名古屋市緑区の自律神経を整える鍼灸院
鍼灸TAKA
〒458-0924 愛知県名古屋市緑区有松3408(名鉄本線有松駅から徒歩8分)
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受付時間 | 9:00~20:00(木曜・日曜を除く) |
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当院を実際に利用されためまいでお困りだった患者さまの症例をご紹介します。
以下の一覧からタイトルをクリックすると該当の症例がご覧になれます。
症例㉙:良性発作性頭位めまい症後の慢性的な浮遊感めまいと頭痛
(50代・女性・会社員)
(30代 女性 清掃)
(60代 女性 主婦)
(60代 女性 主婦)
(60代 男性 会社員)
(80代 女性 主婦)
(30代 男性 会社員)
(40代 女性 会社員(生産管理・管理職)
(20代 女性 主婦(産後1年))
(20代 女性 エステ店勤務)
症例⑲:長年のふわふわめまい(PPPD・心因性?)で不安・不眠
(60代 女性 生保営業)
(50代 女性 パート)
(50代 女性 主婦)
(70 代 女性 無職)
(60 代 女性 会社員(事務職))
(30代 女性 主婦)
(60代 男性 無職)
(30代 男性 会社員)
(10代 女性 学生)
(40代 男性 配送ドライバー)
(70代 女性 無職)
(30代 女性 営業職)
(20代 女性 接客業)
症例⑥:感情の乱れからなるめまい
(60代 女性 主婦)
症例⑤:産後のめまい(ふわふわした)
(30代 女性 音楽講師)
症例④:寝ようと横になるとめまいがする
(60代 女性 ソーシャルワーカー)
症例③:急に発症した吐き気を伴うめまい
(60代 女性 お菓子教室講師)
症例②:寝起きにぐるぐる回るめまい
(50代 女性 接客業)
症例①:突然のメニエール病によるめまい
(40代 女性 工場勤務)
10年ほど前と5年前に「良性発作性頭位めまい症」と診断され、治療後も症状が完全には改善せず、その後も断続的にふわふわと浮遊感のあるめまいが続いていた。とくにのぼせ感が強くなると悪化しやすく、不意に首を動かした際にもめまいが誘発されるとのこと。
また、こめかみの頭痛、手足の冷え、手汗、肩こり、のぼせなどの自律神経系の症状も同時に抱えておられ、日常生活の質が著しく低下している状態であった。
病院での検査では「異常なし」との診断を受け、対処療法を行いながら日々を過ごしていたが、突然のめまいによって日常生活が妨げられることが多く、他の選択肢を模索して当院にご相談いただいた。
週2回 計13回(途中から週1回、2週間に1回に変更)
●初診時の所見
お話を伺う中で、首から肩にかけての強いこりと左右差が明らかに見られ、特に左肩及びアゴの緊張が強く、体全体のバランスも崩れている印象があった。また、長年の不調による不安感や緊張も、全身の緊張として現れている様子であった。
浮遊感のあるめまいは安静時にも感じられることがあり、天候や気圧の変化、疲労の蓄積でも悪化するとのことで、顎関節付近の緊張が背景にある可能性が高いと考えられた。
この方の症状の中心には、「首肩・顎関節周囲の筋緊張」と「下腹部の血流悪化による自律神経の乱れ」があると考え、首〜肩の緊張を和らげるツボと、自律神経を整える足のツボを中心に施術を行うことにした。
特に、骨盤周囲の臀部の左右が強いため左側の首や肩の緊張をゆるめること、そして腸の働きを整えることを目的として進めた。
● 施術後の経過
【1回目】
施術後すぐに大きな変化は見られなかったが、頭痛がやや軽減したと報告があった。めまいは引き続き残存していたものの、「なんとなく頭が軽くなった感じがする」とのこと。
【2〜5回目】
継続して同様の施術を行った結果、こめかみの頭痛は明らかに軽減。肩のこりも徐々にやわらぎ、肩の動きが改善してきた。めまいはまだ断続的に出現していたが、頻度がやや減ってきた。
【6〜9回目】
この時期には、天候や首の動きによるめまいが一時的に再発することがあったが、回復にかかる時間が短縮されていた。以前は1日中ぐったりしていた症状も、数時間で落ち着くようになってきた。
また、手足の冷えが改善し、のぼせ感も軽減。ご本人も「朝の目覚めが楽になった」と話されるように。
【10〜13回目】
自覚的なめまいの頻度は月に数回程度に減少。出現しても短時間で治まり、日常生活への支障はほぼなくなった。頭痛や肩こりもほとんど気にならないとのこと。
ご本人からも「ここまで改善するとは思っていなかった」と嬉しいお言葉をいただいた。
大きく分けて2つの目的のために以下のツボに取穴した。
一つ目は首肩・アゴ周囲の筋緊張の原因である骨盤周囲の筋緊張の左右差の改善
二つ目は『のぼせ状態』の改善のために下腹部の血流改善
臀崖:中殿筋緊張緩和から骨盤の歪み改善
膀胱兪:仙腸関節の調整から顎関節の調整
三陰交:骨盤底筋に作用して下腹部の血流改善
C線:後頭部の熱感の調整ポイント
この症例では、慢性的に続いていたふわふわとした浮遊感のあるめまいや頭痛が『のぼせ状態』といった自律神経の乱れが根本原因と考えられる。
この改善方法として、『のぼせ状態』には腸を中心としたお腹の血流に働きかける経穴(ツボ)へのアプローチが奏功したと考えられる。
さらに、長年のめまいや頭痛に対する不安やストレスによる身体の緊張も、この方の不調を長引かせていた要因の一つと思われる。それについても、お腹の緊張を和らげることで呼吸が深くなり、体だけでなく心の緊張も少しずつ解けていったことが、症状の改善を後押しした可能性がある。
また、首肩の緊張の左右差が強いことはアゴ周囲の筋緊張と骨盤の歪みが関係していた。このことが天候による一時的な症状悪化の主たる原因と考えた。なぜなら、天気が悪い時は気圧が低下しているので内耳内での末端の血管も膨張して症状を悪化させている。
アゴの緊張に対しては骨盤周囲の左右差の強い臀部の緊張を和らげることで骨盤の歪みを整えてアゴの緊張を改善することにつながったと考える。
「ふわふわと地面が揺れているような感覚がずっと続いている」「病院では異常なしと言われたけれど、日常生活がつらい」
今回ご紹介するのは、10年以上にわたってめまいに悩まされてきた40代女性の症例です。
症状としては、ふわふわするような浮遊感のあるめまいが常に続いており、特に次のような状況で悪化するとのことでした。
• スーパーマーケットなど情報量が多く、視覚刺激の強い場所
• エレベーターの昇降中
• バッグやエプロン、ネックレスなど、体に密着する物を身につけたとき
こうした場面になると、息苦しさや頭痛まで引き起こされるため、外出が億劫になり、日常生活や仕事にも大きな支障が出ていました。
さらに、最近では生理の前後2日間ほど回転性のめまい(ぐるぐる回るタイプのめまい)**が出現するようになり、体調の波がより顕著に。集中力が途切れやすく、仕事中も常に不安感がつきまとう状態でした。
過去に医療機関でMRI検査や耳鼻科的な診断を受けたものの、「脳や耳には異常なし」と診断され、明確な治療法が見つからないまま、症状と付き合うしかない状態が10年以上続いていたそうです。
加えて、慢性的な肩こりと首こり、後頭部やこめかみにかけての頭痛、下腹部の張りや鈍痛(特に生理前に強くなる)などにも苦しんでいた。
こうした複数の症状が複雑に絡み合い、ご本人も「どこから整えたらいいのか分からない」と不安を抱えて当院へと来院しました。
週2回 計8回(途中から週1回、2週間に1回に変更)
●初診時の所見
ふくらはぎの強い緊張(特に左右差あり)、肩・首まわりの筋肉の硬さと冷え、下腹部の張りと軽い圧痛、全体的に呼吸が浅く、力が入りやすい体質
これらは、いわゆる“自律神経の乱れ”や“のぼせ体質”が影響していると考えられます。
特にふくらはぎや下半身の緊張は、のぼせ体質に直結しており、「ふわふわと足元が頼りない」感覚に強く関係していることが多いです。
● 施術後の経過
初回施術後には「今日はめまいを感じる時間が少なかった」と変化を実感され、驚いた様子でした。
回を重ねるごとに、次のような変化が見られました。
• 2回目以降:朝起きたときのふわふわ感が軽くなる
• 4回目以降:肩こりや頭痛の頻度が明らかに減少
• 6回目以降:スーパーやエレベーターでも不快感をあまり感じないように
• 8回目以降:生理前後の回転性めまいも消滅
最終的には、ふわふわした感覚が気にならなくなり、外出や仕事中に不安になることもなくなった。
ふくらはぎや下腹部といった下半身の血流改善からのぼせ状態(自律神経の乱れ)を解消することを目的に以下のツボを中心に鍼を行いました。
築賓:ふくらはぎ内側のツボを刺激し下半身の血流改善
飛揚:ふくらはぎ外側のツボを刺激し下半身の血流改善
三陰交:骨盤底筋に作用して下腹部の血流改善
曲泉:骨盤底筋に作用して下腹部の血流改善
この症例のように、検査では「異常なし」とされるめまいであっても、体の状態を丁寧に見ていくことで、根本的な改善につながるケースがあります。
特に今回の患者さんの場合、首・肩まわりの慢性的なこりと緊張には、慢性的なのぼせ状態=下半身(下腹部とふくらはぎ)の冷えと硬さが存在しており、生理周期にともなうホルモンバランスの変化、外部刺激(体への接触や視覚情報)への過敏さといった複数の要因が絡み合い、長期にわたる症状を引き起こしていました。
こうした背景を踏まえ、鍼治療ではふくらはぎと下腹部への血流改善を主軸に自律神経を整える施術を行って、慢性的な首肩こりも解消してめまいが改善に向かいました。
そして、めまいへの不安もなくなったことから外出や仕事に安心していけるようになった。
患者は数ヶ月前、突如として回転性のめまいを経験し、耳鼻科にて良性発作性頭位めまい症(BPPV)と診断されました。幸い、初発の強いめまいは数日で軽快しましたが、その後もふわふわと揺れるようなめまいが断続的に続き、日常生活に支障をきたすようになります。
特に、後頭部の熱感やゾワゾワする違和感、頭の重さが慢性的に続き、買い物や洗髪、家事といった何気ない動作でもめまいが誘発されるようになりました。また、動きすぎた翌日には症状が悪化する傾向があり、自律神経の不安定さも感じられていました。
医療機関でのMRI・CT検査では器質的な異常は認められず、医師からはPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)やストレス、自律神経失調、更年期による影響の可能性を示唆されるにとどまりました。薬物治療の効果も限定的で、根本的な改善には至らず、当院に相談に来られました。
週2回 計30回(途中から週1回、2週間に1回に変更)
●初診時の所見
