
名古屋市緑区の鍼灸院【自律神経専門】
鍼灸TAKA
〒458-0924 愛知県名古屋市緑区有松3408(名鉄本線有松駅から徒歩8分)
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当院を実際に利用された逆流性食道炎・胃の不調・食欲不振でお困りだった患者さまの症例をご紹介します。
以下の一覧からタイトルをクリックすると該当の症例がご覧になれます。
症例⑫:胃のムカつきとげっぷが空腹時に続く逆流性食道炎の症例
(女性 60 代)
(女性 50 代)
(男性 60 代)
(女性40代)
(女性40代)
(女性40代)
症例⑥:胃の膨満感・喉のつかえなどから運転や人と会うのが不安
(男性40代)
(女性30代)
(男性70代)
(女性10代)
(男性30代)
(男性60代)
来院する約1カ月前から、胃のムカつきと頻繁に出るげっぷに悩まされるようになりました。
特に症状を感じやすかったのが空腹時です。食事をしていないにもかかわらず胃のあたりがムカムカし、げっぷも繰り返し出る状態が続いていました。
激しい痛みがあるわけではありませんでしたが、毎日のように胃の不快感が続くため、「またムカムカしてきた」「いつまで続くのだろう」と胃の状態を気にしながら生活するようになっていました。
症状が続いたため医療機関を受診し、胃カメラによる検査を受けたところ、逆流性食道炎の疑いと診断されました。
その後、胃酸の分泌を抑える薬と漢方薬を処方され、しばらく服用していました。しかし、胃のムカつきやげっぷには大きな変化がみられず、症状が残っていました。
「薬以外の方法でも身体を整えてみたい」と考え、鍼治療を希望して当院へ来院されました。
週1~2回 計6回
●初診時の所見
初診時に身体の状態を確認すると、特に目立っていたのが腹部、とくにみぞおち周辺の張りと緊張でした。
今回の症例では、この「みぞおちの張り」を重要な所見の一つとして考えました。
当院では逆流性食道炎について、胃酸だけの問題として捉えるのではなく、腹部の張りや緊張によって胃腸や呼吸が働きにくくなっている状態にも着目しています。
当院の逆流性食道炎の専門ページでも、日常生活での長時間の同じ姿勢、ストレス、食生活などの影響によって腹部に張りや緊張が生じると、
といった状態につながり、その結果として腹圧が高まりやすくなったり、胃酸の逆流を防ぐ働きが低下したりすることで、胸やけ・げっぷ・胃もたれ・喉の違和感などが現れたり慢性化したりすると考えています。
今回の女性も胃酸を抑える薬や漢方薬を服用していましたが、胃のムカつきとげっぷには十分な変化がみられていませんでした。
一方、身体を実際に確認すると、みぞおちに明確な張りが認められました。
そこで今回は、胃やみぞおちへ直接鍼をするのではなく、東洋医学的な身体のつながりを利用し、脚にあるツボから腹部の緊張を緩めていくことを施術の中心としました。
● 施術後の経過
【第1回】
初回は、腹部に直接鍼をするのではなく、脚にある曲泉・三陰交などのツボを中心に施術しました。
当院では、逆流性食道炎に対して腹部そのものへ鍼をするのではなく、手足や臀部、背中などにあるツボを利用して、腹部の張りや緊張へ間接的にアプローチする方法を用いています。
施術後に再びみぞおちを確認すると、施術前に認められていた張りが緩和していました。
本人にも確認していただいたところ、身体の変化を実感されていました。
この反応から、今回の胃の不調には胃だけではなく、腹部を含めた全身の緊張状態が関係している可能性があると判断しました。
【第2~3回】
初回施術後にみぞおちの張りに変化がみられたため、2回目以降も基本的には同じ方針で施術を継続しました。
脚のツボを使いながら、腹部の緊張状態を毎回確認していきました。
施術を重ねていくにつれて、胃のムカつきやげっぷにも少しずつ変化が現れ始めました。
症状だけを追いかけるのではなく、
「みぞおちの張りがどう変化しているのか」
という身体所見についても確認しながら施術を進めました。
【第4~5回】
継続して施術を行うことで、胃のムカつきやげっぷを感じる頻度が徐々に減少していきました。
来院当初は空腹時になると胃の状態が気になっていましたが、施術を重ねるにつれて、不快感を意識せずに過ごせる時間も増えていきました。
身体の状態についても、初診時に特徴的だったみぞおちの張りが緩みやすくなっていました。
そこで大きく施術方針を変えることなく、引き続き脚のツボを中心とした施術を行いました。
【第6回】
6回目の来院時には、当初訴えていた胃のムカつきとげっぷを感じない状態となりました。
施術期間中に大きな症状の再燃も認められなかったため、今回の集中的な施術はここで終了としました。
曲泉
膝の内側にあるツボです。
経絡(東洋医学的な身体のつながり)を利用し、上腹部の緊張を緩和する目的で使用しました。
三陰交
内くるぶしの上方にあるツボです。
経絡を利用し、下腹部の張り感を整える目的で使用しました。
※以上のツボ以外にも合計10か所以下を施術
今回の症例で最も特徴的だったのは、胃のムカつき・げっぷと同時に、みぞおちに強い張りが確認できたことです。
逆流性食道炎というと、一般的には胃酸の逆流そのものに注目されます。
一方、当院では多くの症例をみてきた経験から、逆流性食道炎で悩んでいる方には、腹部の張りや緊張がみられるケースがあることに着目しています。
当院では、長時間の同じ姿勢やストレス、食生活などによって腹部の緊張が強くなると、胃腸の働きだけでなく呼吸にも影響し、横隔膜が動きにくくなることで自律神経も乱れやすくなると考えています。
その結果、
