メニエール病の症例

当院を実際に利用されたメニエールでお困りだった患者さまの症例をご紹介します。

以下の一覧からタイトルをクリックすると該当の症例がご覧になれます。

症例一覧

●首が痛くなってからメニエール症状が始まった  new!

(40代 女性 団体職員)

●耳鳴りがうるさい、首を動かすとふわふわする  new!

(30代 女性 営業職)

●耳の詰まりと耳鳴りで聞こえづらい      

(40代 女性 主婦)

●顔をつかまれるような大きなめまい

(60 代 男性 無職)

●めまい、耳の詰まりで好きなことができない

(70代 女性 無職)

●繰り返すめまいが怖くて運転できない

(40代 男性 配送ドライバー)

●めまい、だるさで学校を休みがち

(10代 女性 学生)

●突然のメニエール病によるめまい

(40代 女性 工場勤務)

●メニエール病により難聴が続く

(50代 男性 設計士)


首が痛くなってからメニエール症状が始まった

40代 女性 団体職員

2か月前、寝違いをして首が痛くなって以降、首肩が痛く肩が挙がりづらかった。

1か月前、仕事中にグルグルするめまいと共に耳つまりと耳鳴りがした。病院ね検査では低音の難聴を指摘されて、メニエール病または突発性難聴のどちらかと言われた。

投薬を続けた結果、耳つまりは改善したが低音難聴と耳鳴りは続いていて、歩いているとめまいを感じる。

耳鳴りがすると集中できないこと、男性の声が聞こえづらく仕事に市長をきたすことから薬以外の改善方法を求めて当院に来院した。

通院頻度・回数

週2回 7回

施術と経過

●初診時

検査により胸鎖乳突筋や僧帽筋と言った首肩の筋肉の緊張(コリ)が多く確認され、首の動き(右に回す、斜めに伸ばす)動作で首肩が痛みが出ることが分かった。

この緊張が右耳の内耳のリンパの流れを悪くしていると考えて鍼治療を行った。

 

●2~3回目

聞こえ方が良くなり、耳鼻科の聴力検査でも改善していると言われた。

めまいは減っているが首を動かすと感じる。耳鳴りは続く。

●4~5回目

首を動かすと気になるめまいも減っており、耳鳴りはまだ少しだけ気になる。

●6回目

聴力、めまいはかなり良くなったと感じる。

耳鳴りは普段は良くなったが、疲れてくると気になる程度。

通院頻度を週に1回とした。

●7回目以降

めまい・耳の詰まり・耳鳴りともに無し。

2週間に1回に変えても調子が悪くなる兆候はなかった。

普段から首肩こりが溜まりやすいので定期的な通院を続けている。

 

使用したツボ(施術部位)

以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。

膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整

精霊:手内筋の緊張緩和⇒僧帽筋・胸鎖乳突筋の緊張緩和

手三里:前腕伸筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

築賓・飛陽:ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善

まとめ:症状の分析

発症当初に首の痛みから始まったのは首肩コリが強くなってくると痛みを生じる事がある。この首肩こりが酷かったことが内耳のリンパの流れを悪くしてメニエール症状を生じた。