初診時、患者の体に触れてみると、まず目立ったのは後頭部の強い緊張でした。また、肩のこり、みぞおち(心窩部)の硬さも見られ、全体的に上半身に熱がこもりやすい状態でした。体の感覚と主訴を照らし合わせると、頭部に熱が上がりやすく、それがふわふわするめまいや不快感につながっている印象を受けました。
● 施術後の経過
1回目の施術直後、患者は「少しめまいが軽くなった気がする」と話しましたが、後頭部の熱感は残存していました。
しかし、2回目以降も同様の方針で施術を継続していくと、徐々に揺れるようなめまいの頻度が減り、後頭部の不快感も軽減されていきました。
途中、右側の顔面神経麻痺を併発するという新たな問題が起きましたが、並行して顔面神経麻痺の施術も取り入れることで、こちらも比較的早期に改善が見られました。
最終的に、施術は30回を要しましたが、これは顔面神経麻痺を含めた全体的な体調の立て直しに時間をかけたためです。ふわふわしためまいも最終的にはほぼ消失し、日常生活に大きな支障はなくなりました。
施術では、以下の取穴により呼吸の調整から自律神経を調整することと、全身の骨格バランス、頭部の熱感を下げることを図った。
曲泉:みぞおちの張り感緩和・腹式呼吸促進
C線:後頭部の熱感の調整ポイント
足三里:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
陽陵泉:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
大腰:腰部脊柱の調整から全身のバランス調整
この症例は、良性発作性頭位めまい症の回復後に残る「ふわふわめまい」や後頭部の熱感といった不定愁訴に対して、鍼灸施術が有効であった一例です。特に、後頭部や肩の緊張を緩め、熱を下げることを意識した施術によって、自律神経のバランスが整い、全身状態の安定につながりました。
また、途中で現れた顔面神経麻痺も、鍼灸によって早期の回復が見られたことから、局所だけでなく全身を調整する東洋医学の強みが活かされたケースと言えるでしょう。今後も再発予防のために、自律神経のケアを継続していく予定です。
本症例は、慢性的なめまいと胃のムカつきを主訴とする患者に対し、鍼施術を行った結果、症状の改善が見られたケースである。患者は5年前からこの症状に悩まされており、常に耳のつまり感を感じ、胃のムカつきとともに頻繁にゲップが出る状態であった。
また、動悸や目のしょぼつきも伴い、首を前に倒すとふわふわとしためまいが悪化する傾向があった。
日常生活においても影響が大きく、美容院に行くことができず、食事内容にも細心の注意を払う必要があった。食後には特に胃の不快感が強まり、それに伴ってめまいも悪化することがあり、後頭部にゾワゾワとした違和感を覚えることもあった。
医療機関を受診したが、特に異常は見つからず、症状の原因が不明なまま経過していた。
週2回 計16回(途中から週1回、2週間に1回に変更)
●施術前の状態と評価
初診時の触診では、肩上部、後頭部、みぞおちに強い緊張が認められた。特にみぞおちの緊張は、消化器系の不調と関連していると考えられ、また、肩や後頭部の緊張は耳のつまりやめまいの原因となっている可能性があった。
自律神経の不調が関与していることが推測され、緊張した筋肉を緩めることで、症状の緩和が期待できると判断した。施術方針としては、肩や後頭部の筋緊張を改善して耳への血流促進、みぞおちの緊張を和らげることでの消化機能改善及び自律神経の調整を図った。
● 施術後の経過
初回の施術後、患者は耳のつまり感がやや軽減し、背中の軽さや足裏の接地感が改善されたと報告した。これは、全身の緊張が緩和されたことで、身体のバランスが調整され始めたことを示唆している。
2回目~6回目以降の施術では、初回と同様の方針で施術を継続。施術を重ねるごとに、症状が徐々に軽減し、常に感じていた耳のつまりや胃のムカつきは、激しく動いたときにのみ発生する程度に抑えられた。さらに、肩甲骨周辺の緊張が強くなると症状が出る傾向が明らかになり、患者自身もこの関連性を自覚するようになった。
この段階で、施術の重点を肩甲骨周辺の緊張緩和にも向けることで、さらなる症状の軽減を目指した。
10回目以降、ストレスを感じるとめまいがしていたのが楽になった。ふらつきは少し残っているが胃の調子は良くなったとのこと。通院頻度を週1回に変更した。
12回目以降、普段からめまいもふらつきも良くなり、胃の調子も良好とのことだったので、通院頻度を2週間に1回とした。
最終的に、16回の施術を経て、患者は日常生活にほぼ支障がない状態に回復。めまいや胃のムカつきの頻度が大幅に減少し、美容院にも問題なく行けるようになった。施術の過程で、症状の発生メカニズムがより明確になり、肩甲骨周辺の緊張が症状のトリガーとなっていたことが判明した。これにより、患者自身が日常生活での注意点を理解し、セルフケアの意識も高まった。
肩や後頭部の筋緊張を改善して耳への血流促進、みぞおちの緊張を和らげることでの消化機能改善及び自律神経の調整を図った。以下のツボに取穴。
殿中川:肩の緊張緩和
曲泉:みぞおちの緊張を解消
四瀆:みぞおちの緊張を解消
C線:後頭部の緊張緩和
中腰:腰部の緊張緩和から全身のバランス調整
本症例では、長年続いためまいや消化器症状が、肩・後頭部・みぞおちの緊張と関連していた。特に、みぞおちの緊張が消化器系の不調を引き起こし、自律神経を乱してそれが耳のつまりやめまいに波及していた可能性が高い。
また、肩や後頭部の緊張が耳のつまり感やふわふわするめまいを悪化させていたことが、施術を通じて確認された。
医療機関で異常が見つからない慢性的なめまいや消化器症状に対し、鍼施術が有効な選択肢となる可能性があることが示唆された。特に、自律神経のバランスを整えながら、緊張している部位に適切な施術を行うことで、長年改善しなかった症状でも回復が期待できることが、本症例から考えられる。
めまいの症状は、「ふわふわと浮遊感のあるめまい」であり、首を動かすと発生 しやすい。
また、左耳には「キーン」という高音の耳鳴り があり、特に静かな場所で顕著に感じる。日常生活や仕事において支障をきたすことがあり、患者は不安を抱えていた。
これまでに 医療機関で漢方治療 を受け、一時的に症状が軽減したが、再発を繰り返している。そのため、鍼灸施術による改善を期待して来院した。
週2回 計21回(途中から週1回、2週間に1回に変更)
●初診時
初診時の触診では、肩上部および後頭部に強い緊張 が認められた。特に 後頭下筋群の硬直が顕著 であり、これが首の可動域制限や血流不良を引き起こし、めまいや耳鳴りの原因となっている可能性が考えられた。
施術の方針として、肩・後頭部の緊張緩和を目的とした鍼施術 を行い、自律神経の調整を目指すこととした。
初回施術後、首の可動域がわずかに改善し、症状の変化を観察するため経過をみることにした。
● 2回目の施術
めまいの頻度が低下。ただし、まだ首の動きにより発生することがあり、完全に消失したわけではない。
●第3回~第10回施術(1か月経過)
• 首の動きに関連するめまいは徐々に軽減。
• 耳鳴りも日中は気にならない程度に減少。
• しかし、数日経過するとふわふわしためまいが再発する ことがある。
• 施術では、頸部の緊張を重点的に調整しながら、全身の血流改善も図る。
●第11回~第20回施術(2か月経過時点)
• 施術を重ねるごとに、めまいの発生頻度が大幅に低下。
• 首の動きで悪化する症状はほぼ消失。
• 耳鳴りも、静かな場所でかすかに聞こえる程度に改善。
• 再発の防止を目的に、施術間隔を徐々に延ばしながら調整を行う。
●第21回施術(完治)
• めまいは完全に消失。
• 耳鳴りも、以前のように意識することがほとんどなくなっ
• 生活習慣のアドバイスを行い、定期的なメンテナンス施術の継続を提案。
精霊:首の緊張を緩和し、自律神経のバランスを整える
承山:ふくらはぎの緊張を和らげ、全身の血流を改善する
両側のC線;頸部の硬結部に対する刺鍼
今回の症例では、肩や後頭部の筋緊張がめまいや耳鳴りの主な要因 であったと考えられる。特に、後頭下筋群の緊張は、頸椎の可動域を制限し、内耳や脳幹の血流に影響を与える 可能性がある。鍼施術により頸部の緊張を緩和することで、めまいの発生頻度が低下したことが確認された。
また、ふくらはぎの 承山穴を活用 することで、全身の血流改善を促し、自律神経のバランスを整える効果が得られたと考えられる。
症状は 2ヶ月前 に突然現れ、それ以来、首を動かすとふわふわとした浮遊感 を感じるようになりました。特に 家事をしている際に頭を動かすとめまいが悪化し、動作が制限される ことが多く、料理や掃除などの 日常生活に支障をきたす ようになっていました。
患者様は これまで医療機関を受診したことがなく、めまい以外の症状は特にない とのことでした。しかし、症状が続くことで家事の負担が増え、精神的にも不安を感じる ようになり、なんとか改善したいとの思いで来院されました。
週2回 計3回
●初診時
問診と触診を行ったところ、僧帽筋全体に強い緊張が見られ、特に肩から首にかけてのこわばりが顕著 でした。このことから、筋肉の過緊張による血流不足や神経の圧迫が、めまいの原因となっている可能性が高い と考えられました。
〈主な所見〉
• 僧帽筋全体の強い緊張(特に肩から首にかけて)
• 頚部を動かした際の違和感と可動域の制限
• 肩甲骨周囲のこわばり
〈症状の分析〉
本症例のめまいは、首や肩の筋肉の緊張が血流を阻害し、脳への酸素供給が不足することで生じている可能性 が高いと考えられました。さらに、頸部のこわばりが内耳のリンパの循環を妨げ、平衡感覚に影響を与えている ことも要因の一つと考えられました。
〈初回施術後の変化〉
施術後、患者様は「 首を回したときの違和感が少し減った気がする 」と話されました。めまいそのものの大きな変化はまだ見られませんでしたが、首や肩のこわばりが少し軽減した ことを実感されていました。
● 2回目の施術
2回目の施術時、患者様から「 めまいの頻度が減った気がするが、まだ首を動かしたときに軽いふわふわ感が残っている 」との報告がありました。
前回の施術で 筋肉の緊張がやや緩和されたことにより、症状が軽減 していることが確認できました。この日は、前回と同様の施術を行いつつ、追加で 僧帽筋や肩甲骨周辺の緊張を重点的に緩める施術 を実施しました。
〈施術後の変化〉
施術後、患者様は「 首を動かしたときのふわふわ感が前より楽になった 」と話されました。また、肩周りが軽くなったことを実感されていました。
● 3回目の施術
3回目の来院時、患者様は「 めまいをほとんど感じなくなり、家事をしていても気にならなくなった 」と報告されました。
この日は、前回までの施術をベースにしながら、再発防止を目的とした施術を行いました。特に 肩甲骨の可動域を広げる施術や、首・肩の筋緊張をさらに緩和する施術 を加えました。
