名古屋市緑区の自律神経を整える鍼灸院
鍼灸TAKA
〒458-0924 愛知県名古屋市緑区有松3408(名鉄本線有松駅から徒歩8分)
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受付時間 | 9:00~20:00(木曜・日曜を除く) |
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当院を実際に利用されたパニック障害・不安障害でお困りだった患者さまの症例をご紹介します。
以下の一覧からタイトルをクリックすると該当の症例がご覧になれます。
(50代 女性 主婦)
(460代 女性 パート(スーパー勤務))
(40歳代 女性 保育士)
(40歳代 女性 主婦)
(60歳代 男性 無職)
(50歳代 男性 営業職)
(30歳代 男性 営業職)
昔からふわふわするめまいがしており、今年3月に体調不良が続き夜中に手足のしびれ、立っていられないくらいの立ちくらみが起きて10~15分くらい続いた。
その10日後、動悸・息苦しさが起きて10~15分くらい続いた。
1週間後、動悸が止まらず救急車を呼んだ。それ以降も手足のしびれが出たり治まったりを繰り返した。
病院(内科)ではパニック症かも?と言われて抗不安薬を処方されて様子を見ている。
一人でいるのが不安で、毎日予期不安で外出が怖く車の運転も怖い。子供の送り迎えに安心していけない。
朝は手足がピリピリして、ふわふわしためまいがする。息苦しさと動悸も気なる。睡眠も悪く3回くらい目が覚める。
心療内科にかかるのが怖く、代わりの手段を探して当院に来院された。
週2回 13回
●初診時
身体をみたところ、首肩コリが酷く、ふくらはぎのヒラメ筋が強く緊張していた。また、頭頚部が強く緊張しており熱感も強かった。その逆にお腹と足は冷えていた。
典型的な冷えのぼせ(上半身が熱く下半身が冷たい)が起きており、血流障害により手足のしびれやふわふわめまいが生じており、自律神経が乱れていると分析した。
のぼせの改善のために鍼治療を進めた。
●2~3回目
朝のふわふわする感じが減った。
●4~5回目
ふわふわするのが無くなった。呼吸も楽に感じる。
不安感も減っている。
●6~7回目
朝の調子が良くなってきて、子供の送迎も安心してできるようになってきた。
昼から夕方に動悸と吐気がすることがある。睡眠は相変わらず悪い。
通院頻度を1週間に1回とした。
●8~10回目
前より外出は楽に出来ている。友人とランチに行けた。
睡眠は途中で目が覚めることがまだある。手足の冷えが気になる。
●11回目
とても調子よい日が続いたがカフェに行った日にのぼせ感を強く感じた。
●12~13回目
のぼせることは徐々に起きなくなっていった。
通院頻度を2週間に1回とした。
●14回目以降
睡眠も良く取れるようになり、不安になるような体調不良は起きていない。
これからも不安な気持ちになることがないように1か月に1回の通院を継続することにした。
以下のツボに鍼をすることにより下半身の血液循環を改善してのぼせの改善を図った。
また、呼吸を深くして自律神経を整えるを改善を図った。
築賓:ふくらはぎ(腓腹筋)の緊張改善⇒下肢の血流改善
委陽:ふくらはぎ(ヒラメ筋)の緊張改善⇒下肢の血流改善
三陰交:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
陰陵泉:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
陽陵泉:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
ふわふわしためまいには『のぼせ』と言われる体質が関係している。
のぼせとは、上半身が暑く下半身が冷えている状態であり、頭が暑く感じたり・手足が冷えていたり・下腹部の冷え(ポッコリお腹)・上半身がガチガチに緊張しやすい(ひどい首肩こり)・息苦しさなど
以上のような身体症状が出ていれば『のぼせ』の体質を改善することがパニックや不安の改善につながる。