結果としてこの首肩こりを改善するよう施術を進めた結果、症状改善に至った。


耳鳴りがうるさい、首を動かすとふわふわする

30代 女性 営業職

4年前に回るめまいがして左耳の耳鳴りが続いた。病院の薬でめまいは良くなったが耳鳴りが良くならず、メニエール病と診断された。

それ以降、耳鳴りがうるさくなると回るめまいがしてその後はふわふわめまいに切り替わっていくことを繰り返した。

1年前から耳鳴りが常にうるさく回るめまいとふわふわめまいも頻発している。首を動かすとふわふわめまいが強く感じる。首肩こりも酷くなった感じがある。

耳鳴りはともかく、めまいは仕事にも私生活にも支障が出るので当院に来院した。

通院頻度・回数

週2回 11回

施術と経過

●初診時

首肩の筋肉の緊張が強く、特に胸鎖乳突筋の緊張が下あご付近まで及んでいることから首を回す動作に問題が出ていた。

この緊張が左耳の内耳のリンパの流れを悪くしていると考えて鍼治療を行った。

●2~3回目

首を動かすとふわふわすることが減った。

●4回目

前回治療後からふわふわめまいは無くなったが、風邪をひいて発熱して以降ふわふわと耳鳴りが再燃した。

●5~6回目

ふわふわめまいは良くなったが耳鳴りが少し残っている。

首コリはまだ気になるが首を動かしやすくはなった。

通院頻度を1週間に1回にした。

●7~8回目

仕事が忙しいと耳鳴りが気になる日はあるが他の日はめまい・耳鳴りともに無かった。

●9~11回目以降

治療間隔を1週間に1回に変えても症状が現れず、首肩こりも気にならなくなった。

2週間に1回に変えても調子が悪くなる兆候はなかった。

使用したツボ(施術部位)

以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。

膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整

二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善

合谷:手内筋の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

手三里:前腕伸筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

玉身:腓骨頭の調整⇒大腿筋膜張筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

まとめ:症状の分析

メニエール病の回るめまいの予兆として、『耳鳴りがうるさくなる』『耳の詰まりが起きる』という兆候が見られる。また、回るめまいが落ち着いてもふわふわめまいが残ることがある。

これらは全て首肩こりが耳の血流・リンパ流を悪化させていることが要因だと分析している。なので、本件でも首肩こりを改善していった結果として以上のような症状は起きなくなった。

さらに、症状が風邪での発熱や仕事が多忙であったことで一時的に悪化したのは、首肩こりが悪化したことが背景にある。


耳の詰まりと耳鳴りで聞こえづらい

40代 女性 主婦

以前より耳が詰まることが繰り返していた。1日の中ですぐ良くなるので気にしていなかったが

半年くらい前(3月)から耳がつまることが続いていたことから病院を受診して投薬1週間するも改善せず。

MRIでリンパ水腫を指摘されてメニエール病を診断された。処方された薬を飲んでも良くならず、

耳詰まりと耳鳴りにより聞こえづらさも気になっていたので当院を受診した。

通院頻度・回数

週2回 12回

施術と経過

●初診時

体を確認したところ左の首の筋肉(胸鎖乳突筋や僧帽筋など)の硬さがみられた。この硬さが内耳のリンパ水腫を生じて、耳の詰まりや耳鳴りの原因になっていると考え治療した。

●2~3回目

施術の翌日は耳のつまりが一時的に取れても数日たつと戻ってしまう。

入浴後から就寝までに2時間以上経過していることから睡眠の質が低下していた。

このことにより、日常の疲れが蓄積しやすく首コリが溜まりやすかった。

●4~6回目

耳の詰まりが取れた状態が続くようになった。 

入浴後すぐ寝るようになり朝身体が楽な状態が続くようになった。

●7~8回目

耳詰まり・耳鳴り共に良くなった。

ただ朝に首が痛いことがたまに気になる。

●9~12回目以降

治療間隔を1週間に1回に変えても症状が現れず

2週間に1回に変えても調子が悪くなる兆候はなかった。

使用したツボ(施術部位)

以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。

膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整

二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善

四芯:手首の調整⇒顎関節の調整

手三里:前腕伸筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

玉身:腓骨頭の調整⇒大腿筋膜張筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

まとめ:症状の分析

耳が詰まることが以前より繰り返していたことから、メニエール病と診断される前より首コリが慢性化していたことがわかる。

普段の疲れが蓄積して首コリが生じるだけでなく、入浴から就寝までの時間が空き過ぎていたことが起因(深部温度の問題)して睡眠の質を低下して首コリが蓄積したと思われる。

鍼治療により首コリを解消したことと、生活習慣(入浴~就寝)を改善したことで良循環ができたことで症状は改善できた。

 


顔をつかまれるような大きなめまい

60 代 男性 無職

一年前に大きなめまいと左耳の耳のつまりと耳鳴りが気になり病院に行ったところメニエール病と診断されステロイド治療を行なったが中々良くならなかった。

そこからは気圧の変化で眼振・吐き気が起こり薬を飲んでも中々良くならない生活が続いた。

1週間前から顔をつかまれるようなめまいが2日に一回おこるようになり、頭も動かせない状態になり手術も検討していたが、当院をインターネットで見つけ手術を受ける前に最後の砦として当院を受診した。