施術後、患者様は「 久しぶりに首を楽に動かせるようになった 」と話され、症状の改善が実感できたとのことでした。
本症例では、首・肩の緊張をほぐし、血流を促進すること を目的に、以下のツボを使用しました。
• L2・L3の1.5線(両側) … 自律神経の調整と血流改善
• 中腰(左側) … 腰から上半身の筋緊張を緩める
本症例では、首を動かすと悪化するめまいに対して、僧帽筋の緊張を緩和する施術が効果的であった ことが確認されました。
施術を継続することで、首・肩の緊張がほぐれ、血流が改善したことで症状が軽減 されました。また、日常生活における不安が解消されたことも、大きな成果の一つです。
めまいは 首や肩の筋肉の緊張が再発すると、再び生じる可能性があるため、定期的なメンテナンスが重要 です。再発防止のために月に1回程度の施術を継続することを提案しました。
2年前、今年と頭位めまい症を繰り返していた。
現在でも、身体がだるくなっるとふわふわしためまいがする。歩くと一番気になる。
また、1年前にゲームをしている時に常時ヘッドホンをしていたせいか首が痛くなり、その後新型コロナ感染症後に痛みが悪化した。
今では首の痛みだけでなく喉からくる息苦しさにも困っている。首の痛みで睡眠も妨げられている。
本人の自覚的に左の首筋や鎖骨上が凝ってくると、耳に詰まり、息苦しさが悪化する。
週2回 8回
●初診時
触診(身体を触れる)すると胸椎1番(首の付け根らへん)周りの緊張とふくらはぎの緊張が強かった。また、日常的にゲームをするので、腕も緊張していた。
アゴの筋肉の緊張が目立ち、本人も食いしばっている自覚あり。
●2~3回目
首の痛みが減ったとともに
息苦しさと歩いててのふわふわめまいも減少した
●4~5回目
前より息苦しさとふわふわは良くなっている。
首の痛みと耳の詰まり感はまだ気になる
●6回目
当初から比べるとふわふわめまいは6割くらい改善
息苦しさは8割改善
通院頻度を週1回とした。
●7回目
息苦しさ・めまいは気にならなくなった
首の痛みと耳の詰まりは少しある程度
通院頻度を2週間に1回とした。
●8回目
症状は全く無くなくなり睡眠も良く取れているとのこと。
治療終了とした。
以下のツボに鍼をすることにより喉周囲の呼吸筋の筋緊張を緩和し、さらに耳への血流改善を図った。
孔最:前腕伸筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
合谷:手内筋の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
築賓・飛陽:ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
玉竧:腓骨頭の調整⇒大腿筋膜張筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
一陵:肩甲骨周囲の筋緊張緩和⇒胸椎1番の調整
本症例は喉に関係する緊張を、日常負担のかかる腕や足からとっていくことで改善した症例である。
頭位めまい症後に残るふわふわとしためまいは首のコリが関係しているとも考察できる。
本症例を整理すると以下の機序だ。
日常ゲームを長時間により前腕が緊張⇒首周囲の筋緊張増加⇒喉が苦しくなる・耳の血流をわるくしてめまいと耳詰まり
また、コロナ感染後に首の痛みが悪化したのは、くしゃみや咳などにより首の筋肉への負担が増えたことが関係している。
3年前から生理前・排卵後に胃の調子が悪くなり、胸焼けが2~3日続く。
普段から首肩こりがひどく、寝付きが悪く、食欲がない、朝の気分が悪い。
ここ1か月はふわふわするめまいと目の痙攣も頻繁に出てきた。
病院では逆流性食道炎・慢性胃炎と言われて薬を飲んでいるが治る気配はない。
今年は管理職に昇格してストレスが多いので自律神経が乱れていると自覚し、当院へと来院された。
週2回 19回 ※途中から週1回・2週間に1回
●初診時
身体を見たところ、後頭部~後頚部、背中(特に肩甲骨内側)、臀部(大殿筋)~腰部(腰方形筋)の筋緊張が目立っていた。
腹部はみぞおちと季肋部の張り感が目立っていた。
後頚部~後頭部のコリがめまいや眼瞼痙攣と関係しており、腹部の張り感が胃の不調に関係していると分析した。
対象の部位の緊張をとる目的で鍼治療した。
●2~3回目
胃の調子が良くなった。
目の痙攣・めまいの頻度が減った。
●4~5回目
生理前~生理で、頭痛・めまい・胃の痛みが気になった。
●6回目
お正月で食べ過ぎたせいか胃が痛い(それだけ食べれるようになった)
めまいや目の痙攣は生理前だけの様子。
●7~8回目
胃は空腹時や寝る前が痛い、そのせいで寝付きが悪い。
●9回目
胃の調子は前より全体的に良い。睡眠も良く取れるようになった。
めまい・痙攣も落ち着いている。
通院頻度を週1回とした。
●10~11回目
めまい・目の痙攣は無くなった。食いしばりが気になる。
食欲が出てきたが、胃の痛みは日によって波がある。
●12~13回目
目立つ症状は無くなってきた様子。アゴは少し張る感じ。
通院頻度を2週間に1回とした。
●14回目
1週間前に1回だけ目がピクピクした。
1週間を過ぎたくらいから胃の痛みを感じる日が目立った。
●15回目
寝てる時にムカムカする。首の痛みが気になる。
運転中骨盤周りが気になると食いしばっていることに気づく。
●16回目
お腹の調子よりも首肩こりが気になる。
めまいの予兆(閃輝暗点)がたまに。
●17回目
2週間ずっと調子よいと感じた。
念のため、3週間様子をみた。
●18回目以降
今までの症状はなく、調子よかった。
今年から管理職に昇格することからストレスが今以上に増える事が予想されるため、今後も3週間おきの通院は続けることとした。
以下のツボに鍼をすることにより後頭部~後頚部の筋緊張を緩和し、目と耳の血流改善を図った。
また、お腹の張り感を改善することから自律神経を整えて内臓機能の改善を図った。
二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒後頭部~後頚部の緊張緩和
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
三陰交:みぞおちの張り感緩和・腹式呼吸促進
曲泉:みぞおちの張り感緩和・腹式呼吸促進
背中のC線:菱形筋などの緊張緩和⇒後頭部の緊張緩和
本件の特徴は
①後頭部~後頚部の筋緊張⇒ふわふわめまい・目の痙攣・不眠
②腹部(みぞおち・季肋部)の張り感⇒胃の痛み・ムカムカ
①と②とみに、普段の姿勢が悪いことが起因していた。その証拠に骨盤周りの筋緊張が強く、鍼治療により緩和すると①と②が改善している。
また、生理に関係して症状が悪化するのは、生理時期の下腹部や骨盤周囲の血流の悪化が関係する。この点についても骨盤内の血流を良くするように、臀部に鍼治療を行い改善した。
本件が治療が長期化した要因のひとつに、仕事のストレスから食いしばりが生じていたことがある。このことについても顎関節の調節を行い改善ができた。
2か月前に朝起きて回転性めまいが起きて、それが治まって以降は常にふわふわ感が続いている。
1日の中で下を向くとめまいがする時があるので、下を向いて家事をしている時は気持ちが悪くなる。
生理前になるとフラフラとふらつきが強くなり、酷いときは立ってもいられない。
産前から貧血傾向であり、産後からさらに出血傾向で生理前は息苦しくなりやすい。
週2回 17回 ※途中から週1回・2週間に1回
●初診時
身体を見たところ右側中心に首肩こりが酷く、背中(脊柱起立筋)・右の顎関節付近の筋緊張が強い(食いしばりが酷いとのこと)。
骨盤周囲も右側中心に筋緊張が強く歪んでいる。下腹部の筋緊張もまた右側に強かった。
全体的に身体が右側に傾いているような筋緊張のバランスなので、骨盤周囲の歪みを整えることでその上にある背骨や頭部のバランスが整うことを狙って対象となる部分を施術した。
●2~3回目
下向くとするめまいは軽減した。
●4回目
生理がきて出血が多かったせいかめまい(ふらつき)がひどい。
●5~6回目
下向くとするめまいも常にあるふわふわも良くなっている。
通院頻度を1週間に1回とした。
●7~8回目
朝~昼にふらつきが集中している。
それ以外の時間帯は前より楽になった。
●9回目
1週間の中で調子がいい日が出てきた分、悪い日が辛く感じる。
●10~12回目
朝に散歩をするようにしたら、朝~昼のふらつきの立ち直りが早くなった。
本人希望でお灸もセルフケアで始めた。
●13回目
先週は生理が来た割に調子よく過ごしていた。
通院頻度を2週間に1回とした。
●14回目
だいぶ調子よくなったが、朝起きてすぐのふらつきが残る感じ。
その際に食いしばりが気になる。下向くと気持ち悪い。
●15回目
全くめまいはなかったが、天気が悪い日は頭がすっきりしない感じ。
⇒散歩をなるべく毎日するよう勧めた
●16回目
散歩を継続するようになり、めまい・ふらつきなく調子がいいと思えるようになった。
生理前だけ少しふらつき・息苦しい感じはある。
●17回目以降
生理前を除けば全く調子はいい。どうしても生理前に食いしばり・ふらつき・息苦しさは出てきやすい。
今後は月に1回このタイミング(生理前)に来院することとした。
以下のツボに鍼をすることにより骨盤の歪みを整え、首肩こりを改善して頭頚部の血流改善を図った。
二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒肩上部の表層部の緊張の改善
臀崖:中殿筋の緊張緩和⇒肩上部の深層部の緊張の改善
養老:中殿筋・大腿筋膜張筋の調整⇒顎関節の調整
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
三陰交:下腹部の血流改善⇒頚椎7番付近の肩こりを改善
産後1年に回転性めまいから始まった症状であり、身体の検査では骨盤の歪みが関係しているケースである。
骨盤周囲の筋緊張のバランスが偏ったことから、骨盤が歪み(傾き)、その上の背骨と頭部も傾いてしまうことで、顎関節にも影響を与えて食いしばりやすい状態となった。
このことで身体の左右のバランスが乱れて平衡感覚に支障をきたすことでふらつきが生じたと分析した。
もともと貧血気味であり、生理により出血傾向となると下腹部の血流悪化及び仙腸関節の筋緊張増加により、歪み増強されてふらつきが強くなると考えられる。
それに合わせて脊柱起立筋負担増加から息苦しさも生まれるとわかる。
鍼治療により骨盤周囲の筋緊張のバランスを整えて骨盤の歪みを改善し、平衡感覚を改善していくとともに、毎日の散歩を習慣化してもらうことで血流の改善を図った。
2か月前から転職して脱毛サロンで働きはじめ、脱毛レーザーの強い光を見ることが増えた。
