名古屋市緑区の自律神経を整える鍼灸院
鍼灸TAKA
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動画は概要版ですので、詳しくは以下のブログをお読みください。
このページではここ最近急増している不安症状やパニック障害について、実は呼吸の乱れと関係性があることを解説します。
なぜかわからないけど不安で仕方なく、睡眠もぐっすりできず寝つきが悪かったり、途中で目が覚めてしまう方。
また、突然に息苦しくなったり動悸が止まらなくなったり『死んでしまうんじゃないか?』という不安感に襲われてしまう、辛いパニック障害で苦しんぢる方。
このような症状で困っている方は是非、今回の記事を参考にしてください。
自律神経を専門とする鍼灸師が丁寧に解説します。
不安・パニックは呼吸と関係します
さて、早速なんですが皆さんに質問です。
『不安のような精神的な不安定な状態のときは呼吸は深いでしょうか、浅いでしょうか?』
はい、もちろん浅い呼吸です。
『では、逆にリラックスしている精神的に安定な状態のときは呼吸は深いでしょうか、浅いでしょうか?』
はい、もちろん深い呼吸です。
察しの良い方はもうお分かりのはず。呼吸が深くなれば不安やパニック障害のような症状は起きないのです。
ですが、皆さんはこう思うのではないでしょうか?
『精神的に不安定だから呼吸が浅くなるんでしょう?』
この答えは実は、呼吸が浅いことが先だって精神的に不安定になります。
皆さんはこんな経験ありませんか?
どれだけ悩んでいる時でも温泉や気持ち良いマッサージを受けている時、とてもリラックスした気持ちになって嫌なことを忘れれたこと。
むしろ、嫌な事や仕事・人間関係の悩みを忘れたいから温泉やマッサージを受けるのではないでしょうか?
そして、この温泉やマッサージを受けている時の呼吸を思い出してください。『あ~~、気持ちい~~~』ってもろに呼吸が深くなっています。
これを科学的に説明すると、自律神経の話になります。
自律神経には交感神経と副交感神経というものがあり、簡単にいうと交感神経は『アクティブモード』、副交感神経は『リラックスモード』にする自動制御システム。
アクティブモードとは、心臓や肺を活発に動かして活動的に動けるようにすること。つまり、仕事している時や運動をしている時の状態です。
リラックスモードとは、胃腸などの消化機能や腎臓や大腸などの排泄機能を動かします。つまり、食事や休養している時の状態です。
呼吸が浅い状態というのは言い換えれば、活発に肺と心臓が動いてる状態となります。逆に呼吸が深いというのはゆっくりと肺が動くことで心臓も鼓動が小さくなります。
この肺と心臓の情報が、自律神経の中枢である視床下部(脳の一部分)に伝達されて、自動制御システムである交感神経と副交感神経の切り替えがなされます。
さらに、『アクティブモード』である交感神経は精神的な緊張状態も作ります、いわゆる臨戦態勢になります。
この交感神経が強い『臨戦態勢』の状態になると、悩み事や苦手な状況が引き金となって不安やパニック状態になります。
話を整理すると
呼吸が浅くなる(心臓と肺の動きが活発)⇒交感神経のスイッチオン⇒身体が臨戦態勢となる⇒悩み事や苦手な状況が引き金となって不安やパニック状態になる
なので、逆に言えば人間は呼吸が深くなれば副交感神経が強くなり、『リラックスモード』になることで悩み事や苦手な状況により不安やパニックの状態になりません。
深い呼吸と関係す肌肉
呼吸が落ち着けば不安・パニックにならないのは分かったけど、どれだけ深呼吸を意識しても呼吸が浅くなってしまう・・・
皆さんはこのように悩んでいると思います。
『そもそも悩み事や嫌な事があると呼吸が浅くなってしまうのでは?』
このように思う方も多いと思います。これは半分正しく半分正しくありません。
皆さんは呼吸は肺が自動的に行っているので、悩み事や嫌な事で精神的に弱くなると勝手に呼吸が浅くなると思っていますが、これは違います。
実は呼吸は肺のみではできず、上半身の筋肉のサポートにより円滑に行うことができます。特に、横隔膜という筋肉が中心となり呼吸をします。
そして、肺を取り囲む胸郭(肋骨などで構成される胸の周りの骨)の周りの筋肉が働くことで深く呼吸ができます。
なので、これらの筋肉の働きが悪いと呼吸は浅くなってしまいます。筋肉の働きが悪いとは、いわゆるコリがあると筋肉が伸び縮みし辛くなります。
そうです、実は『コリ』により呼吸が浅くなってしまっているのです。
じゃあ、なんで『コリ』が発生するのか?という答えは、日常生活の疲れから発生するのもそうなのですが、悩み事や嫌なことがあると皆さんは気づくと背中が丸まって下をうつむいていませんか?
この姿勢が『コリ』を悪化させます。
この姿勢は深く呼吸するために働く腹直筋、脊柱起立筋、胸鎖乳突筋などの緊張を強めてしまうため、簡単にいうと筋肉がこってしまい、伸び縮みの働きが悪くなります。
つまり、普段の背中を丸める姿勢や下を向いた状態が呼吸を浅くしてしまい、それが精神的な不安定さを作り、不安・パニックに陥ってしまうということです。
こんな姿勢が呼吸を浅くします
上記までを読んでいただいて、呼吸の浅さは背中を丸めた姿勢が根本原因であると理解していただいたと思います。
では、どうしたら呼吸が深くなり精神的に安定するか?という答えですが
単純に応えれば、
『姿勢を正せばよいのです』
具体的に言えば、背中を真っすぐにして胸を開いて、顔は真正面を向くようにする。
この姿勢は呼吸を深くするための筋肉に余分な緊張はかからないので呼吸を深くすることができます。
しかし、悩んでいる人やネガティブな状況の人にこの姿勢を矯正しても数分ももちません。気づいた時には元の悪い姿勢に戻ってしまいます。
また、スマホやパソコンを多用する現代人は背中を丸めて下を向くことは日常的になってしまっています。
そんな人のためにとっておきの呼吸調整セルフケアがあります。
詳しくは以下の動画をご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
是非、今すぐ実践して、呼吸を深くして不安・パニック障害の症状改善にお役立てください。
とはいえ、慢性的に呼吸が浅くなってしまっている方にはセルフケアは症状軽減にしかならず、呼吸に関係する筋肉のコリを改善しないと根本改善になりません。
そのようなお悩みの方は以下をご参考にしてください。
鍼灸TAKA 院長の小塚 高文です。
あなたのお悩みを解決します!
当院は自律神経の専門院であり、パニック障害や不安症状でお困りの方へ専門的に治療を行っております。
初めてでも安心な優しい鍼施術で改善をサポートします。
是非、当院にお任せください。ご興味のある方は以下のリンクから詳細を確認してください。
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