本件においてもふわふわめまいが減ってきたと同時に不安感も低下しており、外出がしやすくなった。
30年前に引っ越しをした当初にストレス(慣れない転居先とママ友付き合い)で息苦しさ・動悸・不安感が良くなったり悪くなったりを繰り返していた。
その数年後に夜中にパニック発作を3度経験した。その後5~6年精神安定剤を服薬していた。
主治医が変わり減薬して自力で良くなるよう色々と取り組んだが、夜中の息苦しさがなかなか良くならなかった。
去年の暮れから孫の世話が増えて以降、呼吸が浅いことや胸が苦しいことが増えて、スーパーで過呼吸も起こした。
今では息苦しさ・動悸・不安感が常にあり、高速道路の運転や歯医者が苦手な状況。
家族の紹介で当院に来院された。
週2回 14回
●初診時
身体をみたところ、肩甲骨内側の筋緊張が強く、右側の小胸筋(胸辺り)の緊張が強くあった。このことが呼吸を浅くして、心臓の拍動を早くしてしまい自律神経を乱していると分析した。
お孫さんを抱っこすることで負担のかかった小胸筋やスーパーの仕事で負担のかかっていた大殿筋の緊張が目立ったいた。これらの筋緊張を対象に鍼治療を進めた。
●2回目
前回施術後、身体が軽く感じるようになり高速道路の運転もドキドキしながらだけどできた。
●3~4回目
不安感が減り久々に美容院に行けた。
一晩だけ息苦しさを感じることあった。
●5~6回目
息苦しさ・不安感は全く無くなった。
動悸もかなり減った。睡眠も深く眠れるようになった。
●7回目
歯医者にも行けた。
身体も気持ちも改善してきて10年以上やれてなかった楽器を再開した。
●8~10回目
夜に飲んでいた精神安定剤を試しに飲まずに寝たら眠れなかった。
その後は飲む量を少しずつ減らしたら、睡眠が取れるようになった。
通院頻度を1週間に1回とした。
●11~13回目
精神安定剤もだんだん減らしていったが睡眠に問題ない。
通院頻度を2週間に1回とした。
●14回目以降
長距離運転での旅行に行けた。日常生活で不自由することは全くない。
動悸がまた起きることを心配しているので、2週間~3週間と段々通院頻度は変更して通院を継続することにした。
以下のツボに鍼をすることにより呼吸を深くして自律神経を整えるを改善を図った。
胞肓:姿勢の調整⇒横隔膜の調整
二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒肩甲骨内側の筋肉の緊張緩和
曲沢:肘屈筋群の緊張緩和⇒脊柱起立筋の緊張緩和
手三里:前腕伸筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和
パニック障害により運転や歯医者などに行くことが怖くなる広場恐怖の症状や予期不安は日常から続く動悸や息苦しさといった身体症状が根底にある。
この身体症状が緩和すると広場恐怖も予期不安も改善していくことが多い。
本件においては、何十年も続く息苦しさや動悸が改善していったと同時に運転や歯医者にも行けるようになった。この息苦しさや動悸は病院の薬(抗不安薬や抗うつ薬)だけでは思うように改善しないことが多い。
なぜなら、息苦しさや動悸が起きるメカニズムは身体のコリ(特に肩甲骨の内側やみぞおちの筋緊張)が呼吸を浅くして息苦しさを感じて動悸も起きていた。
20代の頃に仕事のノルマでうつっぽくなり、電車内でパニック発作を経験した。出産を機に仕事を辞めてからはそれ以降目立った症状はなかった。
37歳の頃に家庭内で動悸が頻発して内科を通院して頓服薬を服用しながら動悸とうまく付き合っていたが、
去年にインフルエンザ感染後から夜に動悸・息苦しさ・喉の違和感が続くようになった。子供のことで心配することや夫の帰りが遅いとより症状が強く感じる。
次第に大きい道や高速道路の車の運転、美容院、歯医者を避けるようになっていった。
抗うつ薬は副作用が出てしまい服用ができないことから、頓服薬だけで症状をごまかし続けるのが嫌で他の方法を探して当院を受診した。
週2回 16回
●初診時