目が疲れてくると首肩が重たく、アゴも痛い、頭痛もしていた。
プライベートの人間関係で不眠となり片頭痛が増えた。
さらに、ふわふわしためまいと吐気、右耳の詰まり感と耳鳴りもし始めた。
病院はもともと耳鼻科と心療内科にかかっていたが、改善していく傾向がなかった。
当院へは以前に顎関節症でかかっていたことから再来院した。
週2回 6回
●初診時
身体を見たところ首肩こりが酷く、特に頚椎7番付近・肩上部の深層部・後頭部が酷くこっていた。その影響か顎関節周囲の筋緊張も目立っていた。
また、骨盤周りの筋肉(臀部や仙腸関節)が強く緊張しており、いわゆる骨盤が歪んでいる状態となっていた。
本件の首肩こりは骨盤周囲の筋緊張が骨盤の歪みを生じさせたことから起きる首肩こりと分析して、対象となる部分を施術した。
●2回目
起きるのが辛いほどの首肩こりは軽減した。
●3回目
頭痛・めまい共に無し。耳鳴りと耳詰まりも軽減した。
仕事中に目の疲れは酷いことから頭痛は続く。
●4回目
首肩コリも楽になり、調子が良くなった。
目の疲れは仕事の特性上(脱毛のレーザー)続いている。
●5回目
仕事でレーザーの光に耐える事ができないので、仕事を休むことにした。
そのおかげか、目の疲れも無くなった。
通院頻度を1週間に1回とした。
●6回目
最初にあった症状(頭痛・めまい・吐気・耳鳴り・耳詰まり)もなく好調。
仕事を辞めて転職活動で忙しくなるため、これで治療を終了とした。
以下のツボに鍼をすることにより首肩こりを改善して頭頚部の血流改善を図った。
二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒肩上部の表層部の緊張の改善
臀中根:梨状筋の緊張緩和⇒肩上部の深層部の緊張の改善
三陰交:下腹部の血流改善⇒頚椎7番付近の肩こりを改善
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
背中のC線:菱形筋などの緊張緩和⇒後頭部の緊張緩和
本件の患者は立ち仕事で下を向きながら施術を行う仕事なので、骨盤周囲の筋肉(臀部や仙腸関節)に特に筋緊張が集中しており、それが首肩こり・顎関節の筋緊張の原因となっていた。
その証拠に、上記の治療部位(鍼をしたツボ)は骨盤周囲のツボが大半であり、早期(通院回数6回)に改善できている。
また、脱毛レーザーの強い光による眼精疲労が原因で後頭部のコリ感が増えて、頭痛やふわふわめまいが起こっていた。
このことは仕事を続けている以上、完全には良くならず繰り返していた。結果としては本患者はこの仕事を辞めることを選んだので症状は根治で来た。
20年前から良性発作性頭位めまい症を年に数回繰り返していた。
6年前からふわふわめまいと頭痛(後頭部)が発症して脳外科・耳鼻科ともに異常なしと言われ、
心因性めまいと言われて心療内科を受診して、漢方薬と抗不安薬を飲み始めたが良くならない。
整体・接骨・鍼灸など色々通院したが変化はない。
6か月前にめまいの専門外来にてPPPDと診断されて抗うつ薬を2か月飲んだが、副作用で不安感が強くなったので治療を中断した。
1か月前に就寝時のめまいが酷くなり、睡眠への不安感が強まった。
病院や数々の治療院でも治らず悪化していくことに不安を感じて当院に来院された。
週2回 15回
※途中から週1回
●初診時
身体を見たところ後頭部~後頚部(うなじ)・肩上部のコリ感、上半身の熱感(のぼせ)と対照的にふくらはぎや下腹部の冷えが目立つ。
典型的な冷えのぼせ体質と分析し下半身と下腹部の血流改善を図った。
●2~3回目
数日は首肩コリが楽に感じて、ふわふわ感も減った。
●4回目
仕事の疲れ・天候悪化により症状悪化
●5~6回目
ふわふわめまいがない日の方が増えた
●7回目
ふわふわ感がかなり良くなったと感じた。
通院頻度を1週間に1回とした。
●8~9回目
1週間の中で調子よい日と悪い日がある。
仕事の疲れに調子が左右されている。
睡眠はまだ寝付くときにめまいへの不安から寝付きが良くない。
●10~12回目
ふわふわめまいはないが寝付くときに頭位めまい症?みたいな感じがある。
上記症状はだんだん回数を追うごとに軽くなっている。
●13~14回目
寝る間際の頭位めまい症みたいな症状もなくなってきて、睡眠も良く取れるようになった。
通院頻度を2週間に1回とした。
●15回目以降
ふわふわめまいも無く、睡眠も安心してできるようになり、日常もめまいへの不安も無くなった。
試験勉強や仕事疲れが続くことから今後も2週間~3週間での通院を続けた。
以下のツボに鍼をすることにより下半身の血液循環を改善してのぼせの改善を図った。
また、呼吸を深くして自律神経を整えた。
委陽:ふくらはぎ(ヒラメ筋)の緊張改善⇒首肩こりの改善
築賓・飛陽:ふくらはぎ(腓腹筋)の緊張緩和⇒首肩こりの改善
三陰交:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
陰陵泉:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
陽陵泉:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
良性発作性頭位めまい症を繰り返す人でその後にふわふわめまいが残って続いている場合、PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)やストレスによる心因性めまいと診断されるケースがある。
病院での治療では抗うつ薬・抗不安薬による治療がメインとなる場合が多いが、本件のように長年にわたって改善できずいる。
このような病院でも良くならない『ふわふわめまい』はのぼせ体質が関係している。
のぼせ体質とは頭や首を中心に暑く感じやすい・汗をかきやすいことに対照的に下半身(ふくらはぎや下腹部)が冷えやすい状態。
この症例からわかるように、下半身への鍼治療によりのぼせを改善するとふわふわめまいも改善できる。
そして、めまいが良くなれば不安や不眠も改善できる。
1か月前くらいから仕事のストレスが続いて、夜横になるとふわふわしてくるめまいを感じる。
睡眠もとれなくなりめまいが悪化している。
子供が発達障害であることから日々家庭内で突発的な出来事が多く、感情的になってしまうとふわふわするめまいが強く感じる。
ここ最近ずっと寝違いのような首コリ感が気になっており、目の疲れを感じやすく、頭痛も起きやすい。
胃腸も弱く仕事でストレスを受けるとすぐに下痢になってしまう。
病院にいってもまともに病気として扱ってもらえず、治療法に困り当院に来院された。
週2回 8回
●初診時
身体をみたところ、後頭部を中心とした首コリが酷く頭から首回りに強い熱感がる。お腹は冷たく冷えており、下腹部gは特徴的に張っている。
下腹部の血流が悪いことが首コリを引き起こし、のぼせ状態を作っている。こののぼせがあるせいでふわふわめまいが起きていると分析した。
●2~3回目
ふわふわ感は良くなった感じはあるが、子供と口喧嘩してしまい感情的になりのぼせ感が強く感じた。
●4回目
仕事中だけふわふわ感があったがそれ以外は調子よかった。
●5~6回目
ふわふわ感は一度も感じなかった。便通も良い。
通院頻度を1週間に1回とした。
●7回目
コリ感や頭痛もなく調子よく過ごせた。
通院頻度を2週間に1回とした。
●8回目以降
基本的には調子よかったが子供のトラブルで突発的に感情的になってしまい、一時的にふわふわしたがすぐ治まった。
子供が発達障害であるため突発的なトラブルは避けられないので、自分自身の身体を大事にしていくことが必要だと気付いた。
そのために月に1回は通院を続けることとした。
以下のツボに鍼をすることにより下半身の血液循環を改善してのぼせの改善を図った。
また、呼吸を深くして自律神経を整えた。
委陽:ふくらはぎ(ヒラメ筋)の緊張改善⇒下肢の血流改善
曲泉:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
三陰交:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
陰陵泉:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
陽陵泉:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
ふわふわめまいはストレスに大きな関係がある。
仕事や人間関係のストレスで感情的になるとエネルギーが上半身(特に頭)に上ってくる。そうすると一時的にのぼせた状態が強く出てしまう。
このことがストレスがふわふわめまいを悪化させる主たる原因だ。
本件も子供でのストレスが引き金となり、のぼせが起きている。
治療により常時のぼせている状態は改善できたが、突発的な出来事で一時的にのぼせが起きてしまうことは避けられない。
ここで大事なのはストレス自体が避けられない場合は自分自身の身体を大事にすることである。普段から疲れを溜めていると知らない間にのぼせやすい体質となってしまう。
鍼治療を受け続ける意味にはこのような『養生』という考えである。
昔からふわふわするめまいがしており、今年3月に体調不良が続き夜中に手足のしびれ、立っていられないくらいの立ちくらみが起きて10~15分くらい続いた。
その10日後、動悸・息苦しさが起きて10~15分くらい続いた。
1週間後、動悸が止まらず救急車を呼んだ。それ以降も手足のしびれが出たり治まったりを繰り返した。
病院(内科)ではパニック症かも?と言われて抗不安薬を処方されて様子を見ている。
一人でいるのが不安で、毎日予期不安で外出が怖く車の運転も怖い。子供の送り迎えに安心していけない。
朝は手足がピリピリして、ふわふわしためまいがする。息苦しさと動悸も気なる。睡眠も悪く3回くらい目が覚める。
心療内科にかかるのが怖く、代わりの手段を探して当院に来院された。
週2回 13回
●初診時
身体をみたところ、首肩コリが酷く、ふくらはぎのヒラメ筋が強く緊張していた。また、頭頚部が強く緊張しており熱感も強かった。その逆にお腹と足は冷えていた。
典型的な冷えのぼせ(上半身が熱く下半身が冷たい)が起きており、血流障害により手足のしびれやふわふわめまいが生じており、自律神経が乱れていると分析した。
のぼせの改善のために鍼治療を進めた。
●2~3回目
朝のふわふわする感じが減った。
●4~5回目
ふわふわするのが無くなった。呼吸も楽に感じる。
不安感も減っている。
●6~7回目
朝の調子が良くなってきて、子供の送迎も安心してできるようになってきた。
昼から夕方に動悸と吐気がすることがある。睡眠は相変わらず悪い。
通院頻度を1週間に1回とした。
●8~10回目
前より外出は楽に出来ている。友人とランチに行けた。
