パニック障害・不安障害の方へ|
悪化を防ぐために避けたい3つの行動

こんにちは、自律神経の専門家TAKAです。

今回は「パニック障害・不安障害の人がやってはいけない3つの行動」というテーマでお話します。

鍼灸院で臨床をしていると、季節の変わり目に「息苦しさ」「動悸」「理由のない不安」「寝つけない」などの相談が一気に増えます。

気温・気圧の変化や新しい環境のストレスが重なり、自律神経が乱れやすい時期だからです。

パニック障害や不安障害は、薬だけでは完全に治らないことが多く、**生活の中で「何を避けるか」**が非常に大切になります。

今日はその中でも、特に多くの方が無意識にやってしまっている3つの行動についてお伝えします。

動画をご視聴になりたい方は上記のサムネ画像をクリックしてください。

やってはいけない行動①
姿勢が悪くなる

パニック障害・不安障害の方に最も多いのが、**「猫背で呼吸が浅くなる」**という状態です。

スマホやパソコン作業で前かがみになり、みぞおちが圧迫されると、呼吸が自然と浅くなり、胸の上部だけで呼吸する「胸式呼吸」になります。

この胸式呼吸が続くと、交感神経(緊張モード)が優位になり、息苦しさ・動悸・焦燥感などの発作を誘発しやすくなります。

鍼灸師からのアドバイス

  • スマホを見るときは目線を上げる。
  • 机に置くときはスタンドを活用し、モニター位置をできるだけ高くする。
  • 背筋をまっすぐに保つ意識を、呼吸のたびに少し持つ。

正しい姿勢は「深く、ゆっくりした呼吸」を取り戻す第一歩です。

胸や肩に力が入りすぎている人は、丹田(おへその下)を意識して呼吸するようにしてみてください。

やってはいけない行動②
休憩を取らずに頑張りすぎる

現代社会では、多くの人が「頑張ること=良いこと」と思い込みがちです。

しかしパニック障害や不安障害の人にとって、“頑張りすぎ”は症状を悪化させる最大の敵です。

自律神経には、

  • 緊張・集中の「交感神経」
  • 休息・リラックスの「副交感神経」

があります。

この2つの神経はシーソーのようにバランスを取りながら働いています。

ところが、仕事・SNS・ゲームなどに夢中になって休憩を取らないと、交感神経がずっとオンのままになり、副交感神経が働けなくなります。

結果として、

「寝たいのに眠れない」「家にいても落ち着かない」「急に動悸が出る」などの症状が出やすくなります。

鍼灸師からのアドバイス

  • 1時間に1回は休憩を入れる。
  • 5分でいいので目を閉じて深呼吸を3回。
  • コーヒーやスマホを見るより、「何もしない時間」を意識する。

鍼灸治療では、この副交感神経の働きを助けるツボ(百会・内関・神門など)を刺激しますが、

それ以上に「日常の緊張時間を短くすること」が根本改善につながります。

やってはいけない行動③
「ながら動作」で脳を休ませない

3つ目は意外と見落とされがちですが、とても重要です。

それは、「ながら動作」――食事しながらスマホ、入浴しながら仕事のことを考える、という行為です。

食事やお風呂の時間は、本来、副交感神経が優位になり、身体を回復させる時間です。

ところが、その時間に情報や仕事を詰め込むと、脳は「まだ休んではいけない」と判断し、リラックスできなくなります。

結果として、消化不良や睡眠の質の低下、慢性的な疲労感を引き起こします。

鍼灸師からのアドバイス

  • 食事中はスマホ・テレビをオフにする。
  • お風呂では「湯気を眺める」くらいの余白を。
  • 仕事や人間関係のことは一度、頭から離す訓練を。

人の身体は「オン」と「オフ」が明確なほど、回復力が高まります。

副交感神経を働かせるためには、休むときはしっかり休む。この“切り替え”が最大の治療法です。

まとめ:自律神経を整える「余白」をつくろう

パニック障害や不安障害の方にとって、焦りや不安は敵のように思えるかもしれません。

でも実はそれは「休みましょう」という体からのサインです。

今日お伝えした3つのポイントを思い出してください。

  1. 姿勢を整える
  2. 無理をせず、こまめに休む
  3. 休むときは、他のことを“しない”

 

この3つを意識するだけで、呼吸が深まり、自律神経が少しずつ整っていきます。

鍼灸はそのサポートをする力を持っていますが、日常生活の積み重ねこそが一番の治療です。

もし最近「息苦しい」「動悸がする」「理由のない不安に襲われる」と感じている方は、

まず“がんばりすぎていないか”を振り返ってみてください。

 

あなたの体は、あなたを守ろうとしています。

焦らず、少しずつ、呼吸を取り戻していきましょう。

鍼灸師の視点から伝えたいこと

私は鍼灸師として、数多くのパニック障害や不安症状の方を診てきました。

その中で強く感じるのは、息苦しさやめまいなどの身体症状が良くならないと、どれだけカウンセリングや認知行動療法などの心のケアをしても良くならない

という事実です。

この身体症状の改善には我々の鍼治療がお役に立てます。ご興味のある方は以下のリンクを見てください。

当院の紹介

名鉄有松駅徒歩8分、名古屋市緑区の鍼灸院 鍼灸TAKAでは、自律神経の乱れや更年期の悩みを持つ方のための鍼灸院です。

和の癒しをコンセプトに様々な工夫で症状に苦しむ皆様に癒しの時間を提供します。

当院外観

待合室

施術室

代表のあいさつ

代表の小塚 高文です

代表の想い

私たちは施術を通して、患者様に『なんとかなりそう!』という希望を取り戻していただけるよう努めております。

私は難病を経験して、病気の治療法がわからず、今後良くなる見込みもなく、一人で苦しみました。その経験から病気の大小を問わず、先行きの見えない病気の症状に苦しむ事ほど辛いものはないと理解しています。

その経験から当院では鍼灸などの施術を通じて、その症状に良い変化を起こし、その変化を患者様自身に実感していただき、『なんとかなりそう!』という希望を取り戻していただくことに努めております。

一人でも多くの人に鍼灸の素晴らしを知ってもらい、鍼灸で世界を笑顔にできるよう努力していきます。

お気軽にご相談・ご来院ください。

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