検査により背中の張り感(脊柱起立筋)が強いこと、お腹(みぞおちと下腹部)の緊張が強いことが目立っていた。このことが呼吸を浅くして、心臓の拍動を早くしてしまい自律神経を乱していると分析した。
この背中(脊柱起立筋)とお腹(腹直筋など)の緊張を緩めて、呼吸を深くして自律神経を整える方針で治療を進めた。
●2~4回目
術後の帰り道が気持ち的に軽々と帰れた。
睡眠薬なしでも眠れた。
動悸が減ったが朝は気になることが多い。
●5~6回目
動悸がしても発作につながらないから安心するようになったので、人ゴミや大きなスーパーに行けるようになった。
トイレで目が覚めることなく眠れた。
動悸・息苦しさはまだ少し気になる。
●7~9回目
子供の入園説明会に安心して行けた。
通院頻度を週に1回とした。
●10~13回目
動悸もだんだん気にならなくなっている。
昔やっていたダンスを再開できた。
歯医者もいけた。
通院頻度を2週間に1回とした。
●14回目以降
不快な身体症状はない。
長距離運転で家族旅行にいけた。どこにでも安心していける自信がある。
動悸もほとんど起きなくなったが、疲れをため込んだ時に動悸が起きそうな感覚があるので、
疲れを溜めないように月1回は通院を継続することにした。
以下のツボに鍼をすることにより呼吸を深くして自律神経を整えるを改善を図った。
胞肓:姿勢の調整⇒横隔膜の調整
曲泉:内転筋の緊張緩和⇒みぞおちの腹直筋の緊張緩和
曲沢:肘屈筋群の緊張緩和⇒脊柱起立筋の緊張緩和
三陰交:後脛骨筋の緊張緩和⇒腹直筋と脊柱起立筋の緊張緩和
パニック障害の多くは発症当初(初めて発作が起きた頃)に疲れやストレスをため込んでいて、自律神経も乱れて偏桃体の興奮が起きやすい状態になっている。
この時の身体の状態は呼吸が浅く心臓も拍動が早くなりやすい状態である。この状態が続くことで、精神的にも緊張や不安になりやすくなってしまう。
だから、本件のように呼吸しやすい体になるようにお腹や背中の筋肉の緊張を緩和した。
その結果、動悸や息苦しさなどの身体症状が改善されて苦手だった運転・美容院・歯医者などにも安心していけるようになった。
4年前高速道路運転中に急に強い不安感に襲われて以降、車の運転が徐々にできなくなった。美容室、歯医者、電車、飛行機など逃げられない状況が苦手であり、外出が徐々に困難になってきた。
病院の検査では異常なく、頼る先がないまま半信半疑で自律神経を整えてみようというきっかけから来院されました。
小学生の娘さんがおり、PTA役員を3か月後の4月から任されるため、どうしても元気になりたいという気持ちで通院されました。
【検査からの身体所見】
下部頚椎から上部胸椎の際の筋肉に強い緊張があり、肩甲骨の動きが阻害されている印象があった。また、胸鎖乳突筋が強く緊張していた。
呼吸が浅く、脈はとても細かく早い流れ。
首の回旋(左右を向く)に可動域制限があり、動かしづらさを本人も自覚していた。
●初診(12月20日)
・灸施術:備前百会灸
⇒精神安定のツボ『百会』を刺激するため
・整体術:頚椎と胸椎の回旋導引
⇒首の可動域を広げる目的及び胸椎の詰まった感じを改善
・鍼施術:外関、曲泉、太衝、合谷、天井、手三里
⇒胸鎖乳突筋、横隔膜付近の緊張を緩める目的
・刺さない鍼施術:全身
⇒全身の筋膜を緩めていき、高まった交感神経を抑制して、自律神経を整える。
●2診目(12月23日)・3診目(1月8日)・4診目(1月21日)
初診と同じ
※鍼施術ではその日の体調により使用するツボが多少変更
肩甲骨内側及び胸鎖乳突筋の筋肉の緊張が強いことから呼吸が浅くなり、その呼吸の乱れから不安を感じていると分析。
この筋肉の緊張を緩めることで呼吸を深くして、安心できる状況をつくるため、上記施術を実施しました。
初回施術翌日からスッキリした体感が得られたことから、普段なら緊張する美容院も平気だったため、『もう治ったかな?』と思うほどだったが、2~3日後には再び不安感が訪れたとのこと。
施術2回目は2~3日後に調子が悪くなり始めることを予期していたため、初回から3日後に設定しました。