睡眠は途中で目が覚めることがまだある。手足の冷えが気になる。
●11回目
とても調子よい日が続いたがカフェに行った日にのぼせ感を強く感じた。
●12~13回目
のぼせることは徐々に起きなくなっていった。
通院頻度を2週間に1回とした。
●14回目以降
睡眠も良く取れるようになり、不安になるような体調不良は起きていない。
これからも不安な気持ちになることがないように1か月に1回の通院を継続することにした。
以下のツボに鍼をすることにより下半身の血液循環を改善してのぼせの改善を図った。
また、呼吸を深くして自律神経を整えた。
築賓:ふくらはぎ(腓腹筋)の緊張改善⇒下肢の血流改善
委陽:ふくらはぎ(ヒラメ筋)の緊張改善⇒下肢の血流改善
三陰交:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
陰陵泉:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
陽陵泉:下腹部の血流改善・腹式呼吸促進
ふわふわしためまいには『のぼせ』と言われる体質が関係している。
のぼせとは、上半身が暑く下半身が冷えている状態であり、頭が暑く感じたり・手足が冷えていたり・下腹部の冷え(ポッコリお腹)・上半身がガチガチに緊張しやすい(ひどい首肩こり)・息苦しさなど
以上のような身体症状が出ていれば『のぼせ』の体質を改善することがパニックや不安の改善につながる。
本件においてもふわふわめまいが減ってきたと同時に不安感も低下しており、外出がしやすくなった。
1か月前起き上がりに回るめまいがして動けなくなり、救急搬送されたが脳には異常なく、後日耳鼻科で良性発作性頭位めまい症と言われた。
病院の薬を飲んでいるが、それ以降ずっと起き上がりに回るめまいがする。
早いところ元の生活に戻りたいことから当院へと来院された。
週2回 10回
●初診時
身体を検査してわかったのは、頚椎5番・頚椎7番を中心とした部分の首肩こりがひどいにも関わらず、本人は今まで首肩こりに気づいていなかったのこと。
この首肩こりがめまいに関係していると考え鍼治療を行った。また、起き上がる際に首に負担をかけるとめまいを起こしてしまうので、首に負担のかからない起き上がり方も指導した。
●2~3回目
めまいの頻度が減っている。
●4〜5回目
起き上がりはめまいは無くなったが、首を左右に回すと少し回りそうな嫌な感じは残る。
●6〜8回目
とっさの動作でふらっと小さいめまいはするくらいで、日常には大きな影響なし。
治療頻度を1瞬間に1回とした。
●9~11回目
めまいはなく日常生活に問題が出なくなってきたので、2週間様子見ても問題なかったので治療を終了した。
以下のツボに鍼をすることにより首肩こり(特に頚椎5番7番)の改善を図った。
築賓・飛陽:ふくらはぎ(腓腹筋)の緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
委中:ふくらはぎ(ヒラメ筋)の緊張緩和⇒肩上部深層部の肩こりの改善
足太陽:足関節の調節⇒頚椎5番の調整
精霊:手内筋の緊張緩和⇒頚椎7番の調整
三陰交:後脛骨筋の緊張緩和⇒肩こりの改善
頭位めまい症は一般的には耳石の問題で生じる症状であるが、病院の治療だけでは良くならないことがある。
それは首肩こり(特に頚椎5番と7番あたりのコリ)が酷いことが関係していると当院は分析している。
なぜなら、この頚椎5番7番は首の動き(左右を向く、上下を向く)に関係しているので、首の動きでめまいが出る頭位めまい症においては、首の動きが悪いことが関係していると言える。
また、頭位めまい症で気を付けなければならないのは、寝る時起きる時の動作である。通常仰向けに寝る時も起き上がる時も頭の重みを支えるために首(特に頚椎5番7番)に強い負担がかかる。
そのため、首に負担のかからない起き上がり動作を指導した。
昨年末に風邪を引いた後に鼻づまりがして同時に耳も詰まるようになった。病院では聴力低下も指摘された。病院の薬を飲んでいても良くなったり悪くなったりを繰り返した。
今年になって耳鳴りもし始めてめまいもするようになったが、病院では病気に該当するような異常は無しと言われて、薬だけもらって飲み続けていても症状は繰り返してしまう。
今は耳つまりは少なくなったが、耳鳴りがうるさくなるとふわふわとしためまいがしてしまうことが日常生活で支障をきたしている。
病院以外の方法でなんとか治らないかと調べて来院された。
週2回 12回
●初診時
身体の検査をしたところ、右の顎関節の緊張が強くそれに伴って右の首肩の筋肉の緊張が強い。さらに、下半身尾むくみが強く、右側の下肢の筋肉(特にふくらはぎ)の緊張が非常に強かった。
右股関節は昔から形状が悪くて長時間歩いていると右下半身が痛くなるとのこと。仕事はデスクワーク中心なので、慢性的な首肩こりと足のむくみは本人もずっと気にしていた様子。
以上のことから右下半身の筋緊張を緩和して全身の血液循環を緩和するよう治療をすすめた。
●2~5回目
耳詰まりは頻度が減ったが、耳鳴りは変わらず続いておりめまいもたまにある。
●6〜7回目
つまりとめまいは無かく調子よく過ごせたが、肩や背中がこって片頭痛や耳鳴りは気になる時あり
●8〜9回目
耳鳴りも小さくなり、調子よく感じる。肩や背中が前より軽くなっている実感がる。
治療頻度を1瞬間に1回とした。
●10~11回目
基本的に調子は良くなったが、天気が悪い日や疲れが溜まっている時に耳鳴りが気になることある。
●12回目以降
1週間通して調子よく、さらに2週間に1回に間隔を空けても問題なかった。
当初の症状は改善したが、この先も首肩こりも気にせずに調子よく過ごせるよう、その後は1か月おきに鍼治療は継続することにした。
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
築賓・飛陽:ふくらはぎ(腓腹筋)の緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
委中:ふくらはぎ(ヒラメ筋)の緊張緩和⇒肩上部深層部の肩こりの改善
曲泉:膝関節の調節⇒顎関節の調整
四芯:手内筋の緊張緩和⇒顎関節の調整
本件のように風邪・インフルエンザやコロナウイルス感染症などから鼻つまりを生じてその後に耳が詰まるというケースがよくある。
これは鼻の通りと耳の耳管が通じていることが関係しており、またくしゃみや鼻水などの鼻の症状が首肩こりを悪化させることにつながり、耳の症状にも悪影響を与える。
そして、本件では根底には右股関節が昔から不調だったことで右下半身の循環不全があったことが治療の最大ポイントである。
結果的に右ふくらはぎ周囲への鍼施術により首肩こりが改善して症状改善につながった。
子供を産んでからふわふわするめまいが起こるようになり整体などに通ったがなかなか良くならず日常からふわふわが続いていた。
ここ最近子供の受験があることでストレスがかかり仕事中に立っているとめまいがひどくなってきた。さらに天気が悪くなると頭痛もひどくなってきたので藁にもすがる思いで当院を受診した。
週2回 7回
●初診時
身体を触れたところ顎と首の側面の緊張が目立っていた。本人もストレスがかかりよく食いしばっている自覚があった。この緊張が耳に行く血流を悪くしていると考え鍼をした。
●2回目
施術した当日は睡眠がよくとれた。仕事中のめまいはまだあるが強さは落ち着いてきた。
●3〜4回目
仕事中のめまいが楽になってきた。まだ天気が悪いと側頭部の頭痛が気になる為それと関係する肩の硬さを取るために臀部に鍼を加えた。
●5〜6回目
めまい、頭痛が落ち着いてきた為、週に1回に間隔を空けて治療した。
●7回目以降
2週間に1回に間隔を空けても問題なかったが、子育ての疲れやストレスをケアしたいことから一ヶ月ごとに通院を継続している。
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
築賓・飛陽:ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
外谷:手内筋の調整⇒咬筋の緊張緩和
四隧:骨盤の調整⇒肩上部の肩こりの改善
今回の症例では出産で骨盤周囲の筋肉のバランスが崩れたことから、骨格のバランスが歪んだことで顎関節が不調を起こしやすくなった。その影響から首肩のコリが増えて頭部の血流を悪くして眩暈や頭痛が起こっていた。
さらに家庭のストレスなどで無意識のうちに食いしばっていたことがめまいがひどくなった原因だったので首肩や顎の緊張をとっていくことが症状改善につながった。
一年前に大きなめまいと左耳の耳のつまりと耳鳴りが気になり病院に行ったところメニエール病と診断されステロイド治療を行なったが中々良くならなかった。
そこからは気圧の変化で眼振・吐き気が起こり薬を飲んでも中々良くならない生活が続いた。
1週間前から顔をつかまれるようなめまいが2日に一回おこるようになり、頭も動かせない状態になり手術も検討していたが、当院をインターネットで見つけ手術を受ける前に最後の砦として当院を受診した。
週2回 8回
●初診時
仕事柄長時間座りっぱなしの生活の為骨盤周りの緊張が目立っていた。この緊張が首肩のこりを生みめまいをおこしていると考え鍼をした。
●2回目
めまいはまだあるがいつもよりは楽になった。
●3回目
受診当日大きなめまいがあったが治療して楽になった。
●4回目
顔をつかまれるようなめまいはなかったが、小さなめまいが残っている。
耳の塞がった感じは減ってきた。
●5~6回目
2日に1回あっためまいがなかった為治療間隔を1週間にあけた。
●7~8回目以降
1週間.2週間空けてもめまいがおきなかった為治療終了とした。
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
合谷:手内筋の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
築賓・飛陽:ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
三陰交:後脛骨筋の緊張緩和⇒肩こりの改善
メニエール病で病院に行っても中々良くならずに困っている人は多い。病院では良くならないめまいも首肩の緊張をとることで良くなる例もある。
今回は手術まで検討していたが、普段緊張をかけやすい骨盤周りの緊張をとることによって首肩の緊張がとれめまいが改善した。
仕事が忙しい日が続いており2ヶ月前に大きな回るようなめまいが起こった。
病院に受診し回るめまいは良くなったが、そこから日常からふわふわした状態が続くようになった。
週2回 7回
●初診時