腹部の張り・緊張
↓
胃腸が働きにくくなる
↓
横隔膜が硬くなり呼吸が浅くなる
↓
自律神経が乱れやすくなる
↓
胃のムカつき・げっぷなどが続きやすくなる
という状態につながる可能性がある、というのが当院の見立てです。
今回の女性も、胃酸を抑える薬と漢方薬を服用していましたが、胃のムカつきやげっぷは残っていました。
そこで、症状そのものだけではなく、みぞおちの張りという身体所見に着目しました。
興味深かったのは、腹部に直接施術したわけではなく、脚のツボへ鍼をした初回施術直後から、みぞおちの張りが緩んだことです。
そのため、
脚のツボへの施術
→ みぞおちの張り・緊張が緩む
→ 腹部や横隔膜が動きやすい状態へ変化
→ 胃腸や呼吸が働きやすい身体環境を整える
→ 胃のムカつき・げっぷが徐々に軽減
という経過で改善していった可能性があると考えています。
当院の逆流性食道炎に対する施術では、胃だけをみるのではありません。
骨盤周囲の状態、東洋医学のツボ、背骨や肋骨周囲の緊張などを確認しながら、腹部の張りや緊張、自律神経の状態を整えていくことを重視しています。
今回の症例は、その中でも特に「脚のツボとみぞおちの緊張との関係」が分かりやすく確認できた症例でした。
主な悩みは、8年ほど前から続いている吐き気とげっぷでした。
医療機関では逆流性食道炎の疑いとされ、服薬を続けながら、油物を控えるなど食生活にも気をつけていました。しかし症状は完全には落ち着かず、長期間にわたって胃の不快感を抱えながら生活していました。
今回の症例で特徴的だったのは、立った状態が長く続くと吐き気やげっぷが強くなり、座ると少し楽になるという点です。
また、食後にもげっぷが出やすく、「また気持ち悪くなるのではないか」と胃の状態を気にすることもありました。強い症状が出れば日常生活にも影響するため、長年続く症状を少しでも改善したいと考えていました。
さらに10年ほど前から、パニック障害の疑いで服薬を継続していました。電車や飛行機を待っているときなどに呼吸が浅くなり、手足に痺れを感じることがあり、乗り物の利用にも制限がありました。
身体的な症状としては、右肩から背中にかけてのつっぱり感もありました。特に食器洗いなどで前かがみの姿勢を続けると、右肩や背中の緊張が気になる状態でした。
加えて、5~6年ほど前から便秘の疑いで服薬しており、胃だけではなく腸の働きについても長期的な悩みを抱えていました。
過去には1~2回ほど回転性めまいを経験したこともあり、消化器症状だけではなく、呼吸や自律神経に関連するさまざまな不調が重なっている状態で来院されました。
週1~2回 計6回
●初診時の所見
初診時に特に重視したのが、腹部の状態と呼吸、背中から肩にかけての緊張でした。
腹部を確認すると、みぞおち周辺と臍の側部にも張りが認められました。
当院では逆流性食道炎を「胃酸が多いから起こる症状」とだけ考えるのではありません。
当院の逆流性食道炎の症状別ページでも説明しているように、腹部の張りや緊張が強くなることで胃腸が働きにくくなり、さらに横隔膜の動きが制限されて呼吸が浅くなることで、自律神経にも影響する可能性があると考えています。
今回の症例は、この考え方を当てはめやすい身体所見がみられました。
まず、みぞおち周辺の張りです。
みぞおち周辺が緊張している状態では、腹部や横隔膜が十分に動きにくくなります。その結果、呼吸が浅くなったり、腹部に力が入りやすくなったりすることで、胃腸が働きやすい身体環境を保ちにくくなると当院では考えています。
実際、この女性には以前から「呼吸が浅くなる」という自覚がありました。
さらに、右肩から背中にもつっぱり感があり、前傾姿勢で症状が強くなるという特徴もありました。
そのため今回は、
腹部の張り
→ 横隔膜や呼吸の動きが低下
→ 胃腸が働きにくい状態
→ 自律神経にも負担
→ 吐き気・げっぷが続きやすくなる
という流れを一つのポイントとして考えました。
また、便秘が長期間続いていたことからも、胃だけを局所的にみるのではなく、消化器全体の働きと身体の緊張状態を一緒に整える必要がある症例と判断しました。
● 施術後の経過
【第1回】
初回は、腹部へ直接多くの鍼をするのではなく、足・頭部・腰部にあるツボを使用しました。
曲泉や足三里などの下肢のツボを使いながら、腹部の張りがどのように変化するかを確認しました。
さらに腰部のツボ、頭部の百会なども組み合わせ、腹部だけではなく背中や肩を含めた全身の緊張を整えることを目的としました。
施術後に身体を確認すると、初診時に認められていたみぞおちや腹部の張りが緩み、背中・肩の緊張にも変化がみられました。
そこで、胃そのものだけを狙うのではなく、全身の緊張を整えながら腹部が柔らかくなる状態をつくる方針で施術を継続することにしました。
【第2~3回】
2回目以降も基本的には同じ考え方で施術を行いました。
施術のたびに腹部、背中、肩などを確認し、身体の緊張状態に合わせて足・頭・腰のツボを選択しました。
回数を重ねるにつれて、吐き気やげっぷを感じる頻度にも変化がみられるようになりました。
特に、これまで気になっていた食後のげっぷや胃の不快感が少しずつ軽減していきました。
右肩や背中のつっぱり感についても、以前ほど強く気にならない時間が増えてきました。
【第4~5回】
さらに施術を継続すると、日常生活の中で吐き気やげっぷによって困る場面が大幅に減ってきました。
食後にげっぷが出たり、肩や背中の張りを感じたりすることは時折ありましたが、来院前のように症状を常に意識する状態ではなくなっていきました。
また、この頃から変化がみられたのが排便の状態でした。