そして、年末年始で飛行機により帰省するとのことからセルフケア用品(貼るタイプの鍼)を手渡しました。本来なら飛行機は強い不安があるはずでしたが、今回は終始安心して過ごせたとのことでした。
施術3回目・4回目は徐々に施術日の間隔を空けて回復しているか確認したところ順調な様子でした。施術4回目に行った問診では、『何年も行くことができなかった歯医者に行けた!』との報告を受けた。
ここでいったん通院は終了して経過観察としました。
20年前にうつ病により退職して以降、やる気の低下、寝つきの悪さに悩んでいました。
普段から胃が痛く、のどが詰まるような感じで気になることが多い。高速道路運転中にパニック症状を起こしたことがあり、それ以来運転するのが不安。
好きなことですらやる気が起きず、外出すらしたいと思わない状況であり、今後外出困難になるのが不安になり来院されました。
【検査からの身体所見】
胸鎖乳突筋(首の前側の筋肉)の強い緊張があり、喉が詰まったような感じがするとのこと。
後頚部に強い熱感と詰まったような緊張感
長い転勤生活の疲れから仕事を退職して、転職活動中に禁煙をしたのをきっかけに不安症状が強く感じるようになった。
過去にうつ病も経験しているが、現在は治療中ではない。
この不安症状が邪魔して、転職先に気持ちが向かない。
それと同時期に中途覚醒(寝てる途中で目が覚める)により、朝まで目が冴えてしまうこともある。
数か月後に入社を控えているのでなんとかしたいという想いで来院された。
今年に入ってから動悸や胸のつかえに困っており、心療内科でパニック障害と診断された。
身体症状から極度の不安感に襲われ、常にネガティブな感情に包まれている。
パニック発作から救急車を呼んでしまったことも数回あり、会社を休むことも多かった。
ネガティブな感情を脱して、自分の身体のことで不安にならないようになりたいという想いで来院された。
【検査からの身体所見】
背中が丸まり、背中の真ん中くらい(胸椎5~10)の範囲の脊柱起立筋がガチガチに緊張している。
腹部はみぞおち付近に強い緊張があり、脇腹は刺激過敏(抑えると極度に痛む)。
呼吸し辛い雰囲気。
●初診(6月8日)
・鍼施術:天井、次リョウ、百会、曲泉、陽陵泉、合谷
⇒脊柱起立筋の緊張緩和、みぞおち付近の腹直筋の緊張緩和のツボ
●2診目(6月17日)・3診目(6月22日)・4診目(6月27日)
●5診目(7月3日)
4診目の時点で全く身体症状なく、不安感も脱したことから1週間後経過観察したが症状はないままで安定していたことから治療終了。
【症状の分析】
パニック障害は呼吸に問題がある人が多い。本件の場合は呼吸の問題は横隔膜の過剰な緊張が原因であると分析。
その証拠に横隔膜付近である第7胸椎付近やみぞおちや肋骨付近の筋肉の緊張が強い。
この背中(第7胸椎付近)とお腹(みぞおちや肋骨付近)の筋肉の緊張を整えることが呼吸改善となり、呼吸が深くなることで、身体症状(動悸や胸のつかえ)と精神症状(不安)が改善する。
【治療の推移】
初回施術から2回目来院時は施術効果により身体の軽さ(心地よさ)は認識していたが、動悸や胸のつかえは気になっていた。
3回目(治療開始1週間後)には胸のつかえは消失しており、たまに起きる動悸に不安感を抱いていた。
その1週間後の4回目の来院時には全く症状が無くなり、不安感も消えており本人も安心した様子だった。
1週間経過観察したうえで安定した状態を維持していたので治療は終了した。
鍼灸師の渡辺賢司です。私のプロフィールを紹介します。
さらに詳しく知りたい方はは下部の『詳しいプロフィールを見る』をご覧ください。
私は人生の様々な場面で鍼灸治療に助けられてきました。
体が不調だとそのことに悩むようになり、やりたいこともできず、仕事も思うようにいかず、心の不調にもつながっていきます。
自衛隊勤務時厳しい環境下で自分も、周りの人も悩むのを見てきました。このような経験から、鍼灸師となりました。
日々の不調で、思うようにしたいことができていない方、是非私にお任せください。
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