎関節周囲の胸鎖乳突筋の緊張を改善すること
・呼吸の浅さやのぼせ感を改善するために後頭部~後頚部や脊柱起立筋の緊張を改善すること
結果としてメニエール症状は起きなくなり、不安に感じることも無くなった。
4年前に回るめまいがして左耳の耳鳴りが続いた。病院の薬でめまいは良くなったが耳鳴りが良くならず、メニエール病と診断された。
それ以降、耳鳴りがうるさくなると回るめまいがしてその後はふわふわめまいに切り替わっていくことを繰り返した。
1年前から耳鳴りが常にうるさく回るめまいとふわふわめまいも頻発している。首を動かすとふわふわめまいが強く感じる。首肩こりも酷くなった感じがある。
耳鳴りはともかく、めまいは仕事にも私生活にも支障が出るので当院に来院した。
週2回 11回
●初診時
首肩の筋肉の緊張が強く、特に胸鎖乳突筋の緊張が下あご付近まで及んでいることから首を回す動作に問題が出ていた。
この緊張が左耳の内耳のリンパの流れを悪くしていると考えて鍼治療を行った。
●2~3回目
首を動かすとふわふわすることが減った。
●4回目
前回治療後からふわふわめまいは無くなったが、風邪をひいて発熱して以降ふわふわと耳鳴りが再燃した。
●5~6回目
ふわふわめまいは良くなったが耳鳴りが少し残っている。
首コリはまだ気になるが首を動かしやすくはなった。
通院頻度を1週間に1回にした。
●7~8回目
仕事が忙しいと耳鳴りが気になる日はあるが他の日はめまい・耳鳴りともに無かった。
●9~11回目以降
治療間隔を1週間に1回に変えても症状が現れず、首肩こりも気にならなくなった。
2週間に1回に変えても調子が悪くなる兆候はなかった。
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
合谷:手内筋の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
手三里:前腕伸筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
玉身:腓骨頭の調整⇒大腿筋膜張筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
メニエール病の回るめまいの予兆として、『耳鳴りがうるさくなる』『耳の詰まりが起きる』という兆候が見られる。また、回るめまいが落ち着いてもふわふわめまいが残ることがある。
これらは全て首肩こりが耳の血流・リンパ流を悪化させていることが要因だと分析している。なので、本件でも首肩こりを改善していった結果として以上のような症状は起きなくなった。
さらに、症状が風邪での発熱や仕事が多忙であったことで一時的に悪化したのは、首肩こりが悪化したことが背景にある。
ストレスで寝れない日が続いており、ある朝大きく回るめまいがあり救急車で運ばれた。
病院の治療で一度良くなったが再度めまいが起こり繰り返すようになった。さらに左の耳がずっと詰まったような感じがありテレビの音も聞こえづらくなってきた。
いつめまいが起こるか分からない恐怖で、外出を控えるようになり好きな運動もできなくなりこのまま寝たきりになるのではないかと不安を抱えており、病院の治療以外で何かできることはないか調べてめまい専門の当院を受診した。
週2回 15回
●初診時
体を確認したところ左の顎の硬さがみられた。この硬さがめまいや耳の詰まりの原因になっていると考え治療した。
●2~4回目
耳が日常からつまっていたのがとれてきた
10→4(つまりを10段階で評価したもの)
足のだるさが気になるということで前回の治療に加え腰にはりをした。
●5~7回目
耳の詰まりが日常できにならなくなった
10→1(つまりを10段階で評価したもの)
耳の詰まりがなくなってきたのでめまいの不安が減り散歩ができるようになった。
●8~10回目
順調に良くなりジムにも行けるようになり、今まで通りの生活がおくれるようになった。
●11回目以降
治療間隔を1週間に1回に変えても症状が現れず
2週間に1回に変えても調子が悪くなる兆候はなかった。
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
大臀:大殿筋の緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
外谷:手内筋の調整⇒咬筋の緊張緩和
腸鳴:腰方形筋の緊張緩和⇒ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
養老:手首の調整⇒顎関節の調整
めまいが一度起きることでまためまいが起こるのではないか、と不安になり外出するのを控えるようになる方が多い。
今回の症例でもめまいが出る前は活発に動いていたが、めまいが起こったことでほとんど家で過ごすようになってしまった。
外に出る機会が減ってしまうと筋力も落ち、寝たきりになるリスクも高まってしまう。
しかし、鍼治療でめまいを改善することで以前と同じように外出できるようになり趣味の運動も再開することができた。
●お悩み
5年くらい前から耳鳴りが聞こえ始めた。最初は1月の仕事はじめの日に突然耳に『キーン』と聞こえ始め、そこから今に至るまでずっと聞こえている。
耳鼻科で検査した結果、一部の音が聞こえづらいことがわかった。特に女性のひそひそ声が聞こえない。
何年も通院して、薬も飲んだが全く変化せず半ば諦めていた。
●当院の解決方法
耳鳴りになる方で突然なる方がいます。そのような方は慢性的なストレスよりは一過性(突然)のストレスが原因となります。
新年の仕事始まりはとてもストレスが強烈です。慢性的なストレスと違い、年末年始でリラックスしていた身体に強烈に仕事のストレスが襲い掛かりますので、心身は急激に緊張します。
特にこの場合に顕著なのは首の緊張です。この人のように唐突なストレスで耳鳴りになった方は首筋がとても硬くなっております。
この硬さにより、頭痛や首肩こりを感じたり、めまいも感じる方もいます。この方の場合は耳鳴りを特に強く感じています。
この首の硬さを解決するために硬いところマッサージしても変化はありません。むしろ、耳鳴りが悪化したり頭痛がしてきたりします。それは、首の緊張は原因点ではないからです。ではどこが原因なのか?