長年便秘の疑いで服薬していましたが、施術を継続する中で、決まった時間帯に排便できる日が増えてきました。
胃だけではなく腸の状態にも変化がみられたことから、腹部全体の緊張や身体の状態が整ってきていると考え、同じ方針を継続しました。
【第6回】
6回の施術を終える頃には、吐き気やげっぷによって日常生活で困ることは大幅に減少しました。
食後のげっぷや右肩・背中の張りがたまに気になることは残りましたが、症状の程度・頻度ともに来院時より軽減しました。
また、便通についても一定の時間に排便できる状態がみられるようになりました。
施術期間中に大きな症状の再燃もみられなかったため、集中的な施術はここで終了しました。
百会
頭頂部にあるツボです。今回は消化器症状だけではなく、呼吸の浅さや長期間続いている身体全体の緊張状態も考慮して使用しました。
曲泉
膝の内側にあるツボです。経絡(東洋医学的な身体のつながり)を利用し、みぞおちの緊張を緩和する目的で使用しました。
足三里
膝下にあるツボです。
経絡を利用し、臍周囲の張り感を整える目的で使用しました。
腰海
腰部にあるツボです。背中や腰を含めた身体全体の緊張を緩めて横隔膜の働きを整える目的で使用しました。
※以上のツボ以外にも合計10か所以下を施術
今回の逆流性食道炎の症例で特徴的だったのは、8年間続く吐き気・げっぷだけではなく、みぞおちの張り、呼吸の浅さ、右肩・背中の緊張、便秘などが同時にみられたことです。
特に重要だったのが「立ちっぱなしで吐き気やげっぷが強くなり、座ると少し楽になる」という身体の使い方による変化でした。
胃酸だけが問題であれば、姿勢や身体の緊張によって症状が変化することを十分に説明できない場合があります。
当院では、こうした症状の変化と実際の身体所見を照らし合わせて原因を考えます。
今回の場合、腹診ではみぞおちと臍の側部に張りがあり、さらに右肩から背中にも緊張が認められました。
当院の逆流性食道炎に対する考え方では、腹部の張りが強い状態が続くと、胃腸の働きだけではなく横隔膜の動きにも影響し、呼吸が浅くなりやすいと考えています。
今回の女性にはもともと呼吸の浅さがあり、電車や飛行機を待つ場面では手足の痺れまで現れていました。
そのため、
腹部・背中の緊張
↓
横隔膜が動きにくくなる
↓
呼吸が浅くなる
↓
自律神経が乱れやすい状態になる
↓
胃腸が働きにくくなる
↓
吐き気・げっぷなどが続きやすくなる
という身体環境が形成されていた可能性を考えました。
また、5~6年続く便秘があったことも重要です。
今回の症例では胃だけに問題があるというより、胃から腸を含めた腹部全体が働きにくい状態になっていた可能性があります。
そこで胃や腹部に直接刺激を集中させるのではなく、足・腰・頭部のツボを利用しながら、みぞおち・腹部・背中・肩の緊張が緩む状態を目指しました。
施術後にこれらの緊張が変化し、それに伴って吐き気やげっぷが軽減しただけでなく、便通にも変化がみられたことは、今回の症例を考えるうえで特徴的な経過でした。
つまり今回の症例は、「胃酸を抑える」という視点だけではなく、腹部の張り・横隔膜・呼吸・背中の緊張・自律神経・腸の働きまで含めて身体をみることが重要だった逆流性食道炎の症例だったと考えています。
約10年前、仕事を退職した頃から、右のみぞおちから肋骨付近にかけての違和感と胸焼けを感じるようになりました。
特に症状が出やすかったのが食後です。
食事をすると右のみぞおち周辺が重く、不快な感覚が現れ、それに伴って胸焼けも起こる状態が長く続いていました。
医療機関を受診したところ、逆流性食道炎の疑いと診断され、症状を抑えるための薬を服用していました。
薬を飲むことで症状をコントロールしていたものの、根本的に症状がなくなるわけではなく、食後になると症状が現れるため、服薬を欠かすことができない状態が続いていました。
発症からすでに10年ほど経過していたこともあり、「このままずっと薬を飲み続けなければならないのか」という思いもあり、別の方法で身体の状態を整えたいと考え、当院へ来院されました。
週1~2回 計10回
●初診時の所見
初診時に特に特徴的だったのが、みぞおち周辺の強い緊張です。
当院では逆流性食道炎の症状を見る際、胸焼けがあるからといって食道や胃だけに原因を求めるのではなく、
なども確認しています。
この方の場合も、右のみぞおちから肋骨付近の違和感という本人の訴えと一致するように、実際に腹部を確認するとみぞおちに緊張が認められました。
当院では、こうしたみぞおち・腹部の緊張が長期間続いていることが、胃腸の働きや呼吸に影響し、食後の胸焼けを繰り返しやすい身体の状態につながっていた可能性があると考えました。
そこで、症状が現れているみぞおちに直接刺激を加えるのではなく、全身のつながりを確認しながら、右の手足を中心としたツボから腹部の緊張を整えていく方針としました。
● 施術後の経過
【第1回】
初回は、右足と右手にあるツボを中心に鍼施術を行いました。
施術では胸焼けそのものを直接追いかけるのではなく、まず腹部の緊張を確認しながら、みぞおちが自然に緩む状態をつくることを目的としました。
施術後に腹部を確認すると、施術前に認められていたみぞおちの緊張に変化がみられました。
本人からも、
「体が楽になった」
という反応が得られたため、この身体の変化を一つの指標として、同じ方向性で施術を続けることにしました。
【2回目以降】
2回目以降も、右の手足を中心に身体の緊張を確認しながら施術を継続しました。
すると施術開始から約1週間で、これまで頻繁に現れていた食後の右みぞおち付近の違和感や胸焼けが起こる回数が少なくなってきました。