通院頻度・回数

週2回 8回

施術と経過

●初診時

仕事柄長時間座りっぱなしの生活の為骨盤周りの緊張が目立っていた。この緊張が首肩のこりを生みめまいをおこしていると考え鍼をした。

●2回目

めまいはまだあるがいつもよりは楽になった。

●3回目

受診当日大きなめまいがあったが治療して楽になった。

●4回目

顔をつかまれるようなめまいはなかったが、小さなめまいが残っている。

耳の塞がった感じは減ってきた。

●5~6回目

2日に1回あっためまいがなかった為治療間隔を1週間にあけた。

●7~8回目以降

1週間.2週間空けてもめまいがおきなかった為治療終了とした。

使用したツボ(施術部位)

以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。

合谷:手内筋の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

築賓・飛陽:ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善

三陰交:後脛骨筋の緊張緩和⇒肩こりの改善

まとめ:症状の分析

メニエール病で病院に行っても中々良くならずに困っている人は多い。病院では良くならないめまいも首肩の緊張をとることで良くなる例もある。

今回は手術まで検討していたが、普段緊張をかけやすい骨盤周りの緊張をとることによって首肩の緊張がとれめまいが改善した。


めまい、耳の詰まりで好きなことができない

70代 女性 無職

ストレスで寝れない日が続いており、ある朝大きく回るめまいがあり救急車で運ばれた。

病院の治療で一度良くなったが再度めまいが起こり繰り返すようになった。さらに左の耳がずっと詰まったような感じがありテレビの音も聞こえづらくなってきた。

いつめまいが起こるか分からない恐怖で、外出を控えるようになり好きな運動もできなくなりこのまま寝たきりになるのではないかと不安を抱えており、病院の治療以外で何かできることはないか調べてめまい専門の当院を受診した。

通院頻度・回数

週2回 15回

施術と経過

●初診時

体を確認したところ左の顎の硬さがみられた。この硬さがめまいや耳の詰まりの原因になっていると考え治療した。

●2~4回目

耳が日常からつまっていたのがとれてきた

10→4(つまりを10段階で評価したもの)

足のだるさが気になるということで前回の治療に加え腰にはりをした。

●5~7回目

耳の詰まりが日常できにならなくなった 

10→1(つまりを10段階で評価したもの)

耳の詰まりがなくなってきたのでめまいの不安が減り散歩ができるようになった。 

●8~10回目

順調に良くなりジムにも行けるようになり、今まで通りの生活がおくれるようになった。

●11回目以降

治療間隔を1週間に1回に変えても症状が現れず

2週間に1回に変えても調子が悪くなる兆候はなかった。

使用したツボ(施術部位)