体を確認した所肩甲骨と鎖骨周りの硬さが目立っていた。これがめまいの原因になっていると考えた。仕事柄重いものを持つ機会が多く腕をよく使うとのことだったので肩甲骨と鎖骨に関係する手と腕のツボに鍼した。
●2回目
首肩が楽になった。
日常から常にふらついていたのが朝と仕事帰りだけになった。
●3〜5回目
ふらつくことがなくなりまわるようなめまいが起こる心配もなくなった。
●6~7回目以降
めまいが落ち着いてきた為、週に1回に間隔を空けて治療した。
2週間に1回に間隔を空けても問題なかったため治療を終了とした
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
合谷:手内筋の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
手三里:前腕伸筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
地天:股関節の調整⇒顎関節の調整
臑兪・肩貞:大円筋などの緊張緩和⇒前腕伸筋群の緊張緩和⇒肩こりの改善
今回の症例では仕事で重いものを持つことで腕に負担がかかりそこから肩周りに凝りが生じたことでめまいが起きていた。
病院では回るめまいが良くなったが、ふわふわしためまいが残っていたのはこの身体の緊張が原因となっていたのでその緊張をとっていくことで症状改善に導くことができた。
半年前から学校で勉強をしていてぐるぐる回るめまい、体のだるさを感じるようになってきた。
めまいがおこることから部活動もできなくなり学校も休む日が増えてきた。病院を受診したところメニエール病と診断された。薬を処方されたが症状に変化が表れなかった為当院を受診した。
週2回 10回
●初診時
体を触れて確認したところふくらはぎと背中の硬さが目立っていた。日常生活では座りながらスマホを触る時間が多くそこから体の硬さが生まれていると考えて臀部と手に鍼をした。
●2回目
揺れるようなめまいが起きなくなったが、体のだるさがのこっている。
●3〜5回目
めまいや頭痛は起きていない。
だるさはあるが以前より軽減してきた。
運動してのめまいもなくなってきた。
●6回目
めまいも起きず、体のだるさも気にならなくなってきた。
●7回目以降
治療間隔を1週間に1回に変えても症状が現れず、
2週間に1回に変えても調子が悪くなる兆候はなかった。
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒⇒ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
合谷:手内筋の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
手三里:前腕伸筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
会宗:橈骨・尺骨の調整⇒ヒラメ筋の緊張緩和⇒深層部の肩こりの改善
コロナ禍になってから外に遊びに行く機会が減り家で座ってゲームやスマホを触る機会が増えたことで体に緊張が生まれて、そこから体の不調につながってしまう。
今回の症例では体が硬くなった原因を見抜きそこから体の緊張をとっていくことによりめまい、だるさ、頭痛の改善につながった。
半年前に会社帰り運転中に回るめまいが起きた。聞こえ方もおかしかったため、病院でもらった薬を飲んでいたらめまいは治まったが半年経っても聴力は下がったままだった。
3か月前再び回るめまいがして1週間入院、退院後1か月して再発した。大学病院で鼓膜内注射をしてめまいの頻度が減った。
2回目の注射で回るめまいは無くなったが、ふわふわした感じと耳鳴りと聴力低下が残った。朝が辛く仕事も休職している。
また回るめまいがしてしまうと運転業務ができないので、なんとかして治して仕事に復帰したい想いから来院した。
週2回 25回 ※途中から週1回、2週間1回
●初診時
左右首肩こりとも酷く特に右側の顎関節から鎖骨・肩甲骨までの筋緊張が強かった。右側の腰部・臀部・下肢の筋緊張も強く、本人も腰痛に悩まされていた様子。
普段の運転業務で負担がかかる下半身の筋緊張が首肩こりを起こして、その首肩こりが右耳の内耳のリンパの流れを悪くしていると考えて、下半身中心に鍼治療を行った。
●2回目
前回の治療後下半身がポカポカする感覚が続き、聞こえやすくなった共に耳鳴りも静かになった。
●3~6回目
日によって不調(めまいがする・耳鳴りがうるさい)な時と調子がいい時を繰り返したが、耳のこもり感は続いていた。※天候が不安定な日に不調
●7~8回目
めまいは落ち着いていたが、耳のこもり感と耳鳴りが気になる
●9~12回目
耳のこもり感と耳鳴りが減っているが、ふらつく感じが気になる。
これ以降通院頻度を1週間に1回とした。
●13~15回目
ふらつきは改善してきたが頭の重さが続く
調子が良かったので2週間様子を見た。
●16~18回目
めまい・ふらつきはないが、頭がすっきりせず耳のこもり感が日によって波がある。
そろそろ仕事に復帰したいので万全を期して通院頻度を1週間ずつに戻した。
●19~21回目
かなり調子が良くなったが雨が降った日は耳がこもってしまう。
めまいの心配もないことから仕事も復帰した。
通院も2週間後とした。
●22~23回目
回るめまいが再発。運転後にめまいが起きやすい。
仕事後にふくらはぎのストレッチをするよう指導した。
●24~25回目以降
めまいは起きなくなり、耳のこもりも無くなった。
3週間後に様子見てもそれ以降メニエール病の症状は出なくなった。
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
築賓・飛陽:ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
臀崖:中殿筋の緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
陽陵泉:腓骨筋の緊張緩和⇒首コリの改善
玉竧:腓骨頭の調整⇒大腿筋膜張筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
首肩こりが内耳のリンパの流れを悪くしてメニエール病の症状を引き起こしているだけでなく、今回のケースではその首肩こりが普段の仕事で負担がかかっている下半身から起因していた。
初診の検査でも腰部・臀部・下肢の筋緊張が強かったのは普段の運転業務の影響であり、仕事を復帰してからも運転をした後にめまいを起こしていたのも事実である。
結果として、この下半身の筋緊張を鍼治療で改善することと、日常からストレッチしてセルフケアに努めてもらったことで改善できた。
また、本件は通院回数が25回とかなり長くかかったのは、気圧や天候により症状の増悪を繰り返したことによる。
メニエール病だけにとどまらず、血流に関する問題は低気圧の影響を強く受ける。人間の血管は気圧が下がると膨張する現象を起こすため、気圧が低下すると内耳周辺の血管が膨張して周囲の神経を圧迫することから一時的に症状が増悪したと考察される。
なので、本件は梅雨と台風の影響を受けながら緩解増悪を繰り返した。
ストレスで寝れない日が続いており、ある朝大きく回るめまいがあり救急車で運ばれた。
病院の治療で一度良くなったが再度めまいが起こり繰り返すようになった。さらに左の耳がずっと詰まったような感じがありテレビの音も聞こえづらくなってきた。
いつめまいが起こるか分からない恐怖で、外出を控えるようになり好きな運動もできなくなりこのまま寝たきりになるのではないかと不安を抱えており、病院の治療以外で何かできることはないか調べてめまい専門の当院を受診した。
週2回 15回
●初診時
体を確認したところ左の顎の硬さがみられた。この硬さがめまいや耳の詰まりの原因になっていると考え治療した。
●2~4回目
耳が日常からつまっていたのがとれてきた
10→4(つまりを10段階で評価したもの)
足のだるさが気になるということで前回の治療に加え腰にはりをした。
●5~7回目
耳の詰まりが日常できにならなくなった
10→1(つまりを10段階で評価したもの)
耳の詰まりがなくなってきたのでめまいの不安が減り散歩ができるようになった。
●8~10回目
順調に良くなりジムにも行けるようになり、今まで通りの生活がおくれるようになった。
●11回目以降
治療間隔を1週間に1回に変えても症状が現れず
2週間に1回に変えても調子が悪くなる兆候はなかった。
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
大臀:大殿筋の緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
外谷:手内筋の調整⇒咬筋の緊張緩和
腸鳴:腰方形筋の緊張緩和⇒ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
養老:手首の調整⇒顎関節の調整
めまいが一度起きることでまためまいが起こるのではないか、と不安になり外出するのを控えるようになる方が多い。
今回の症例でもめまいが出る前は活発に動いていたが、めまいが起こったことでほとんど家で過ごすようになってしまった。
外に出る機会が減ってしまうと筋力も落ち、寝たきりになるリスクも高まってしまう。
しかし、鍼治療でめまいを改善することで以前と同じように外出できるようになり趣味の運動も再開することができた。
4年前に回るめまいがして左耳の耳鳴りが続いた。病院の薬でめまいは良くなったが耳鳴りが良くならず、メニエール病と診断された。
それ以降、耳鳴りがうるさくなると回るめまいがしてその後はふわふわめまいに切り替わっていくことを繰り返した。
1年前から耳鳴りが常にうるさく回るめまいとふわふわめまいも頻発している。首を動かすとふわふわめまいが強く感じる。首肩こりも酷くなった感じがある。
耳鳴りはともかく、めまいは仕事にも私生活にも支障が出るので当院に来院した。
週2回 11回
●初診時
首肩の筋肉の緊張が強く、特に胸鎖乳突筋の緊張が下あご付近まで及んでいることから首を回す動作に問題が出ていた。
この緊張が左耳の内耳のリンパの流れを悪くしていると考えて鍼治療を行った。
●2~3回目
首を動かすとふわふわすることが減った。
●4回目
前回治療後からふわふわめまいは無くなったが、風邪をひいて発熱して以降ふわふわと耳鳴りが再燃した。
●5~6回目
ふわふわめまいは良くなったが耳鳴りが少し残っている。
首コリはまだ気になるが首を動かしやすくはなった。
通院頻度を1週間に1回にした。
●7~8回目
仕事が忙しいと耳鳴りが気になる日はあるが他の日はめまい・耳鳴りともに無かった。
●9~11回目以降
治療間隔を1週間に1回に変えても症状が現れず、首肩こりも気にならなくなった。