首の緊張に多くの場合、お尻の周りの筋肉に強い緊張が見られます。
当院では全身を良く観察して首以外に仙骨(お尻の骨)緊張が強い場所を見つけました。そして、その緊張が首の緊張と繋がりがあることを確かめるために、その部分を指で圧すると、耳鳴りに変化がありました。
そして、この部分に鍼施術をすることにより、耳鳴りに良い変化を起こすことができました。
耳鳴りがして、耳の聞こえが悪かったです。
施術後、耳鳴りの幅が狭くなりました。
何年も薬を飲んだり、耳鼻科に通いましたが
何も変わらなかったのでびっくりです。
(当院のよろこびの声より)
●お悩み
ここ数年、毎日『キーン』という耳鳴りが聞こえ、さらに片頭痛のようなものが昔より悪化した。肩こりも毎日気になる。
また、それらの症状が辛いせいか友人と外出する気力すらなくなった。
病院や他の治療院に通ったが、一向に回復しないため来院しました。
●当院の解決方法
当院では自律神経が関わる症状には東洋医学的な見方で施術をしております。
耳鳴りになりやすい方は、性格が繊細で他人よりも細かいことに気が付く方が多い。その性格の反面に他人よりも過剰に神経が働くので、交感神経が高まってしまう。
このような過剰に神経が働いている方は東洋医学的には内臓のエネルギーのバランスが乱れてしまい、全身に不調が出ていしまいます。
さらに、過剰に神経が働くのでエネルギーが上半身(特に頭)に上りやすくなるため、頭痛やめまい、耳鳴りといった症状が出やすくなります。
なので、当院では当院独自の刺さない鍼を用いて内臓のエネルギーバランスの調整と全身のエネルギーの均一化を調整することによって、耳鳴りを改善に導きます。
この方の症状の特徴として、全身の倦怠感(やる気の無さ)が強かったので、ネパール棒灸という当院独自のお灸を用いて、お腹全体を温めて内臓のパワーを増しました。
これらの施術を積み重ねることにより、5回の通院にて耳鳴りが気にならないくらいまでになりました。
頭痛、肩こり、やる気のなさ等々、耳鳴りにも困ってました。
頭痛、肩こり、やる気のなさは3回目には完全に治った気がします。
耳鳴りも完全ではないにしろ、気にならない程度までよくなりました。
おかげさまでランチ等も気分よく出掛けられるようになり、なかなか自分では体調を整えるのが難しいのでタカさんにはお世話かけ助けていただいてます。
(当院のよろこびの声より)
●お悩み
春に職場が変わってから、不調が出始めた。最初は運転中に急に不安になるようになり、短い距離しか運転ができなくなった。
それと同時期に片耳に『キーン』という高い音の耳鳴りが聞こえるようになった。
呼吸も苦しくなることがあり、病院では不安神経症や自律神経失調症と言われた。
耳鼻科では治療法がなく、精神安定剤などの薬を飲んでいるが症状は全く変わらないので悩んでいた。
●当院の解決方法
不安な精神状態から始まる様々な症状は肩から上が熱く、下半身が冷えている人が多いです。
首筋や肩甲骨の内側がガチガチに緊張していることから、上半身の熱が頭に閉じ込められていて、下半身まで熱が行き届いていません。
刺さない鍼により緊張を緩めるのと同時に、備前百会灸という特別なお灸により、精神安定のツボをお灸しました。毎回、施術前は不安で暗い表情をされていましたが、施術後には表情は明るくなり声色も良くなった印象でした。
首肩の緊張が施術回数を増すごとに取れてくると同時に耳鳴りの頻度や強さに良い変化が出てきました。
それと同時に運転への不安も少しずつ改善されてきて、長い距離も運転できるようになりました。
現在も治療は継続中ですが、回を増すごとに耳鳴りが気になることが少なくなっています。
本件のように耳鳴りと精神不安を併せ持つことは多くあります。
精神不安から耳鳴りが気になる、耳鳴りから精神不安になる方それぞれいますが、当院が大事にしていることは、施術で精神の安定を取り戻してもらうこと(簡単に言えばリラックスしてもらうこと)。
『精神の安定ってなんですか?』
それは、当院独自の施術である刺さない鍼により、全身心地よさに包まれてガチガチに緊張していた心身をほぐしてもらうことです。
そして、備前百会灸という精神安定を図る特別なお灸により温泉に入っているような気持ち良さを味わいながらさらに気持ちを落ち着けてもらうことです。