以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。

膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整

大臀:大殿筋の緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善

外谷:手内筋の調整⇒咬筋の緊張緩和

腸鳴:腰方形筋の緊張緩和⇒ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善

養老:手首の調整⇒顎関節の調整

まとめ:症状の分析

めまいが一度起きることでまためまいが起こるのではないか、と不安になり外出するのを控えるようになる方が多い。

今回の症例でもめまいが出る前は活発に動いていたが、めまいが起こったことでほとんど家で過ごすようになってしまった。

外に出る機会が減ってしまうと筋力も落ち、寝たきりになるリスクも高まってしまう。

しかし、鍼治療でめまいを改善することで以前と同じように外出できるようになり趣味の運動も再開することができた。


繰り返すめまいが怖くて運転できない

40代 男性 配送ドライバー

半年前に会社帰り運転中に回るめまいが起きた。聞こえ方もおかしかったため、病院でもらった薬を飲んでいたらめまいは治まったが半年経っても聴力は下がったままだった。

3か月前再び回るめまいがして1週間入院、退院後1か月して再発した。大学病院で鼓膜内注射をしてめまいの頻度が減った。

2回目の注射で回るめまいは無くなったが、ふわふわした感じと耳鳴りと聴力低下が残った。朝が辛く仕事も休職している。

また回るめまいがしてしまうと運転業務ができないので、なんとかして治して仕事に復帰したい想いから来院した。

通院頻度・回数

週2回 25回 ※途中から週1回、2週間1回

施術と経過

●初診時

左右首肩こりとも酷く特に右側の顎関節から鎖骨・肩甲骨までの筋緊張が強かった。右側の腰部・臀部・下肢の筋緊張も強く、本人も腰痛に悩まされていた様子。

普段の運転業務で負担がかかる下半身の筋緊張が首肩こりを起こして、その首肩こりが右耳の内耳のリンパの流れを悪くしていると考えて、下半身中心に鍼治療を行った。

●2回目

前回の治療後下半身がポカポカする感覚が続き、聞こえやすくなった共に耳鳴りも静かになった。

●3~6回目

日によって不調(めまいがする・耳鳴りがうるさい)な時と調子がいい時を繰り返したが、耳のこもり感は続いていた。※天候が不安定な日に不調

●7~8回目

めまいは落ち着いていたが、耳のこもり感と耳鳴りが気になる

●9~12回目

耳のこもり感と耳鳴りが減っているが、ふらつく感じが気になる。

これ以降通院頻度を1週間に1回とした。

●13~15回目

ふらつきは改善してきたが頭の重さが続く

調子が良かったので2週間様子を見た。

●16~18回目

めまい・ふらつきはないが、頭がすっきりせず耳のこもり感が日によって波がある。

そろそろ仕事に復帰したいので万全を期して通院頻度を1週間ずつに戻した。

●19~21回目

かなり調子が良くなったが雨が降った日は耳がこもってしまう。

めまいの心配もないことから仕事も復帰した。

通院も2週間後とした。

●22~23回目

回るめまいが再発。運転後にめまいが起きやすい。

仕事後にふくらはぎのストレッチをするよう指導した。

●24~25回目以降

めまいは起きなくなり、耳のこもりも無くなった。

3週間後に様子見てもそれ以降メニエール病の症状は出なくなった。

使用したツボ(施術部位)

以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。

膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整

築賓・飛陽:ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善

臀崖:中殿筋の緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善

陽陵泉:腓骨筋の緊張緩和⇒首コリの改善

玉身:腓骨頭の調整⇒大腿筋膜張筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

まとめ:症状の分析

首肩こりが内耳のリンパの流れを悪くしてメニエール病の症状を引き起こしているだけでなく、今回のケースではその首肩こりが普段の仕事で負担がかかっている下半身から起因していた。

初診の検査でも腰部・臀部・下肢の筋緊張が強かったのは普段の運転業務の影響であり、仕事を復帰してからも運転をした後にめまいを起こしていたのも事実である。

結果として、この下半身の筋緊張を鍼治療で改善することと、日常からストレッチしてセルフケアに努めてもらったことで改善できた。

また、本件は通院回数が25回とかなり長くかかったのは、気圧や天候により症状の増悪を繰り返したことによる。

メニエール病だけにとどまらず、血流に関する問題は低気圧の影響を強く受ける。人間の血管は気圧が下がると膨張する現象を起こすため、気圧が低下すると内耳周辺の血管が膨張して周囲の神経を圧迫することから一時的に症状が増悪したと考察される。

なので、本件は梅雨と台風の影響を受けながら緩解増悪を繰り返した。


めまい、だるさで学校を休みがち

10 代 男性 学生

半年前から学校で勉強をしていてぐるぐる回るめまい、体のだるさを感じるようになってきた。

めまいがおこることから部活動もできなくなり学校も休む日が増えてきた。病院を受診したところメニエール病と診断された。薬を処方されたが症状に変化が表れなかった為当院を受診した。

通院頻度・回数

週2回 10回

施術と経過

●初診時

体を触れて確認したところふくらはぎと背中の硬さが目立っていた。日常生活では座りながらスマホを触る時間が多くそこから体の硬さが生まれていると考えて臀部と手に鍼をした。

●2回目

揺れるようなめまいが起きなくなったが、体のだるさがのこっている。

●3〜5回目

めまいや頭痛は起きていない。

だるさはあるが以前より軽減してきた。

運動してのめまいもなくなってきた。

●6回目

めまいも起きず、体のだるさも気にならなくなってきた。

●7回目以降

治療間隔を1週間に1回に変えても症状が現れず、

2週間に1回に変えても調子が悪くなる兆候はなかった。

使用したツボ(施術部位)

