吐気と動悸で外食が怖い・誰かと一緒に食べれない

20代 男性 大学生

2年前、高校3年生の頃、コロナ禍の緊張と気分が悪かったことから外食先で動悸と吐気が強くなり逃げ出したくなる体験をした。

昨年11月くらいから電車に乗っている時に、上記同様の気分の悪さを感じた。それ以来は電車が苦手になった。

心療内科でパニック障害と会食恐怖症と言われ、投薬を続けて一度良くなったが、最近また悪化した。

今は常に気持ち悪く、外食への予期不安がすると動悸と吐気が悪化。

食事も朝は全く食べれず、昼~夜に近づくと食べれるようになる。

このままでは大学もまともに通えなくなると心配して当院に来院した。

通院頻度・回数

週2回 12回 ※途中から週1回

施術と経過

●初診時

身体を検査したところ、腹部(腹直筋)と肩甲骨内側(脊柱起立筋と菱形筋)の緊張が強くみられた。

また、臀部(大殿筋)の緊張が強く姿勢が悪くなりやすい様子だった。

姿勢の悪さが腹部と背中の緊張を生んで、その結果呼吸が浅くなり自律神経を乱していると分析した。そらに、みぞおち付近が特に硬いことから気持ち悪さを生み、食欲を低下させているとも考えた。

以上の改善のため鍼治療を行った。

●2回目

施術後当日は食事ができた。動悸が起きなかった。

喉の苦しさが気になる。

●3~4回目

食べれるようになった分、食後が息苦しく感じる。

●5回目

食後の息苦しさは無くなり、少し不快感くらい。

●6回目

食事は1人前食べれるようになった。

外食はまだ自信ない。

通院頻度を週1回とした。

●7~8回目

食べ過ぎてしまうくらい食欲は出てきた。

朝にマックに行けたが、食後は不快感あり。

⇒朝は内臓の動きが悪いので外食はなるべく昼か夜にチャレンジするようアドバイスした。

●9回目

動悸・吐気ともになく過ごしている。

2回外食する機会あり、なんともなかった。

●10~11回目

電車も最近は心配なく乗れている。

外食も牛丼屋・ラーメンなども行けた。

通院頻度を2週間に1回とした。

●12回目以降

2週間あけて食事も3食しっかり食べれており、てんぷら屋さんもいけたので外食もだいぶ自身がついた。

お腹の張り感はたまに気になることがあり、これを放置しているとまた元の不調に戻ってしまうことを心配し、その後は月1回の鍼治療は継続した。

それから1年経過し、何事もなく過ごせるようになったので治療は終了とした。

使用したツボ(施術部位)

以下のツボに鍼をすることにより骨盤周りの筋肉のバランスを調整し姿勢を改善すること、みぞおち付近の筋緊張を緩和することから呼吸を深くして自律神経を整えた。

手三里・四瀆:前腕伸筋群の緊張緩和⇒腹直筋の緊張緩和

曲泉:内転筋のの緊張緩和⇒みぞおちの緊張緩和

胞肓:梨状筋の緊張緩和⇒姿勢の調整+横隔膜の調整

二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒姿勢の調整+背中(脊柱起立筋)の緊張緩和

まとめ:症状の分析

会食恐怖症をメインとするパニック障害の症例である本件は

スマホの長時間使用やゲームなどで日常の姿勢が悪いことが根本にあり、そのことで腹部の筋肉を硬く緊張させて食欲を低下させた。

また、腹部と背中の呼吸に関係する筋肉が硬く緊張することで普段から呼吸が浅くなり動悸が出やすい状態となった。

これを改善するには姿勢の中心である臀部の筋肉(大殿筋)へのアプローチと、呼吸筋の緊張を緩めるアプローチをあ行った。

結果として、食欲が改善し、息苦しさや動悸もなくなり、外食もできる様になり、電車も問題なく乗れるようになった。

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