完全に症状がなくなったわけではありませんが、「食事をするとまた症状が出る」という状態から、症状が出ない食事も増えていきました。
長期間続いていた症状であったため、短期間で症状の有無だけを判断するのではなく、症状の頻度や食後の身体の状態を確認しながら施術を続けました。
【施術開始から約1カ月】
継続して施術を行った結果、約1カ月後には大きな変化がみられました。
以前は食後を中心に繰り返していた症状が、月に数回程度まで減少しました。
食事のたびに胸焼けや右みぞおちの違和感を気にしていた状態と比較すると、日常生活で症状を意識する機会そのものが大幅に少なくなりました。
さらに、症状が安定してきたことで、それまで欠かすことのできなかった服薬についても、本人の経過として必要としない状態になっていきました。
その後も施術間隔を調整しながら身体の状態を確認し、良好な経過を維持しました。
合谷
手にあるツボです。経絡(東洋医学的な身体のつながり)を利用し、みぞおちの緊張を整える目的で使用しました。
三陰交
内くるぶしの上方にあるツボです。経絡を利用し、下腹部の張り感を整える目的で使用しました。
玉竧
膝の外側にあるツボです。経絡を利用し、横隔膜の緊張を緩和し呼吸改善の目的で使用しました。
曲泉
膝の内側にあるツボです。経絡を利用し、みぞおちの緊張を緩和する目的で使用しました。
※以上のツボ以外にも合計10か所以下を施術
今回の症例で特徴的だったのは、「食後に悪化する胸焼け」と「右のみぞおち〜肋骨付近に限局した違和感」が約10年間続いていたことです。
当院では逆流性食道炎について、胃酸だけの問題として考えるのではなく、腹部の張りや緊張、胃腸の働き、呼吸、自律神経などが相互に影響している身体の状態にも着目しています。
この方の場合、初診時には実際にみぞおちに強い緊張が確認できました。
みぞおちや腹部が常に緊張した状態になると、胃腸が本来の働きをしにくくなるだけでなく、横隔膜を使った深い呼吸もしづらくなります。
呼吸が浅い状態が続けば、身体がリラックスしにくくなり、自律神経のバランスにも影響する可能性があります。
さらに食後は胃に食べ物が入ることで腹部への負担が増えるため、もともとみぞおち周辺に強い張りがある人では、食後をきっかけとして腹部の不快感や胸焼けが現れやすい状態になっていたのではないかと当院では分析しました。
そのため今回の施術では、胸焼けがあるからといって胃の周辺へ直接鍼をするのではなく、右手・右足のツボを使って、みぞおちの緊張がどのように変化するのかを確認しながら施術しました。
初回からみぞおちの緊張に変化がみられ、本人にも「体が楽になった」という感覚があったことから、この方向性を継続しました。
その結果、約1週間で症状の出現頻度が減少し始め、約1カ月後には食後を中心に繰り返していた症状が月に数回程度まで減少しました。
この症例は、長年続く逆流性食道炎の症状であっても、胸焼けだけを見るのではなく、「なぜ食後になると症状が出る身体になっているのか」という視点から、みぞおちや腹部の緊張を確認することが重要だった症例と考えています。
3年前から生理前・排卵後に胃の調子が悪くなり、胸焼けが2~3日続く。
普段から首肩こりがひどく、寝付きが悪く、食欲がない、朝の気分が悪い。
ここ1か月はふわふわするめまいと目の痙攣も頻繁に出てきた。
病院では逆流性食道炎・慢性胃炎と言われて薬を飲んでいるが治る気配はない。
今年は管理職に昇格してストレスが多いので自律神経が乱れていると自覚し、当院へと来院された。
週2回 19回 ※途中から週1回・2週間に1回
●初診時
身体を見たところ、後頭部~後頚部、背中(特に肩甲骨内側)、臀部(大殿筋)~腰部(腰方形筋)の筋緊張が目立っていた。
腹部はみぞおちと季肋部の張り感が目立っていた。
後頚部~後頭部のコリがめまいや眼瞼痙攣と関係しており、腹部の張り感が胃の不調に関係していると分析した。
対象の部位の緊張をとる目的で鍼治療した。
●2~3回目
胃の調子が良くなった。
目の痙攣・めまいの頻度が減った。
●4~5回目
生理前~生理で、頭痛・めまい・胃の痛みが気になった。
●6回目
お正月で食べ過ぎたせいか胃が痛い(それだけ食べれるようになった)
めまいや目の痙攣は生理前だけの様子。
●7~8回目
胃は空腹時や寝る前が痛い、そのせいで寝付きが悪い。
●9回目
胃の調子は前より全体的に良い。睡眠も良く取れるようになった。
めまい・痙攣も落ち着いている。
通院頻度を週1回とした。
●10~11回目
めまい・目の痙攣は無くなった。食いしばりが気になる。
食欲が出てきたが、胃の痛みは日によって波がある。
●12~13回目
目立つ症状は無くなってきた様子。アゴは少し張る感じ。
通院頻度を2週間に1回とした。
●14回目
1週間前に1回だけ目がピクピクした。
1週間を過ぎたくらいから胃の痛みを感じる日が目立った。
●15回目
寝てる時にムカムカする。首の痛みが気になる。
運転中骨盤周りが気になると食いしばっていることに気づく。
●16回目
お腹の調子よりも首肩こりが気になる。
めまいの予兆(閃輝暗点)がたまに。
●17回目
2週間ずっと調子よいと感じた。
念のため、3週間様子をみた。
●18回目以降
今までの症状はなく、調子よかった。
今年から管理職に昇格することからストレスが今以上に増える事が予想されるため、今後も3週間おきの通院は続けることとした。
以下のツボに鍼をすることにより後頭部~後頚部の筋緊張を緩和し、目と耳の血流改善を図った。
また、お腹の張り感を改善することから自律神経を整えて内臓機能の改善を図った。