2週間に1回に変えても調子が悪くなる兆候はなかった。
以下のツボに鍼をすることにより内耳の血流・リンパ循環を改善を図った。
膀胱兪:仙腸関節の調整⇒顎関節の調整
二ノ臀:大殿筋の緊張緩和⇒ふくらはぎの緊張緩和⇒肩上部の肩こりの改善
合谷:手内筋の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
手三里:前腕伸筋群の緊張緩和⇒小胸筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
玉竧:腓骨頭の調整⇒大腿筋膜張筋の緊張緩和⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和
メニエール病の回るめまいの予兆として、『耳鳴りがうるさくなる』『耳の詰まりが起きる』という兆候が見られる。また、回るめまいが落ち着いてもふわふわめまいが残ることがある。
これらは全て首肩こりが耳の血流・リンパ流を悪化させていることが要因だと分析している。なので、本件でも首肩こりを改善していった結果として以上のような症状は起きなくなった。
さらに、症状が風邪での発熱や仕事が多忙であったことで一時的に悪化したのは、首肩こりが悪化したことが背景にある。
4年前春先にめまいを発症して以降、定期的にめまいを感じるようになった。その後、毎年春先はめまい症状が悪化している。
病院の検査では異常なく、めまい止めの薬を服用して経過観察中。
めまいに伴い、頭痛、吐き気、首肩こりがあり、生理痛は重たい。
仕事中に首から上が熱く汗をかいているのに、足元は冷えている。仕事が忙しくなってくるとふわふわしためまいを感じる。
春先は特に悪化するため、体質を良くしたいという想いから来院されました。
【検査からの身体所見】
首の回旋(左右を向く)に可動域制限があり、動かしづらさを本人も自覚していた。
頚椎の上の方に強いコリがあり、肩甲骨の内側も詰まったようなコリが存在した。下腿(ふくらはぎ)が非常に緊張が強く、足が全体的に冷えていた。その反対に首から上は熱かった。下腹部に冷えと強い圧迫感。
上半身が熱く、下半身が冷えているいわゆる『のぼせ』からくるめまいと判断し、以下の施術を行った。
●初診(1月15日)
・整体術:頚椎と胸椎の回旋導引
⇒首の可動域を広げるため
・整体術:肩甲骨はがし
⇒肩甲骨周囲の筋肉の緊張緩和のため
・鍼施術:外関、百会、合谷、三陰交、築賓、飛鷹など
⇒全身の循環を阻害するポイントの原因点に鍼をすることで上半身から下半身まで循環の良い状況となる。
・刺さない鍼施術:全身
⇒全身の筋膜を緩めていき、高まった交感神経を抑制して、自律神経を整える。
・灸施術:ネパール棒灸
⇒腹部の緊張と冷えを緩和するため
●2診目(1月17日)・3診目(1月22日)・4診目(1月29日)
初診と同じ
※鍼施術ではその日の体調により使用するツボが多少変更
●5診目(2月7日)
首の回旋動作が正常化したため、初診内容から『頚椎と胸椎の回旋導引』を省いた内容で行った。
【症状の分析】
本件は典型的なのぼせ体質から来るめまいです。
のぼせは40代以降の女性に多い更年期障害の症状として有名ですが、この方は20代後半にしてのぼせ状態です。
原因として、接客業で立ち仕事が多いため下腿(ふくらはぎ)が緊張しやすい状況がベースにあります。また、首や背中の緊張はスマホでゲームを頻繁にするため、首コリが悪化している状態です。
この2つの原因から上半身に熱が溜まり、下半身に熱が降りてこない状況になりめまいが起きます。
【治療の推移】
施術2回目くらいからめまいを感じることが日常生活でなくなりました。とはいえ、仕事が忙しいと少しふわふわした感じがしていたそうです。
施術4回目くらいにはめまいは起きることはほぼなくなりました。
この方はセルフケアの意識が高く、ご自宅でもふくらはぎの緊張を取るストレッチを当院の施術と同時並行にしてくださったので、治りがとても早かった印象です。
現在は、症状はないものの本人希望により月に1~2回のメンテナンス治療を続けています。
毎年、梅雨時期に強い肩こりとふわふわ感のめまい、頭重感に襲われるが、梅雨時期が終わるとその症状が消える。しかし、今回は症状が消えず、肩がじーんと痛み、腰痛も感じる。さらに、薬なしでは眠れなくなりました。
きっかけは思い当たらないが、人間関係で強いストレスを感じたことは認識している。ふとした時にその怒りを思い返してしまう。
病院に行っても薬を処方されておしまいで、近くの接骨院に通ったがその場だけすっきりしただけで、一向に良くならなかったため、来院された。
【検査からの身体所見】
【症状の分析】
初回来院時は強い不安感に満ちた表情で、首肩がガチガチに固まっており、首の後ろが熱いのに膝から下は冷えた感じがありました。
『怒り』という感情は気(エネルギー)を体内の上部に上らせる性質があります。この方はプライベートで強い怒りを感じる出来事があり、毎晩それが原因でイライラ思い出してしまう状況でした。
このように上半身に熱感や余分なエネルギーが停滞している感じが強い方は、直接肩や首をマッサージするより下半身を施術して、エネルギーを下に下げてあげることが重要です。
【治療の推移】
初回施術直後からリラックス感から表情が緩やかになりました。2~3回目には日常に過去の嫌な出来事を思い出してイライラすることが減ってきたとのことでした。
4回目くらいには薬なしでも安心して寝れるようになりました。
そして、6回目にはふわふわしためまいは消失したため、経過観察のため7回目は前回から日にちの間隔を空けましたが、特に問題はなかったので、治療を終えました。
次男出産後にめまい(ふわふわした)・頭痛・吐き気が続き、2年近く苦しんでいる。
めまいが酷いときは内科でめまい止めの点滴を受けている。
生理前や天気が悪いときにめまいが悪化する。吐き気は午前中が強く、何も食べれない日がある。
5歳と2歳の男児を育児しながら、日中は音楽講師をしている。職業柄、楽譜を見ながら演奏するため下を見ることが多く、その際はめまいが起きる。
1週間めまいが続いてしまい、なんとかしたいという気持ちで来院を決めました。
長男は幼稚園に行っているが、次男は子守が必要なため本人が施術を受けている間、当院の女性スタッフが預からせていただきました。
【検査からの身体所見】
首の回旋(左右を向く)に可動域制限があり、下を向くとさらな不快感があった。動かしづらさを本人も自覚していた。
頚椎の上の方に強いコリがあり、肩甲骨の内側も詰まったようなコリが存在した。前腕と下腿(ふくらはぎ)が非常に緊張が強く、足が全体的に冷えていた。その反対に首から上は熱かった。
上腹部(胃の付近)が冷えて、硬く緊張している。特に左上の方が緊張が強い。
●初診(1月21日)
・整体術:頚椎と胸椎の回旋導引
⇒首の可動域を広げるため
・整体術:肩甲骨はがし
⇒肩甲骨周囲の筋肉の緊張緩和のため
・鍼施術:外関、百会、合谷、四讀、三陰交、築賓、飛鷹など
⇒上腹部の緊張を緩めるツボや前腕や下腿の緊張を緩めるツボを使用。その他、全身循環改善のため。
・刺さない鍼施術:全身
⇒全身の筋膜を緩めていき、高まった交感神経を抑制して、自律神経を整える。
・灸施術:ネパール棒灸
⇒腹部の緊張と冷えを緩和するため。特に、上腹部を中心に。
●2診目(1月24日)・3診目(1月31日)・4診目(2月7日)
初診と同じ
※鍼施術ではその日の体調により使用するツボが多少変更
●5診目(2月14日)
天候不良(強い低気圧)により一過的に頭痛と吐き気が増した。
この症状に特別対応するために、胞膏と中崚のツボを使用し胃腸の機能を高めることに集中。
●6診目(2月25日)
【症状の分析】
産後にめまいを発症することは多々あります。特にこの方の場合は子育てと仕事を両立されているため、めまいが悪化しているものと思われる。
育児(特に抱っこの姿勢)で前腕の筋肉の緊張や下腿の筋肉が緊張しやすい。この二つの筋肉は末端の冷えを起こす原因となる。そして、末端の循環不全はめまいの原因となる。
さらに、手(指)をよく使う仕事のため前腕の緊張が増しやすい。この環境が上腹部の緊張を作ります。上腹部には胃・十二指腸があり、ストレス性の胃炎も起こしやすい状況が出来上がります。
この方の解決方法として、前腕の緊張をとることで上腹部の緊張m取れて吐き気が落ち着きます。さらに下腿の緊張を取り除くことで末端の循環改善が図られてめまいが緩和してきます。
【治療の推移】
初回直後から身体の軽さを喜んでいました。2~3回まで回を増すごとにめまいが起きる頻度が減ってきましたが、天気に左右される日はありました。
4回目には1週間めまいや吐き気もなく過ごせたことを喜んでいました。
しかし、5回目に強い低気圧とインフルエンザに罹ったことが重なり、体調を崩しました。
6回目は前回より10日間、快調が続き頭痛や吐き気は引いてきた。めまいは少しあるものの体調は正常なころと同じような気分だとのこと。
この回から施術間隔を2週間に増やして現在は経過観察をしております。
年末の繁忙期に仕事の疲れで、机の上でうつ伏せで寝てしまった日を境に、寝ようとベットに横になると頭がグルグル回る感じがしてしまう。
耳鼻科に行って、良性発作性頭位性めまいと診断された。医師の指導で横になる前に首を回してから横になるとめまいが起きる頻度は減ったものの、改善されていく感じがなく、年度末に業務多忙になる前に身体を整えたいという想いで来院された。
【検査からの身体所見】
首の回旋(左右を向く)に可動域制限があり、右を向くと首筋が詰まる感じがした。動かしづらさを本人も自覚していた。
頚椎の上の方に強いコリがあり、肩甲骨の内側は甲羅を背負ったようなコリが強い。
首と背中の境目がわからないような首肩こりの酷さ。
●初診(2月4日)
・整体術:頚椎と胸椎の回旋導引
⇒頚椎及び胸椎の可動域の回復、首周囲の緊張緩和
・整体術:肩回し
⇒手関節、肘関節、肩関節の柔軟性改善
・鍼施術:後稽、外谷、合谷、支溝、築賓、飛鷹など
⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和による首の回旋運動の改善、背中の張りを緩和させるツボ
・刺さない鍼施術:全身
⇒全身の筋膜を緩めていき、高まった交感神経を抑制して、自律神経を整える。
●2診目(2月7日)・3診目(2月15日)・4診目(2月22日)
初診と同じ
※鍼施術ではその日の体調により使用するツボが多少変更
●5診目(2月29日)6診目(3月14日)
症状軽減に伴い、通院間隔を2週間おきにあけて体調が崩れないか経過観察とした。その後症状が再発することなく健常な状態を維持している。
【症状の分析】
めまいの発症のきっかけである『机でのうつぶせ寝』及び仕事上の習慣であるパソコンの画面を常に左側において左を向きながら仕事している状態。
