起立性調節障害による頭痛・めまい・吐き気

10代 女性 学生
担当鍼灸師:杉浦

 10代の学生に見られた頭痛と、めまい、吐き気、朝方の倦怠感の症状について報告する。

5ヶ月前から頭痛や腹痛、体のだるさなど定期的な体調不良があり、2ヶ月前から症状が悪化し、吐き気も伴うようになった。

症状は特に起床時に強く、午後には和らぐ傾向にあった。随伴症状として空腹感はあるものの食事が摂れない状態が続いていた。症状により学校に通えない状態であった。

医療機関での検査では特に異常は認められなかったが起立性調節障害ではないかと言われた。

病院での治療法に困り当院を受診された。

通院頻度・回数

週2回 10回

施術と経過

初診時、下肢のふくらはぎに著明な緊張と腹部の硬結が確認された。

初回の施術では顕著な改善は見られなかったため、継続的な施術を実施。ふくらはぎと腹部の緊張緩和、上半身の調整を主眼に置いた施術を継続した。

7回目までは大きな変化は見られなかったが、8回目以降から頭痛や吐き気の頻度が減少し、朝の倦怠感も軽減。計10回の施術で症状は大幅に改善した。

使用したツボ(施術部位)

以下のツボに鍼をすることにより全身の血流・リンパ循環を改善を図った。

胞肓:臀部の緊張を緩和してお腹全体の緊張も緩和

築賓・飛揚:ふくらはぎの緊張を緩和して全身の血流改善(筋ポンプ効果)

曲泉;上腹部の緊張を緩和して腹部内臓の働き促進

合谷;頸部の緊張緩和して全身の血流改善

まとめ:症状の分析

朝方に強い頭痛と自律神経症状を呈する症例に対し、下肢と腹部の緊張緩和を中心とした施術アプローチを行った。

即効性は見られなかったものの、継続的な施術により8回目以降から症状の改善が認められた。本症例では、下肢の緊張と腹部の状態が症状と密接に関連していることが示唆され、これらの改善が全身状態の向上につながったと考えられる。

また、自律神経の関係する症状は効果発現までに回数を要するパターンもあるとこの症例からいえる。

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