二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒後頭部~後頚部の緊張緩和
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
三陰交:みぞおちの張り感緩和・腹式呼吸促進
曲泉:みぞおちの張り感緩和・腹式呼吸促進
背中のC線:菱形筋などの緊張緩和⇒後頭部の緊張緩和
本件の特徴は
①後頭部~後頚部の筋緊張⇒ふわふわめまい・目の痙攣・不眠
②腹部(みぞおち・季肋部)の張り感⇒胃の痛み・ムカムカ
①と②とみに、普段の姿勢が悪いことが起因していた。その証拠に骨盤周りの筋緊張が強く、鍼治療により緩和すると①と②が改善している。
また、生理に関係して症状が悪化するのは、生理時期の下腹部や骨盤周囲の血流の悪化が関係する。この点についても骨盤内の血流を良くするように、臀部に鍼治療を行い改善した。
本件が治療が長期化した要因のひとつに、仕事のストレスから食いしばりが生じていたことがある。このことについても顎関節の調節を行い改善ができた。
25年前に当時は長距離を新幹線で頻繁に行き来しており疲れが毎日溜まっていた。胃の不調も日々当たり前になっていた。
ある日、会議室で息苦しさや死んでしまうかもというパニック発作を起こしてすぐ退室した。
後日、予期不安から仕事に行くことが怖くなり、次第に家からも出れなくなった。病院でパニック障害と診断されて投薬を開始した。
投薬を続けて3年、大分良くなり外出もできるようになったが電車だけは乗れなかった。
ここ数年、ロープウエイでパニック発作を起こして以降は悪化してきた。
かろうじて車は乗れるが外出は怖い、電車・バス乗れない、繁華街にはいけない、外食もできない。
日常的に頭痛・食欲不振・胃の痛み・便秘がち、仕事柄ストレスが多く肩こり酷い。胃の痛みが酷くなってくるとパニック発作に繋がる。
特に胃の不調が引き金になってパニックに繋がる気がする。
薬の量がどんどん増えていることを心配し、薬以外の方法を探して当院に来院された。
週2回 18回
●初診時
身体をみたところ、首肩こり、肩甲骨内側の張り感、お腹(みぞおちと下腹部)の張り感が目立っていた。
このことが、頭痛・胃の痛み・便秘を起こしており、呼吸を浅くして自律神経を乱して不安になりやすくなっていると分析した。特にみぞおちの緊張感が胃の痛みに関係しており、パニック発作の引き金になっている。
これらのコリや張り感を対象にに鍼治療を進めた。
●2回目
施術後身体がとても軽くなり帰り道に久々に外食できた。
便通も良くなった。
●3~5回目
食欲も回復しており胃の痛みからの発作も軽くなっている。
●6回目
薬の量は少し減った。
頭痛は週に2回、発作は1回程度に減った
●7~9回目
発作は起きなくなった。運転にも自信ついてきた。
頭痛はまだ少し気になる。
これ以降通院頻度を週1回とした。
●10~12回目
胃の痛みも無くなり、夜に頭痛が気になる。
●13~15回目
繁華街に行けた。その後に外食もできた。
美容院も行けた。
最近忙しいせいか頭痛が気になる。
●16~17回目
運転も最近できている。頭痛もきにならなくなってきた。
通院間隔を2週間あけて様子を見た。
●18回目以降
薬も飲むことなく日常生活が自由に過ごせている。運転、外出、外食など支障があることはない。
ただ、仕事の忙しさにより頭痛がたまに起きるので、定期的に良い調子でいられるように3週間おきに通院は続けている。
以下のツボに鍼をすることにより首肩こり・肩甲骨の張り感・お腹の緊張感を改善し、呼吸を深くして自律神経を整えた。
築賓・飛鷹:ふくらはぎ(腓腹筋)の緊張改善⇒首肩こりの改善
三陰交:下腹部の血流改善⇒腹式呼吸促進
足三里:便秘の改善・頭痛の改善
曲泉:みぞおちの緊張改善⇒胃の症状改善・腹式呼吸促進
仕事での疲れで首肩こりが溜まっていることで頭痛が起きやすい状態になっていたことや、慢性的な便秘や胃の不調はお腹の張り感が強かったことに起因していた。
そして、胃の不調と頭痛が良くなったことで、パニック発作や不安が改善していった。
パニック障害では、身体の不調⇒不安・パニックというケースが多くみられる。本件では胃の不調や頭痛がそれに相当する。
病院の薬では『不安やパニック』を抑えることに特にフォーカスするが、鍼治療では『身体の不調』を良くするところに特にフォーカスする。
なぜなら、身体が良くなれば自然と心の状態も良くなるからだ。普段から体調が良くなり、呼吸・血流が改善すると心の状態も良くなると東洋医学では考えている。
夏頃から喉のつまりが1日中気になるようになった。特に食後が一番気になり食後はのど飴をなめないと喉が落ち着かないようになった。
さらに食後がゲップやみぞおちが気になることが多くなってきた。
最近はストレスがかかることが多く症状が悪化してきていた。
病院を受診したところ逆流性食道炎と診断され、薬を処方されたが改善が見られなかった為当院を受診した。
週2回 8回
●初診時
体を確認したところのどぼとけ周りの首の緊張と背中の緊張が目立っていた。これが喉のつまりの原因だと考え鍼ををした。
●1〜2回目
夜寝ていての喉のつまりがなくなった。
●3〜5回目
食後の喉のつまりがとれてきて、飴を舐めなくてもすむようになった。
●6〜8回目
喉のつまりが気にならなくなった為治療を終了した。
以下のツボに鍼をすることにより喉周囲の筋緊張(胸鎖乳突筋など)改善及び乱れた自律神経の調整を図った。
温溜:前腕の伸筋群の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
合谷:手首の調整⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