この二つの事項から常に胸鎖乳突筋(首の筋肉)が一定方向に緊張していたことに加えて、うつ伏せ寝で一夜を過ごした際に断続的に刺激が加わったことが原因と分析した。
その証拠に首の回旋運動において常に違和感があり、その首を支える背中の筋肉(肩甲骨内縁)にも強いコリが発生していた。
【治療の推移】
初回から3回目までの間は週に2~3回めまいが発生することがあった。4回目には1週間にめまいが起きるのは1回だけに減った。
5回目には1週間で一度もめまいが無かったので、経過観察のために2週間の間隔をあけてみた。その結果、2週間後にはめまいを起こす日は一度もなかった。
この方は仕事の癖で首コリが増加しやすい方なので、この首コリが悪化してめまいが再発する恐れがあったため、定期的な身体のメンテナンスが必要なことを認識したため、月に1~2回のメンテナンスのための通院を続けている。
朝起きて突然ぐるぐる回るめまいがして、起き上がれず吐き気も伴った。
すぐにめまいの専門の病院(耳鼻科)に行ったが、原因不明と言われて、めまい止めの薬と吐き気を抑える薬を処方された。
数日しても症状は治まる気配もなく、不安な気持ちから藁にも縋る気持ちで、解決策を探していたところに当院を見つけて来院に至った。
過去にも40~50歳代にふわふわする感じのめまいをたびたび経験していた。
【検査からの身体所見】
一人では来院できなかったため、夫が運転してきて同伴で来院。やっとのことで歩くことができる状態。
首の側面が極度に緊張していた。
首の回旋(左右を向く)に可動域制限があり、右を向くと首筋が詰まる感じがした。動かしづらさを本人も自覚していた。
頚椎の上の方に強いコリがあり、胸鎖乳突筋も強く緊張している。
ふくらはぎがガチガチに張っており、膝から下が冷え切っちる。
●初診(2月19日)
・整体術:頚椎の回旋導引
⇒頚椎の可動域の回復、首周囲の緊張緩和
・鍼施術:後稽、内谷、合谷、三陰交、胞膏、築賓、飛鷹など
⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和による首の回旋運動の改善、ふくらはぎの緊張緩和、胃腸の調子を整えるツボ
●2診目(2月22日)・3診目(2月25日)・4診目(3月5日)
初診と同じ
※鍼施術ではその日の体調により使用するツボが多少変更
●5診目(3月11日)
症状軽減に伴い、通院間隔を2週間おきにあけて体調が崩れないか経過観察とした。その後症状が再発することなく健常な状態を維持している。
【症状の分析】
急性のめまいについては、脳の障害などではなく病院の検査で『異常無し』と言われたものは主に首のアンバランスから起きていることが多い。
首の左右の筋肉の緊張がアンバランスになればその上にある頭も傾いてしまう。その結果、内耳の中の耳石が動いてしまい、めまいを起こすと当院では分析しています。
なので、首のバランスを整えてあげることが最も重要になります。
【治療の推移】
初回施術はめまい発症から4日後であり、吐き気とめまいの強さから単独では来院できず、付き添いで来院だった。
2回目来院時も同じく単独で来院できなかったが、吐き気は治まった。
3回目(治療開始1週間後)には一人で運転して来院できるまで回復していた。日中のめまいの頻度が減り、寝返りや横になる時だけめまいがあった。
4回目来院時には、全くめまいが起きないようになった。趣味のゴルフも楽しめるくらいまで回復していた。
5回目来院時にも同様に1週間で一度もめまいが無かったので、経過観察のために2週間の間隔をあけてみた。その結果、2週間後にはめまいを起こす日は一度もなかった。
めまいが再発しないようにとの想いから、月に1~2回の定期的な身体のメンテナンスのため来院を続けている。
2週間前に突然めまいに襲われたが、治まったと思ったらその1週間後から毎朝に寝起きにぐるぐる回るめまいが続いている。
めまいは毎年1回は発症してすぐに治まっていたが、今回はなかなか治らないので、来院に至った。
【検査からの身体所見】
首の回旋(左右を向く)に可動域制限があり、右を向くと首筋が詰まる感じがした。動かしづらさを本人も自覚していた。
頚椎の上の方に強いコリがあり、肩甲骨の内側は甲羅を背負ったようなコリが強い。
首と背中の境目がわからないような首肩こりの酷さ。咬筋(アゴの筋肉)に強い緊張があり、本人も食いしばりを自覚。
●初診(2月22日)
・整体術:頚椎の回旋導引
⇒頚椎の可動域の回復、首周囲の緊張緩和
・整体術:座骨へのアプローチ
⇒肩こりの原因である座骨周辺の緊張緩和
・鍼施術:後稽、外谷、合谷、会宗、築賓、飛鷹など
⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和による首の回旋運動の改善、背中の張りを緩和させるツボ
●2診目(2月24日)・3診目(2月29日)・4診目(3月6日)・5診目(3月11日)・6診目(3月18日)
初診と同じ
※鍼施術ではその日の体調により使用するツボが多少変更
●7診目(3月25日)8診目(4月4日)
症状改善に伴い、通院間隔を2週間おきにあけて体調が崩れないか経過観察とした。その後症状が再発することなく健常な状態を維持している。
【症状の分析】
飲食店でのウエイトレスをしているため、重たい食器を運ぶことが多いので慢性的に手や腕の筋肉の緊張が生まれて、それが原因で胸鎖乳突筋を中心とした首コリが生じていた。
その証拠に首の回旋運動において常に違和感があり、その首を支える背中の筋肉(肩甲骨内縁)にも強いコリが発生していた。このことから、食いしばりも発生していた。
食いしばり症状は早期の段階で解消した。
また、立ち仕事からふくらはぎが慢性的に緊張していたため、全身の血液循環を悪くしていた。
この胸鎖乳突筋とふくらはぎの緊張が原因でめまいが発症していた。
【治療の推移】
初回から4回目までの間はめまいは続いていた。6回目にはめまいの頻度は減ってきていたが依然として寝起きのめまいは起きていた。
7回目には1週間で一度もめまいが無かったので、経過観察のために2週間の間隔をあけてみた。その結果、2週間後にはめまいを起こす日は一度もなかった。
この方は仕事の癖で首コリが増加しやすい方なので、この首コリが悪化してめまいが再発する恐れがあった。本人自身が定期的な身体のメンテナンスが必要なことを認識したため、月に1~2回のメンテナンスのための通院を続けている。
朝起きて突然ぐるぐる回るめまいがして、起き上がれず吐き気も伴った。耳鳴りがすることと低い音が聞こえづらかった。
耳鼻科でメニエール病だと言われて、めまい止めの薬と吐き気を抑える薬を処方された。
薬でなんとか症状は抑えているが、このまま薬漬けでめまいと付き合うのは嫌であり、めまいを繰り返したくないという気持ちから、新たな解決策を探していたところに当院を見つけて来院に至った。
去年11月にもめまいを発症しており頭位めまい症を診断されいぇいた。
【検査からの身体所見】
首の側面が極度に緊張していた。
首の回旋(左右を向く)に可動域制限があり、右を向くと首筋が詰まる感じがした。動かしづらさを本人も自覚していた。
頚椎の上の方に強いコリがあり、胸鎖乳突筋も強く緊張している。
右側の肩甲骨内側の中間くらいから腰まで一体の筋肉が緊張している。この部分は他人に触れられると拒否反応が出るくらい敏感な様子。
右側のふくらはぎがガチガチに張っており、膝から下が冷え切っちる。寝ているときに足が良くつるとのこと。
●初診(3月24日)
・整体術:頚椎の回旋導引
⇒頚椎の可動域の回復、首周囲の緊張緩和
・鍼施術:後稽、外谷、会宗
⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和による首の回旋運動の改善、ふくらはぎの緊張緩和のツボ
●2診目(3月28日)・3診目(3月31日)
・整体術:頚椎の回旋導引
⇒頚椎の可動域の回復、首周囲の緊張緩和
・鍼施術:後稽、外谷、会宗、三陰交
⇒胸鎖乳突筋の緊張緩和による首の回旋運動の改善、ふくらはぎ及び背中の緊張緩和のツボ
・整体術:腓腹筋の導引
⇒ふくらはぎの緊張緩和
3診目の時点で全く症状ないことから、1週間後経過観察したが症状はないままで安定していたことから治療終了。
【症状の分析】
メニエールは『回転性めまい』『耳鳴り』『難聴』の3つの症状が同時にでることで診断されることが多い。
特に回転性のめまいは立ち上がれないほど辛くなったり、吐き気を伴うので多くのメニエールの方はこの症状の改善したくて来院する。
そして、この方のように胸鎖乳突筋の強い緊張が原因となって、首の左右の筋肉の緊張がアンバランスになればその上にある頭も傾いてしまう。
その結果、内耳の中の耳石が動いてしまい、めまいを起こすと当院では分析しています。
なので、首の筋肉のバランスを整えてあげることが最も重要になります。しかし、首の筋肉に直接施術しても本当の原因は首には無いのでバランスは整いません。
首をアンバランスにしてしまう本当の原因とは、この方の場合は工場で下を向きながら手作業を毎日続けているため、慢性的に手や腕の筋肉の緊張があることが本当の原因である。
なので、手や腕に鍼をすることで首の筋肉は調整できた。
そして、この方で特徴的なのはふくらはぎの強い緊張から全身の血流も悪くなっているのでその点も改善する必要があった。
【治療の推移】
初回施術はめまい発症から5日後であり、来院時も苦悶の表情であった。施術直後は鍼治療が初めてであったことから、だるさを感じていた。
しかし、翌日には気分もすっきりしておりめまいは治まっていた。加えて耳鳴りや難聴も全くない状態であった。数日間はめまいは治まったままであった。
2回目来院時は少し回った感じはあるが良い状態を維持できていた。
3回目(治療開始1週間後)には全くめまいは無くなっており普段どおりの体調へと回帰していた。
その1週間後の4回目の来院時も同様に全くめまいは無いとのことなので治療は終了した。
鍼灸師の杉浦 里佳です。私のプロフィールを紹介します。
さらに詳しく知りたい方はは下部の『詳しいプロフィールを見る』をご覧ください。
私は過去に体の不調が突然おとずれ、そんな時は心も不安定になっているという経験を何度もしました。
鍼治療は、心の状態を体から良くすることができます。今抱えているお悩みを私達にお話しください。
心と体の声に耳を傾け、お体を良くすることで心も健康になるお手伝いができるよう努めてまいります。
是非私にお任せください。
鍼灸師の渡辺賢司です。私のプロフィールを紹介します。
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私は人生の様々な場面で鍼灸治療に助けられてきました。
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