過度な筋トレによるメニエール症状・腹痛・手のしびれ

30代 男性 会社員

昨年8月から食いしばりが気になることが多く、筋トレした後に腹痛が起きることが多かった。

12月に胃腸の調子が悪化し、病院に行ったら過敏性腸症候群と診断。

年末にめまい・ふわふわ感・耳鳴りの症状がひどくなり病院でメニエール病と診断された。

病院の薬を飲んでいても、歩いていてふわふわすることや、気持ち悪さ、週に2~3回の筋トレをした後に腹痛が起きることと、翌朝に両手がしびれる感じの症状もある。

 

以上が病院だけでは治らないことから当院に来院した。

通院頻度・回数

週2回 11回

施術と経過

●初診時

身体を検査したところ、僧帽筋・胸鎖乳突筋を中心とした首肩背中の筋肉が強く緊張していた。小胸筋や腹直筋といった胸~腹の筋肉の緊張も強い。

問診では、寝不足や筋トレをハードにし過ぎていることがわかった。

鍼治療により緊張した筋肉を改善することと、睡眠についてのアドバイス(入浴と就寝前の行動)をするとともに筋トレについて減らすよう提案した。

●2~3回目

お腹の痛みが減った。

手のしびれを減った。

●4回目

前回から調子よい(ふわふわ・耳鳴りもない)。

●5回目

息子から胃腸風邪をうつされて腹痛が悪化。

●6回目

腹痛・気持ち悪さは8割くらい良くなった印象

しびれ・めまい(ふわふわ)は5割くらい。

睡眠も以前比べればよく眠れるようになった。

通院頻度を1週間に1回にした。

●7回目

筋トレの制限(重量・時間)を緩和しても腹痛起きなかった。

●8~9回目

ふわふわが無くなったと思ったが、天候(気圧の変動)で再発した。

筋トレも以前のようにやるようにしていったら1日だけ下痢と腹痛。

●10回目

1週間通して調子よかった。

通院間隔を2週間に1回とした。

●11回目以降

当初のメニエール症状(めまい・ふわふわ感・耳鳴り)、筋トレしても手のしびれや腹痛もない。

調子は良くなったものの、昔からお腹が弱いことや趣味で筋トレを頻繁にすることから身体の負担を考えて今後はその疲れを放置しないで、月に1回の通院は続けた。

使用したツボ(施術部位)

以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。

また、小胸筋及び腹直筋の筋緊張を緩和することからお腹の働き(自律神経)を整えた。

合谷:手内筋の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

手三里:前腕伸筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

築賓:ふくらはぎの緊張緩和⇒僧帽筋の緊張緩和

玉身:腓骨頭の調整⇒大腿筋膜張筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

三陰交:後脛骨筋の緊張緩和⇒腹直筋の緊張緩和

まとめ:症状の分析

本件は以下のような流れで発症した。

過度な筋トレ⇒首肩周り・胸お腹の筋緊張増加⇒耳の血流悪化(メニエール病)、腕への血流悪化(手のしびれ)、お腹への血流悪化(過敏性腸症候群)

その証拠に初期症状に食いしばりと腹痛を起こしていた。これが蓄積していき耳の血流を悪くしたり、お腹の血流を悪くして、メニエル病や過敏性腸症候群へと進んだ。

また、起床時の手のしびれは病院の検査で異常が出ていなかったことから、ヘルニアなどではなく胸郭出口症候群という、胸や首周りの筋緊張が強いことから上肢(腕や手)の血流を阻害する症状であると考えられる。

以上から、鍼治療により筋緊張を緩めていくことからそれぞれの血流が良くなり改善した。

また、過度な筋トレを制限することもアドバイスとして大事だ。趣味とは言え過度にやり過ぎていたことから筋緊張が普段から蓄積し続けていたので、それを減らしていくことも必要であった。

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