開魄:足趾の調整⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
心兪:脊柱起立筋の緊張緩和⇒呼吸が深くなる⇒副交感神経優位
督兪:脊柱起立筋の緊張緩和⇒呼吸が深くなる⇒副交感神経優位
今回の症例では喉周りの緊張があることで喉が締めつけられることからつまりがおきていた。
ストレスがかかることで首の緊張がうまれさらに喉が気になることが増えていたが、首の緊張をとっていくことが症状改善につながった。
長いこと前から胃の不快感で悩んでおり、逆流性食道炎と診断を受けて薬で症状を抑えていた。
3年前、大型車両の運転中にパニック発作を経験。
半年前、美容院で再度発作を経験し、その翌日は車の中でも発作。3か月前、家の中でも発作が起きた。
それ以降ずっと車の運転が不安、人と会う予定に不安を感じる。人混みは避けており、美容院は長いこと行けていない。
常に胃の膨満感・喉のつかえ感・みぞおちの不快感・腰痛にも悩んでいる
心療内科に行き軽度のパニック障害かも?と言われたが、薬を処方する程でもないと言われて途方に暮れた。
他の治療法を探して当院に来院された。
週2回 23回 ※途中から週1回
●初診時
身体を検査したところ、背中(脊柱起立筋)・喉(胸鎖乳突筋)・お腹(腹直筋)・腰(腰方形筋)・臀部(大殿筋と梨状筋)を中心に強い筋緊張があった。
所見から姿勢が悪くなりやすく、腰痛をかばうためになってしまうとの本人談。仕事柄その悪い姿勢のまま長時間座り仕事で図面や帳簿を見ることが多いとのこと。
以上のことから、姿勢の悪さがお腹・背中・喉の緊張を生み出していると分析し、その悪循環の改善のため鍼治療を行った。
●2回目
施術後に運転中に普段感じていた疲労感は無くなった。
胃の膨満感も忘れていたが、翌日には戻ってきた。
●3~4回目
喉のつかえ感は良くなっている。
座り仕事が長いと胃の膨満感が増えることが分かった。
●5~6回目
喉のつかえ、胃の膨満感は当初より半減した。
目の疲れ感を敏感に感じている。
●7~8回目
目の疲れ感は改善している。
仰向け・座位での胃の膨満感やゲップは無くなっている。
●9回目
全体的に症状が7割くらいは良くなっている印象
時よりゾワゾワ感を気にしている。
通院頻度を週1回とした。
●10回目
出張時にゾワゾワ感が出たが、以前より気持ち的に楽に行けた。
胸焼けがたまにある。
●11~12回目
不安なく歯医者に行けた。
胸焼けはまだある。
●13~15回目
妻の病気によりストレスを感じて逆流性食道炎の症状が悪化している様子
※一時的に週2回に通院頻度を戻した。
●16~18回目
逆流性食道炎の症状は変わらず、病院で薬を処方してもらった。
その後、症状が軽減していった。
●19~20回目
妻の病状も安定していき、ストレスが減ったせいか胃と喉の症状も落ち着いてきた。
薬も減らしている。
●21回目
喉のつかえ感は当初から10⇒1まで軽減
胃の膨満感は10⇒2~4(日による)
運転も不安感はなく、お腹の張り感だけ気になる。
●22回目
1週間通して調子よく過ごせた。
かなり久々の美容院も不安なく行けた。
通院頻度を2週間に1回とした。
●23回目以降
人と会うこと・運転・人混などへの不安は感じていない。
逆流性食道炎の症状はたまにお腹の張り感はあるが、他には困っていないため薬も飲んでいない。
仕事柄姿勢が悪くなりやすい環境であることは自覚しており、それがお腹の張りにつながっていくことを本人もよく理解していた。
ストレスも絶えない職場であるから身体のケア(通院を月に1回)を続けることとした。
以下のツボに鍼をすることにより骨盤周りの筋肉のバランスを調整し姿勢を改善すること、
喉・みぞおち付近の筋緊張を緩和することから呼吸を深くして自律神経を整えた。
胞肓:梨状筋の緊張緩和⇒姿勢の調整+横隔膜の調整
二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒姿勢の調整+背中(脊柱起立筋)の緊張緩和
合谷・開魄:鎖骨下の筋緊張改善⇒喉(胸鎖乳突筋)の緊張緩和
曲泉:内転筋のの緊張緩和⇒みぞおちの緊張緩和
本件の機序(病気の発生原因)を説明すると以下のとおりである。
座り仕事⇒腰痛⇒姿勢が悪い⇒お腹・背中・喉の圧迫⇒逆流性食道炎の症状発生+呼吸が浅い⇒不安
それを証明するように、鍼治療では臀部回りを施術すると姿勢も良くなり症状が改善していた。
通院期間が長くなってしまったのは治療の経過で妻の病気によりストレスが一過性に膨大したことで、逆流性食道炎の症状が再燃してしまった。
このことで、不安感も増えてしまったことは上記の機序から考えて仕方ないことである。
避けられないストレスで症状が悪化することは時間の経過が解決してくれることもこの症例でわかることだ。
昨年の4月頃お酒を飲んでいて動悸がしてきて、固形物を食べると気持ち悪さがおこるようになった。
病院に行ったところ逆流性食道炎と診断され、薬を処方されたが改善傾向がみられなかった。
その後もさまざまな治療院を巡ったがなかなか改善せず、当院を受診した。
治療当初はバナナやおかゆなどの固形物でも気持ち悪さが起こり食欲も低下し、ひどい時には動悸がしてくる状態であった。
週2回 9回
●初診時
お腹を確認したところみぞおちの硬さが目立っていた。この硬さが胃や横隔膜の働きを悪くして、気持ち悪さや動悸が起きていると考えみぞおちの硬さを取るために手足のツボに鍼をした。
●2回目
バナナやおかゆ食べても気持ち悪さがでなかった。食欲もあがった。
●3回目
いつもはおかゆだったのを白米にしてみた。