以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。

二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒⇒ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善

合谷:手内筋の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

手三里:前腕伸筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和

会宗:橈骨・尺骨の調整⇒ヒラメ筋の緊張緩和⇒深層部の肩こりの改善

まとめ:症状の分析

コロナ禍になってから外に遊びに行く機会が減り家で座ってゲームやスマホを触る機会が増えたことで体に緊張が生まれて、そこから体の不調につながってしまう。

今回の症例では体が硬くなった原因を見抜きそこから体の緊張をとっていくことによりめまい、だるさ、頭痛の改善につながった。


突然のメニエール病によるめまい

40代 女性 工場勤務

朝起きて突然ぐるぐる回るめまいがして、起き上がれず吐き気も伴った。耳鳴りがすることと低い音が聞こえづらかった。

耳鼻科でメニエール病だと言われて、めまい止めの薬と吐き気を抑える薬を処方された。

薬でなんとか症状は抑えているが、このまま薬漬けでめまいと付き合うのは嫌であり、めまいを繰り返したくないという気持ちから、新たな解決策を探していたところに当院を見つけて来院に至った。

去年11月にもめまいを発症しており頭位めまい症を診断されいぇいた。

【検査からの身体所見】

首の側面が極度に緊張していた。

首の回旋(左右を向く)に可動域制限があり、右を向くと首筋が詰まる感じがした。動かしづらさを本人も自覚していた。

頚椎の上の方に強いコリがあり、胸鎖乳突筋も強く緊張している。

右側の肩甲骨内側の中間くらいから腰まで一体の筋肉が緊張している。この部分は他人に触れられると拒否反応が出るくらい敏感な様子。

右側のふくらはぎがガチガチに張っており、膝から下が冷え切っちる。寝ているときに足が良くつるとのこと。

当院での施術

●初診(3月24日)

・整体術:頚椎の回旋導引

⇒頚椎の可動域の回復、首周囲の緊張緩和

・鍼施術:後稽、外谷、会宗

⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和による首の回旋運動の改善、ふくらはぎの緊張緩和のツボ

●2診目(3月28日)・3診目(3月31日)

・整体術:頚椎の回旋導引

⇒頚椎の可動域の回復、首周囲の緊張緩和

・鍼施術:後稽、外谷、会宗、三陰交

⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和による首の回旋運動の改善、ふくらはぎ及び背中の緊張緩和のツボ

・整体術:腓腹筋の導引

⇒ふくらはぎの緊張緩和

●4診目(4月7日)

3診目の時点で全く症状ないことから、1週間後経過観察したが症状はないままで安定していたことから治療終了。

症状の分析と治療の推移

【症状の分析】

メニエールは『回転性めまい』『耳鳴り』『難聴』の3つの症状が同時にでることで診断されることが多い。

特に回転性のめまいは立ち上がれないほど辛くなったり、吐き気を伴うので多くのメニエールの方はこの症状の改善したくて来院する。

そして、この方のように胸鎖乳突筋の強い緊張が原因となって、首の左右の筋肉の緊張がアンバランスになればその上にある頭も傾いてしまう。

その結果、内耳の中の耳石が動いてしまい、めまいを起こすと当院では分析しています。

なので、首の筋肉のバランスを整えてあげることが最も重要になります。しかし、首の筋肉に直接施術しても本当の原因は首には無いのでバランスは整いません。

首をアンバランスにしてしまう本当の原因とは、この方の場合は工場で下を向きながら手作業を毎日続けているため、慢性的に手や腕の筋肉の緊張があることが本当の原因である。

