耳鳴り・難聴は自律神経が関係している?

このページでは耳鳴り・難聴と自律神経との関係を解説します。

原因不明な耳鳴り・難聴で困っているあなたは、ストレスや不安感に苦しみながら毎日過ごしていませんか?

その不安感やストレスが実は自律神経を乱して、耳鳴り・難聴を長期化させる可能性があります

自分の症状を正しく理解することが早期の症状の改善に必要です。

自律神経を専門とする鍼灸師が丁寧に解説します。

 

参考文献:『難聴・耳鳴りの9割は良くなる』 新田 清一 著

1.耳鳴り・難聴はなぜ起こるの?

耳鳴りと難聴を別々の病気だと思っている方が多いですが、本当は表の裏の関係の病気です。

つまり、何らかの原因で難聴が生じてその後に耳鳴りが生じます。

そもそも難聴は主に伝音声難聴と感音性難聴に分かれます。伝音声難聴は主に外耳・中耳に原因があります。感音性難聴は内耳・聴神経・脳に原因があります。

それぞれの代表的なな病名は

伝音声難聴:耳垢塞栓、滲出性中耳炎、鼓膜穿孔など

感音性難聴:突発性難聴、メニエール、急性低音障害型感音難聴、聴神経腫瘍など

 

原因を問わず難聴が起きると、脳は聞こえなくなった音域を補おうとして聴覚の電気信号を強めます。そして、聞こえないものを無理に聞こうとした結果、錯覚の音を生じます。これが耳鳴りの正体です。

この電気信号を強めるとは、イメージとしてカラオケのマイクのボリュームをあげるような行為です。マイクのボリュームを上げていくと、『キーン』とノイズが出ることありますよね?

まさに耳鳴りとはこの現象です。

2.耳鳴りから生じる自律神経の乱れ

上記のような原因で耳鳴りが生じると、なかには耳鳴りの症状が悪化していく人がいます。

その原因は脳自身が耳鳴りが鳴っていることに注意を向けるようになり余計に気になるからです。

でもこれって、変な話ですよね? 脳の錯覚で生み出した耳鳴りに、脳が注意を向けるようになるって。

しかし、残念ながらこの現象は人間の防衛本能がそうさせているから仕方ないことです。

人間は自分の身に降りかかる異常な状況に反射的に対応して、危機を回避するように本能的にできています。

誰だって突然緊急アラームがなると心拍数が急上昇して、『逃げなきゃ!』ってなりましよね?

耳鳴りもこれに似たようなもので、脳が異常な状態と察知するようになると耳鳴りにより注意を払うようになります。

 

そして、この注意は精神や感情にも悪影響を与えます。耳鳴りを気にするようになり不安感・うつ症状やイライラが生じてきます。

さらに、この状況が長く続くと感情の乱れがストレスという形になり交感神経を高ぶらせてしまい自律神経の乱れとなります

その結果、不眠・動悸・息苦しさなどの身体症状も伴います。

このような難聴⇒耳鳴り⇒不安・うつ・イライラ⇒自律神経の乱れと連鎖した状況から、さらに耳鳴りが強く感じたりしてきてしまい、負の循環となってしまいます。

3.耳鳴りをよくするための日常生活の改善

耳鳴りを改善するためには根本的には難聴の改善を先ずしなければなりません。

なので、先ずは耳鼻科で難聴の原因を調べてもらい必要な処置をしてもらいましょう。

また、不安・うつ症状などが強い人は心療内科にも相談することが必要です。

 

とはいえ、突発性難聴のような感音性難聴の方のほとんどは耳鼻科に行っても改善しない方が多く、辛い耳鳴りと共に生活を送っているのが現状です。

そのような方には先ずは以下の5つの日常生活の改善を実践してみてください。

  1. 耳鳴りをよく理解する
  2. 完璧主義の考え方を改める
  3. 耳鳴りの大きさを確認しない
  4. 生活を制限しない
  5. 豊富な音のある環境を作る
耳鳴りをよく理解する

前段で説明した内容を理解して、『耳鳴りは錯覚なのだ』ということを先ず理解して、不安にならず自分の状況を客観的に見つめることがスタートです。

完璧主義の考え方を改める

耳鳴りが悪化するタイプのひとつとして、完璧主義の人が多いです。

『耳鳴りが少しでも聞こえてると不安』『一刻も早くこの耳鳴りが止まってほしい』

完璧に止まることや焦りの気持ちは自律神経を乱す要因にもなります。

『耳鳴りは気にならない程度になればいいか』と、これくらいの寛大さで耳鳴りと向き合ってください。

耳鳴りの大きさを確認しない

患者さんでよくいるのがこのタイプです。

毎日、耳鳴りの大きさを確認して一喜一憂してしまい、感情が乱れてしまいます。

感情の乱れは自律神経を乱す原因になりますので、毎日確認するのもやめましょう

生活を制限しない

耳鳴りが長く続くと、耳鳴りが辛くて外出さえも控えてしまう人が多いです。自宅で一人いると余計に耳鳴りに集中してしまいます。

できる限り外に出かけて好きなことをしましょう。家にいることが好きな人は家の中で出来る夢中になれることをしましょう。

他ごとに集中することが耳鳴りから意識を遠ざけることにつながります

豊富な音のある環境を作る

耳鳴りは静かなとこにいればいるほど、耳鳴りに注意が向いてしまいます。

前述の外に出かけることの良いことは外には豊富な環境の音があります。自然の豊かなところにいけばなおさら気持ち落ち着きます。

家で過ごす場合はBGMを常にかけて過ごすことがお勧めですが、音量には注意してください。自分を基準に音量を設定すると、家族や近隣の方とのトラブルになる恐れがあります

それでも耳鳴り・難聴にお困りなら

鍼灸TAKA 院長の小塚 高文です。
あなたのお悩みを解決します!​

当院は自律神経の専門院であり、耳鳴り・突発性難聴・めまい・メニエールなどでお困りの方が多く来院して、症状改善をサポートさせていただいております。

耳鳴り・難聴は発症から早期の治療開始が重要です。耳鼻科でのステロイド注射との併用も可能です。

耳鳴りで乱れた自律神経を整えながら、難聴・耳鳴りの改善をサポートします。

是非、当院にお任せください。ご興味のある方は以下のリンクから詳細を確認してください。

 

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