治療翌日は白米を食べても問題なかったが、翌日以降は気持ち悪さが出てきた。
●4、5回目
白米を食べても症状が出ずに安定していた。
とり肉やバラ肉を食べても症状はでなかった。
まだ油物は怖さがのこる。
●6回目
カップ焼きそばを食べたところ気持ち悪さが出たが、それ以外の食事では症状はなかった。
●7、8回目
普段の食事でも症状が安定していた為1.2週間間隔をあけた。
●9回目
2週間間隔を空けても症状が安定したため治療終了とした。
以下のツボに鍼をすることによりお腹(みぞおち)の血流改善を図った。
曲泉:内転筋の調整⇒みぞおちの緊張緩和・血流改善
合谷:手首の調整⇒季肋部の緊張緩和
三陰交:後脛骨筋の調整⇒みぞおち・下腹部の緊張緩和・血流改善
築賓:ふくらはぎの緊張緩和⇒みぞおちの緊張緩和・血流改善
コロナ禍では家にいる時間が増え自然と座っていることが多くなる。その姿勢が悪いとお腹に硬さを生んでしまい、胃や横隔膜の働きを悪くしてしまう。
そして、自律神経が乱れ、ストレスに対応しづらい体になり、さらに症状が悪化してしまう悪循環になっていた。
今回の症例では普段の姿勢を改善していくことで悪循環から脱却し、症状を緩和させていくことができた。
14年前に胸焼けがひどく病院に受診したところ逆流性食道炎と診断された。薬を飲んで症状を抑えていたが、コロナ禍でのストレスにより薬を飲んでも胸焼けが治らなくなった。
元々ストレスに弱くストレスがかかると食事が喉を通らないことでも悩んでいて、自律神経が乱れていると感じ自律神経専門の当院に来院した。
週2回 6回
●初診時
お腹を触診した所みぞおちあたりの硬さが目立っていた。みぞおちの下には胃があるためお腹の硬さにより胃の働きが悪くなり胸焼けがおこっていると考えた。さらにみぞおちあたりには横隔膜もあるため、横隔膜の働きも悪くしてしまい呼吸が浅くなって、交感神経が優位になりやすい体になり、ストレスに影響を受けやすい体になっていた。
みぞおちの硬さを取るためにまず姿勢に注目した。姿勢が丸まっているとお腹が圧迫されてしまうため、お腹に硬さが生まれる。普段の姿勢を整えお腹の硬さを取るために臀部のツボに鍼をした。さらに細かいお腹の硬さを取るために手足のツボに鍼をした。
●2診目
胸焼けはまだあるものの症状は以前より軽減した。
●3診目
毎食後あった胸焼けが昼食後だけになった。さらにストレス時にも食欲が上がってきた。
●4診目
昼食後の胸焼けも良くなったため治療間隔を週1回とした。
●5診目
1週間で様子をみた所症状が安定していため間隔を2週間とした。
●6診目
2週間間隔を空けても食後の胸焼けも気にならず、ストレスがかかっても食欲が落ちることなく過ごせたため治療終了とした。
以下のツボに鍼をすることによりお腹(みぞおち・胃の中心当たり)の血流改善及び姿勢の改善を図った。
胞肓:姿勢の調整⇒横隔膜の調整
四瀆:前腕の伸筋群の緊張緩和⇒胃の中心当たりの緊張緩和・血流改善
曲泉:内転筋の調整⇒みぞおちの緊張緩和・血流改善
築賓:ふくらはぎの緊張緩和⇒みぞおちの緊張緩和・血流改善
コロナ禍では家にいる時間が増え自然と座っていることが多くなる。その姿勢が悪いとお腹に硬さを生んでしまい、胃や横隔膜の働きを悪くしてしまう。
そして、自律神経が乱れ、ストレスに対応しづらい体になり、さらに症状が悪化してしまう悪循環になっていた。
今回の症例では普段の姿勢を改善していくことで悪循環から脱却し、症状を緩和させていくことができた。
朝起きた時から腹痛・吐き気・だるさで毎朝起きることができず、朝ご飯も食べれない状況で、
午後からは症状が軽減するため学校には途中からしか行けない日々を送っていた。
病院に行っても原因不明と言われ中々改善傾向がなかった為当院に来院した。
週2回 10回
●初診時
まず、体にすごく力が入っていることに注目した。本人も普段から緊張して中々肩の力を抜くことができないと自覚していた。
まず、肩のコリをやわらげ肩の力を抜けるように臀部のツボに鍼をした所、肩が軽くなり今まで肩に力が入っていたのが楽になった。
また、お腹も下腹部やみぞおち辺りに硬さが目立っていた為手足のツボに鍼をした。
●2診目
朝予定通りの時間に起きれる日も出てきた。
●3診目
お腹の痛みはまだあるが、軽減してきた。
●4診目
朝予定通り目が覚めるようになってきて、朝ご飯も食べれるようになった。
腹痛は改善してきたが、吐き気が残っている。
●5診目〜7診目
腹痛・吐き気は改善してきた。
朝起きれる日が増えてきた。
●8診目以降
朝予定通り起きれるようになってきて、元気に過ごす日も増えてきた。
現在も朝起きれる状態を続けるために治療頻度を1週間・2週間と空けながら治療を続けている。
以下のツボに鍼をすることにより肩こり改善・お腹(みぞおち・下腹部)の血流改善を図った。
聚労:骨盤の調整⇒肩こりの全体的な改善
合谷:手首の調整⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
三陰交:後脛骨筋の調整⇒みぞおち・下腹部の緊張緩和・血流改善
百会:前頭・後頭筋の調整⇒全身の緊張緩和
本来、夜寝る前になると副交感神経が高まり自然と眠りに入り、朝起きるタイミングになると交感神経が高まり自然と目が覚める。
しかし、普段から体が緊張していると交感神経が優位のままで睡眠の質も悪くなり体を休めることができずにだるさが生まれお腹の働きも悪くなる。そして、起きるとき上手に交感神経が上がらない為朝起きることが出来なくなる。
今回の症例では首肩やお腹の緊張をとることで普段からリラックスできる体にすることで自律神経を整え、症状を改善に導いた。