なので、手や腕に鍼をすることで首の筋肉は調整できた。

そして、この方で特徴的なのはふくらはぎの強い緊張から全身の血流も悪くなっているのでその点も改善する必要があった。

【治療の推移】

初回施術はめまい発症から5日後であり、来院時も苦悶の表情であった。施術直後は鍼治療が初めてであったことから、だるさを感じていた。

しかし、翌日には気分もすっきりしておりめまいは治まっていた。加えて耳鳴りや難聴も全くない状態であった。数日間はめまいは治まったままであった。

2回目来院時は少し回った感じはあるが良い状態を維持できていた。

3回目(治療開始1週間後)には全くめまいは無くなっており普段どおりの体調へと回帰していた。

その1週間後の4回目の来院時も同様に全くめまいは無いとのことなので治療は終了した。


メニエール病により難聴が続く

50代 男性 設計士

3年前に突然回転性のめまいに襲われて以降、頻繁にめまい発作が起きるようになり、耳鼻科でメニエール病と診断された。

今年になり、突然左耳が詰まった感じがして耳の聞こえが悪くなった。自分の声が頭の中で反響する感じ。

電話がとても不自由している。受話器を取っても不自由な耳でない方に持ち替えないと聞こえない。

居酒屋などで大勢で飲んだ時にも左端に座らないと会話が聞きにくい。

耳鼻科2件、大きな病院も受診しても改善しないため、今回来院された。

【検査からの身体所見】

左の胸鎖乳突筋の特に側頭骨付近が極度に緊張していた。

首の回旋(左右を向く)に可動域制限があり、左を向くと首筋が詰まる感じがした。さらに、首の側屈(横に倒す)にも動かしづらさを本人も自覚していた。

首肩がパンパンに張っているような首肩こりがあった。

左の股関節が硬く、可動域も悪かった。

ふくらはぎがガチガチに緊張しており、頻繁に足をつることがあるくらいとのこと。

当院での施術

●初診(4月4日)

・整体術:頚椎の回旋導引

⇒頚椎の可動域の回復、首周囲の緊張緩和

・鍼施術:後稽、外谷、会宗、養老、地天

⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和による首の回旋運動の改善、ふくらはぎ、股関節の緊張緩和ののツボ

●2診目(4月7日)・3診目(4月14日)

※初回の施術に同じ

●4診目(4月18日)

3診目の時点で症状が軽減して日常生活に支障ないとのことで治療終了。

症状の分析と治療の推移

【症状の分析】

メニエールは『回転性めまい』『耳鳴り』『難聴』の3つの症状が同時にでることで診断されることが多い。

本件は『難聴』を主訴とするもの。難聴の多くの場合は内耳への血行不良と考えられるため、側頭骨付近の胸鎖乳突筋や首肩こりの状態を緩和することがメインとなる。

また、顎関節は耳管の詰まりに大きく関係している。本件の場合は顎関節の調節を股関節から行った。これは、股関節と顎関節ともに動きの悪い人の場合は連動関係にあるからである。

【治療の推移】

初回来院時は耳が詰まったような感じで聞こえない様子。

2回目来院時は少し聞こえが良くなったとのこと。特に詰まった感じがなくなった。

3回目には仕事で電話を受けても会話には支障がないくらいに聞こえは戻ったとのこと。

4回目の来院時も同様に聞こえには問題がなかったので治療は終了した。

この方は定期的にメニエールでのめまい発作を繰り返す方なので、体調が悪くなる兆候(頭を動かすとめまいがする)が出た時には来院するように勧めた。

担当者の紹介

鍼灸師の渡辺賢司です。私のプロフィールを紹介します。

さらに詳しく知りたい方はは下部の『詳しいプロフィールを見る』をご覧ください。

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  • 氏名:渡辺 賢司(わたなべ けんじ)
  • 出身:愛知県名古屋市
  • 資格:鍼灸師、あんま指圧マッサージ師
  • 仕事内容:自律神経系の症状に特化した鍼治療
  • 得意分野:耳の症状(突発性難聴やメニエール病など)
  • 趣味:映画鑑賞、カメラ
  • 特技:もやい結び
お客さまへのメッセージ

私は人生の様々な場面で鍼灸治療に助けられてきました。

体が不調だとそのことに悩むようになり、やりたいこともできず、仕事も思うようにいかず、心の不調にもつながっていきます。

自衛隊勤務時厳しい環境下で自分も、周りの人も悩むのを見てきました。このような経験から、鍼灸師となりました。

日々の不調で、思うようにしたいことができていない方、是非私にお任せください。

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