この精神の安定が自律神経の調整につながります。そして、自律神経が整えば耳鳴りも改善に導くことができることが多いです。
同じような症状で苦しんぢる方は是非当院にご相談ください。
●お悩み
20歳のころからずっと片頭痛持ちで、ここ10年くらいから耳鳴りを伴うようになった。
台風が近いとき、天気が悪くなると耳鳴りが強くなり、頭痛もひどく感じる。耳鳴りが側頭部に放散するように頭痛に響く感じがする。
昼間は精神安定剤、夜は睡眠導入剤を飲んでいる。痛みや耳鳴りは治まるが飲んでいないと症状が戻ってくる。
年齢も年齢なので耳鳴りや頭痛は良くならないものだとあきらめていた。
●当院の解決方法
この方の耳鳴りも首肩の緊張がとても強く、精神的にも少し緊張状態でした。
首肩の緊張緩和と精神の安定のために、刺さない鍼による全身施術と、備前百会灸をしました。
その結果、2~3回目頃には夜の睡眠導入剤も無しでも寝れるくらいなっており、5回目には日中の精神安定剤も飲まなくても頭痛が我慢できるようになりました。
8回目くらいには、天気の悪いときで症状が強く出ても薬なしでも我慢できるくらいまで改善しました。
高齢の方で耳鳴りに苦しんでいる方は多いと思います。
耳鼻科に何か月も通ったりして、改善の兆しがなく
年だから治らない・・・とあきらめていらっしゃると思います。
回数はかかるものの、ペース良く通院していただければ本件のように良い変化は起きます。
『年だからと』あきらめず、是非当院にご相談ください。
急に右耳のつまった感じがして、耳の奥の痛み、耳鳴り(低いうなるような音)があった。
左耳にも軽度ですが似たような症状がでてきて、人の声は聞こえるもののテレビの音などはすごく煩わしく感じていて、仕事にも支障が出ていたので、早期に改善したいという思いで来院された。
【検査からの身体所見】
全体的に首肩こりが強く感じた。
右の胸鎖乳突筋の特に側頭骨付近が極度に緊張していた。
首の回旋(左右を向く)に可動域制限があり、右を向くと首筋が詰まる感じがした。さらに、首の側屈(横に倒す)にも動かしづらさを本人も自覚していた。
右の脇腹の硬さが気になった。
●初診(5月16日)
・鍼施術:築賓、飛鷹、後稽、合谷、開白、養老、陽陵泉
⇒僧帽筋、胸鎖乳突筋、脇腹の緊張緩和ののツボ
●2診目(5月18日)、3診目(5月25日)、4診目(6月1日)
初回に同じ治療内容
【症状の分析】
耳の詰まりから始まる耳鳴りの多くの場合は、顎関節付近の胸鎖乳突筋が強く緊張していることから耳抜き(あごを使って耳の空気を抜く動作)ができていない状態である。
解決策としては側頭骨付近の胸鎖乳突筋や首肩こりの状態を緩和することがメインとなる。
【治療の推移】
1診目で耳のつまりは軽くなったが耳鳴りは残っていた。
2診目終了後に耳鳴りがほど気にならない程度に改善しており、回を重ねるごとに耳鳴りは消えていった。
4診目には普段通りの状態になっていたため、治療を終了した。
鍼灸師の渡辺賢司です。私のプロフィールを紹介します。
さらに詳しく知りたい方はは下部の『詳しいプロフィールを見る』をご覧ください。
私は人生の様々な場面で鍼灸治療に助けられてきました。
体が不調だとそのことに悩むようになり、やりたいこともできず、仕事も思うようにいかず、心の不調にもつながっていきます。
自衛隊勤務時厳しい環境下で自分も、周りの人も悩むのを見てきました。このような経験から、鍼灸師となりました。
日々の不調で、思うようにしたいことができていない方、是非私にお任せください。
鍼灸師の東尾 静香です。私のプロフィールを紹介します。
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目まぐるしい勢いで、社会情勢や環境が変化している昨今。様々なストレスを抱えやすい状況になっていると思います。
私は、仕事、子育て、学校生活を通し多くの経験をさせてもらい、又困難な状況にも直面しました。そして多くの方達に助けられて今があります。
今度は私が皆様に恩返しをする番です。
皆様の生きる力を応援できるよう精一杯お手伝いしていきたいと思います。
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