昨年末から寝起きの胃のむかつき、吐き気、ゲップ、食欲不振が続いている。年明けの5月くらいから上記症状に加えてだるさや意欲の低下も増してきた。
食事も油物や肉類は食べることができず、いつも麺類しか食べtれない。
消化器内科でもらった薬では改善が図れなかったことから来院に至った。
【検査からの身体所見】
背中が亀の甲羅のように丸まっており、肩甲骨下部付近の脊柱起立筋の緊張が強い。
胸鎖乳突筋の鎖骨付近の緊張が強い
腹診の結果、肋骨やみぞおち付近に圧痛と緊張が強い。さらに、胃の中間付近にあたる腹部も圧すると不快感が強い。
●初診(5月26日)
・鍼施術:百会、太衝、合谷、曲泉、手三里、次リョウ、胞膏
⇒胸鎖乳突筋、腹部の緊張、横隔膜付近の緊張を緩める目的
●2診目(6月2日)・3診目(6月5日)・4診目(6月9日)・5診目(6月19日)・6診目(6月30日)
初診に同じ
※鍼施術ではその日の体調により使用するツボが多少変更
【症状の分析】
逆流性食道炎において問題となるのは肩甲骨下部の脊柱起立筋の緊張、胸鎖乳突筋、みぞおちや肋骨付近の緊張である。
これらの緊張を緩和することで胃の圧迫感が軽減していき、胃のむかつきや吐き気など胃の症状は軽減していく。
【治療の推移】
初回施術直後から背中の張りがスッキリした体感が得られた。その翌朝は胃のむかつきや吐き気が軽減していた。
施術3回目頃には肉類も食べれるようになり、食欲が向上してきた。色々なものが食べれるようになった反面、朝の胃のむかつき感が少し気になってきた。
夕食の時間が仕事の関係で22時以降になることが多かった。それが胃のむかつきを発生させていると分析し、食事時間や内容を変更したところ、上記症状が軽減した。
施術4回目くらいから、セルフケアにお灸を始めたことで症状の軽減ができるようになったので、施術5回目から日にちの間隔をあけるようにした。
施術6回目には症状も軽く、今後はセルフケアで自分で管理していく自信がついたことから治療を終了した。
※お灸によるセルフケアは治療の経過が良いことから、途中から始めたものであり、セルフケアだけで治療が完結できるものではありません。
数か月前から散歩中にゲップとみぞおちに強い胸やけが出るようになり、喉が締め付けられたようになり時に動けなくなる。
特にゴルフに出かけると上記の症状が強く出る。
病院で逆流性食道炎と診断されて、投薬を続けているが改善がみられないため、当院に来院された。
【検査からの身体所見】
背中が亀の甲羅のように丸まっており、肩甲骨下部付近の脊柱起立筋の緊張が強い。
胸鎖乳突筋の鎖骨付近の緊張が強い
腹診の結果、肋骨やみぞおち付近に圧痛と緊張が強い。
膝の内側に強い圧痛がある場所がある。
●初診(5月26日)
・鍼施術:太衝、曲泉、三陰交、四讀、次リョウ、胞膏
⇒胸鎖乳突筋、腹部の緊張、横隔膜付近の緊張を緩める目的
●2診目(5月29日)・3診目(6月1日)・4診目(6月5日)・5診目(6月9日)・6診目(6月12日)・7診目(6月15日)
初診に同じ
※鍼施術ではその日の体調により使用するツボが多少変更
●7診目(6月22日)~
初診に同じ
【症状の分析】
逆流性食道炎において問題となるのは肩甲骨下部の脊柱起立筋の緊張、胸鎖乳突筋、みぞおちや肋骨付近の緊張である。
これらの緊張を緩和することで胃の圧迫感が軽減していき、胸やけやゲップが軽減する。
本件の特徴として、散歩やゴルフという動作が引き金になっている。この共通点は膝であり、身体所見にも膝の内側に強い圧痛がある。
この膝の内側に強い圧痛がツボ(鍼をする場所)として用いられる。
【治療の推移】
初回施術直後から喉がスッキリした体感が得られた。その翌日は散歩してもゲップと胸やけは軽減していた。
施術5回目頃には散歩での症状は気にならなくなってきたが、ゴルフをすると発生する症状は変わらず気になっていた。
施術6回目くらいから、セルフケアにお灸を始めたことで症状の軽減ができるようになったので、施術7回目から日にちの間隔をあけるようにした。
施術10回目には、普段に胸やけやゲップになることはなくなったが、ゴルフをするときだけ症状は残った。
今後はセルフケアで自分で管理しながら定期的(2~3週間ごと)にメンテナンスに通院することとした。
※お灸によるセルフケアは治療の経過が良いことから、途中から始めたものであり、セルフケアだけで治療が完結できるものではありません。
鍼灸師の渡辺賢司です。私のプロフィールを紹介します。
さらに詳しく知りたい方はは下部の『詳しいプロフィールを見る』をご覧ください。
私は人生の様々な場面で鍼灸治療に助けられてきました。
体が不調だとそのことに悩むようになり、やりたいこともできず、仕事も思うようにいかず、心の不調にもつながっていきます。
自衛隊勤務時厳しい環境下で自分も、周りの人も悩むのを見てきました。このような経験から、鍼灸師となりました。
日々の不調で、思うようにしたいことができていない方、是非私にお任せください。
鍼灸師の東尾 静香です。私のプロフィールを紹介します。
さらに詳しく知りたい方はは下部の『詳しいプロフィールを見る』をご覧ください。
目まぐるしい勢いで、社会情勢や環境が変化している昨今。様々なストレスを抱えやすい状況になっていると思います。
私は、仕事、子育て、学校生活を通し多くの経験をさせてもらい、又困難な状況にも直面しました。そして多くの方達に助けられて今があります。
今度は私が皆様に恩返しをする番です。
皆様の生きる力を応援できるよう精一杯お手伝いしていきたいと思います。
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